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【攻略、感想】彫刻の森と彼方の記憶(謎解き、ネタバレ無し)

2021年10月13日

攻略データ

プログラム名彫刻の森と彼方の記憶(takarush BLACKLABEL)
謎解きスタイル周遊型(屋外施設、公園系) ※プレイ人数1人~
難易度★★★★★★★☆☆☆(10段階評価)
移動距離彫刻の森美術館 敷地内
実際に要した時間140分(公式想定 180分~)
特に必要となる力読解力、観察力、注意力、推理力、ひらめき力
必要なものスマホやタブレット(インターネット使用)
キット購入料金2,300円(税込)
※別途「彫刻の森美術館」入園料が必要(詳細は、記事参照
公式情報彫刻の森と彼方の記憶||takarush BLACKLABEL

※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます

※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」「料金」をご確認ください。

※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください

タイトル画像「彫刻の森と彼方の記憶」

注目のポイント

  • 彫刻の森美術館の芸術作品と深くリンクした謎解き&ストーリー
  • 自然に囲まれ、体験型の芸術作品も多く、アクティブに楽しめる美術館が舞台
  • 謎解きボリューム満点、謎を解く楽しさを感じられる本格的な内容

-はじめに-
今回の記事は、箱根「彫刻の森美術館」を周遊する謎解き「彫刻の森と彼方の記憶」にチャレンジした攻略レビューをお届けします。

箱根の広大な自然に囲まれ、立ち並ぶ芸術作品たち。美術館の不思議な雰囲気と謎解きの相性もバツグンで、大満足の体験をすることができました。

所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、彫刻の森の芸術作品と深くリンクした謎解きの見所など。気になる情報を徹底紹介しています。

下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。

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「彫刻の森と彼方の記憶」の概要

概要「森の彫刻たちに導かれる、記憶を無くした女性の物語」

彫刻謎「謎解きキットと展示オブジェ」の写真

謎解きキットはペグシル(筆記具)付です

「ここは、どこ・・・?」

気が付くと私は、見知らぬ森にぽつんと立っていました。
名前はおろか、自分のことは何も思い出すことが出来ません。

「おはよう、やっと来たわね」

頭の中に響く声、手元には一冊のスケッチブックが現れました

「あなたは、私を知っているんですか? 私はどうすればいいんでしょうか…?」
「探すしかないわ、この世界で”自分”をね」

私は声に導かれるように、彫刻の森へ入っていきました――。

「彫刻の森と彼方の記憶」の導入ストーリーは、上のようになっています。

「彫刻の森美術館」は、箱根の広大な自然の中に、彫刻を中心とした芸術作品が展示されている屋外型ミュージアムです。近年ではアスレチック要素のある体験型の作品や、写真映えするスポットで人気になっていますね。

今回の謎解きでは、問題を解いていくことで、敷地内の主要な箇所を周回できる構成になっていました。普段、私は美術館に訪れることがほとんどないのですが、謎解きと一緒に周ることで、自然と芸術作品の魅力に触れることが出来たと思います(謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください

また、謎解きと共に語られるストーリーは、彫刻の森の雰囲気に相応しい「ミステリアス」で前向きな気持ちになれるお話。主人公と一緒に森の中へ迷い込むような、不思議な感覚を味わうことが出来ました。

彫刻謎「木材ドーム」の写真

木材ドームの中には、カラフルなハンモックが。小学生以下のお子さんは跳んだり跳ねたり遊べます

彫刻謎「球体オブジェ」の写真

箱根の大自然の中に配置された展示作品は、大迫力の見応え

 

所要時間の目安

実際にかかった所要時間:140分
公式の想定プレイ時間:180分~)

プレイの所要時間は「140分」でした。途中、休憩はほとんど挟んでいません。私は以前にも「彫刻の森美術館」を訪れたことがあり、何がどこにあるか何となく覚えていたため、迷うこともありませんでした。それでも2時間を優に超えるボリュームです

思っていた以上に問題数も多く、周遊距離も長かったです。今回の謎解きは、園内で最終報告をする必要があり、受付時間が16:00までとなっています。遅くとも昼過ぎには、プレイを開始したいですね。

開館時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
発見報告可能時間:10:00~16:00
※彫刻の森美術館「本館ギャラリー」
お出かけ前に最新状況を公式サイトで必ずご確認ください
公式リンク:彫刻の森美術館

展示物をゆっくり鑑賞しながらのプレイ(又はヒントを見ながらのプレイ)で3~4時間慣れている人が謎解きに専念したプレイで2~2.5時間が所要時間の目安になると思います。

彫刻謎「園内入口付近と本館ギャラリー」の写真

園内入口付近。右手に見える建物「本館ギャラリー」でキット販売や最終報告を受け付けています

チケット情報(通販情報など)

謎解きキット料金:2,300円(税込)
※販売場所:本館ギャラリー(園内)
※別途、彫刻の森美術館の入館料がかかります

謎解きキットは、美術館のチケットカウンターではなく、入園後に「本館ギャラリー」で販売しています(最終報告も同じ場所)入口付近のわかりやすい場所です。

彫刻の森美術館の入館料は、別に払う必要があり、次表のような料金になっています。ネット割引や電子チケット割引などで100円程度安くなるサービスもしているので、利用するとお得になりますね。詳細は公式サイトをご確認ください。

公式リンク:彫刻の森美術館

彫刻の森美術館 入館料
(税込)大人大学生・高校生中学生・小学生
入館料金1,600円1,200円800円

※学生の方は証明書の提示が必要です

彫刻謎「謎解きキットとガイドマップ」の写真

謎解きキットとガイドマップ

キット通販情報

謎解きキットは、事前にタカラッシュ!さんの公式ネット通販「宝探しSHOP」で購入しておくこともできます。プロローグストーリーや注意事項、序盤の問題などに目を通しておけるので、便利ですね。

但し、送料が別途かかるため、他の物との一緒に購入したり、時期によってはお得なキャンペーンをしていることもあるので、上手に利用したいですね。

※謎解きには現地探索が必要です

※引用元:タカラッシュ!公式「宝探しSHOP」より

概要のまとめ、注意が必要に感じたこと

ココがポイント

《概要のまとめ》
・彫刻の森美術館を舞台に、展示物を鑑賞しながら謎解き
・記憶を無くした女性が、彫刻の森で自分探しをするミステリアスな物語
・問題数も多く、園内の移動距離も長め。ボリュームたっぷりの本格謎解き

《注意が必要に感じたこと》
・探索は、ほぼ屋外となるため天候に注意
彫刻の森美術館の入館料は謎解きキットに含まれず詳細はこちら
・園内で最終報告する必要があり、受付時間に注意
開館時間:9:00~17:00(最終入館16:30)
発見報告可能時間:10:00~16:00
※彫刻の森美術館「本館ギャラリー」
お出かけ前に最新状況を公式サイトで必ずご確認ください
公式リンク:彫刻の森美術館



難易度や謎解きの特徴は?

特徴「展示作品の特徴から解き明かす、大ボリュームの謎解き」

彫刻謎「作中に登場する展示作品」の写真

実際の展示作品が、作中にも登場します

謎解きは、周遊タイプの王道をいく内容でした。謎解き用にアレンジされた園内マップがあり、問題を解くことで次に向かう場所がわかる仕組みです。

問題のジャンルは、一般的なクイズやなぞなぞに、付近の展示物の色や形・デザインといった特徴を絡めた問題が多く、謎解き用の情報が看板で掲示されていることもありました。

また、付属シールをペタペタと冊子に貼り付けていく問題や、おりがみの様な作業問題もあり、お子さんが喜びそうな仕様です。ただ、序盤から問題の難易度はやや高めで、小学生以下のお子さんは、大人の補助が必要になるかもしれません。

中盤からはさらに難易度も上がり、推理力やひらめき力も試されました。少ない情報から、どう解決の糸口をつかむか・・・といった「最後の謎」でもおかしくない内容が、中盤から出題されました。公式案内では難易度☆3となっていましたが、タカラッシュ!さんの他の☆3コンテンツと比較しても、難しい部類です。

どうしても解けないときは、公式ヒントが用意されています(閲覧には、タカラッシュ!さんが運営する『ハンターズビレッジ』の無料会員登録が必要。ハンターズビレッジのポイント獲得が減点されます※)

ハンターズビレッジのポイント制については次のリンク先をご覧ください
公式情報:ハンターポイントとは

彫刻謎「ステンドグラスの建造物」の写真

ステンドグラスで内装された建造物を探索する機会も

終盤の謎「導かれる森の深淵、手持ちのキットもフル活用」

ここまででも、園内をかなり歩き回っていましたが、終盤ではさらに「彫刻の森」の深淵に迷い込んでいくような探索が待ち受けていました。周遊タイプの謎解きの醍醐味である「どこへ向かうかわからないドキドキ」をかなり刺激される内容です。

森の深淵で、最後の謎解きに必要な情報を手に入れた後は、それ以上の探索の必要はないので、机のある場所でゆっくり解くのがオススメです。但し、最終報告は園内の受付で実施するので、園外に出ないように注意したいですね。

最後の問題は、手持ちのキットをフル活用しました。かなり細かいところまで観察と注意の目を向ける必要があります。心して挑みたいですね。必要な情報は、意外なもので隠されているかも知れません。

また、最終報告は16時まで(本館ギャラリー、キット販売場所と同じ)となっています。時間が間に合いそうになかったら、公式ヒントを活用した方が悔いが残らないかもしれません。

彫刻謎「森の深淵」の写真

物語の終盤では、鬱蒼とする森の中へ

エクストラ謎(クリア後のおまけ)

本編は最終報告(発見報告)までで終了ですが、正解すると受付で「エクストラ謎」を貰うことができます。エクストラ謎は、報告の必要なく、自宅で解くことも可能です。一見、不必要に思えるキットの残りも全てとっておきましょう

エクストラ謎は、おまけ要素が強く、本編と比べてそれほど難易度も高くありません。私は7~8分ほどで正解することができました。ですが、本編ストーリーを補完する物語になっており、余韻を楽しむのに丁度良い内容でした。

まだ使っていないキットやアイテム類の残りに、よくよく目を凝らしてみると、いいかもしれません。

おまけのイラスト

難易度の目安、攻略コツまとめ

ココがポイント

《難易度の目安》
中学生以上のプレイが想定(小学生以下のお子さんは、大人の補助が必要かも)
・タカラッシュ!さんの他の☆3難易度のコンテンツと比較しても難しい部類
(謎解きに慣れていない人も、公式ヒントを見ながら楽しんでプレイする事が可能なレベル

《攻略のコツまとめ》
・問題数多く、移動距離もある。最終報告16:00までのため、早めの行動を
中盤から推理やひらめきが試される難問有り。躓く場合は公式ヒント活用
最終問題は、机のある場所でじっくり取り組もう。手持ちキットに目を凝らして観察
・エクストラ謎(おまけ)は、自宅でもプレイ可

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実際に遊んでみたリアルな感想

感想「周遊謎解きの楽しさが、存分に詰め込まれたタカラッシュ!さんの力作」

彫刻謎「園内を見下ろした」の写真

見晴らしの良い場所から園内を見下ろした様子

「彫刻の森と彼方の記憶」は、タカラッシュ!さんが制作する謎解きの良い部分が詰め込まれた内容で、プレイ後に高い満足感がありました。

・現地探索では、どこに向かうかわからないドキドキ
・シールを貼ったりアナログキット弄る、手を動かし作業をする楽しさ
・同じ問題も条件や見方が変わることで、姿が変化する謎解きギミック
・謎解き後の余韻を楽しむことができるエクストラ謎(おまけ謎)

上のような内容に加えて、彫刻の森の見所を周回でき、展示物の不思議な魅力とストーリーの雰囲気もとても合っていて、質の高い物語体験になっていたと思います。

彫刻の森で、タカラッシュ!さん制作の謎解きが開催されるのは、今回で3回目ですが、私は前作も現地プレイをしました。大人の琴線に触れるストーリーや、想像以上の本格的な謎解きに夢中になりましたが、今回も期待を裏切らない内容でした。

謎解きとしては大人のプレイが想定されているかな~と思いますが、彫刻の森美術館は、体験型アート作品も多く、お子さんも含めたご家族で一日楽しめる場所です。

彫刻謎「目玉焼きの展示品」の写真

写真映えするスポットや、ユーモアある作品も

彫刻謎「ピカソ館前の展示品」の写真

謎解きで訪れないスポットも改めて鑑賞したいです

行楽の秋、謎解き好きや美術館好きカップルのデートや、ご家族のお出かけに利用するのにバツグンに適した周遊タイプの謎解きではないかな~と思いました。

ちなみに前作「彫刻の森と星の塔、芸術家ステラ最後の謎」は、バーチャルプログラム(現地映像を見ながら謎解き)として自宅で遊べるキットになっています。ご興味のある方はチェックしてみてください(時期により在庫切れの場合あり、ご了承ください)

それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!

※引用元:タカラッシュ!公式「宝探しSHOP」より

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