攻略データ
コンテンツ名 | AIによる世界支配からの脱出(SCRAP) |
難易度 | ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価) |
ボリューム | ★★★★★☆☆☆☆☆(10段階評価) |
ストーリー性 | ★★★★★★★★☆☆(10段階評価) |
プレイ人数 | 1人~(推奨 2人程度) |
実際にかかった時間 | 100分(公式想定 90~120分) |
必要になる力 | 注意力、観察力、推理力、ひらめき力 |
必要なもの | PC・スマホ・タブレットなど(インターネット使用) |
購入料金 | 2,800円(税込) |
公式情報 | 【公式】オンラインリアル脱出ゲーム×サマーウォーズ「AIによる世界支配からの脱出」 |
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※ご注意:ご購入前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」「料金」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- サマーウォーズとリアル脱出ゲームがコラボ! 映画の後日譚を描くオリジナル設定
- 仮想世界を舞台に、原作キャラたちと協力して「ハッキングAI」に立ち向かう!
- 仮想世界の謎解きは、ちょっと手強いものばかり。「ひらめき」を駆使して解き明かそう
-はじめに-
今回の記事は、映画「サマーウォーズ」とリアル脱出ゲームがコラボしたオンライン謎解き「AIによる世界支配からの脱出」にチャレンジしてみた攻略レビューをお届けします。
原作でも重要な役割を果たした仮想世界(オズ)を舞台に「仮想現実」や「コンピューティング」を想起させるやや難度の高い謎解きが楽しめました。原作キャラと一緒にプレイヤーが活躍できるストーリーも、ファンには嬉しい内容ですね。
所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、チケットを購入したらすぐに遊べるオンラインリアル脱出ゲームならではの特徴など。気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
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サマーウォーズ×リアル脱出ゲーム「AIによる世界支配からの脱出」の概要
概要「仮想世界で謎解きヴァーチャル体験、ハッキングAIと対決」
インターネット上の仮想世界<OZ>(オズ)
<OZ>のユーザーであるあなたは、ある日、仮想世界へログインできないエラーに気付く。何とかアクセス出来ないかと試行錯誤するうちに、<OZ>を支配しようと企む謎の「ハッキングAI」との戦いに巻き込まれていく・・・。
かつて世界を震撼させたハッキングAI「ラブマシーン」の暴走を食い止めた人々と協力し、再び<OZ>を救うための挑戦が始まる。
「AIによる世界支配からの脱出」の導入ストーリーは、上のようになっています。
今回の特徴は、PCやタブレットなど手元の端末を通して、OZの世界へアクセスしているような仮想現実(ヴァーチャル)風の体験ができることです。
原作映画でも重要な舞台となったOZの世界。実際に「ログインID」や「パスワード」を設定し、アバター(自分の仮想世界での分身)まで作り込む演出に、謎解きが始まる前からワクワクしました。
アバター制作では、身体のフォルム、髪型、表情、色合いなど細かく幾つもの選択肢が用意されていて、実際のソーシャルゲームで採用されていてもおかしくないこだわりが感じられました。
ハッキングAIと対決するオリジナルストーリーは、映画の後日譚にもなっており、プレイヤー自身が登場人物の一人となって、原作キャラクターたちと協力する内容は、体験型イベントならではの特別な物語体験ができました(ゲーム演出の多くは静止画で、動画や声優さんによる音声演出はありませんでした)
謎解きの内容としては、問題数が多くないものの、一問一問の難易度がやや高めで、クリアしたときに十分な満足感がありました。仮想空間や、コンピューティングを意識した謎解きが多く、そのような世界感が好きな人にはたまらない内容かと思います(謎解きの詳細は、後述をご覧ください)
所要時間の目安
実際にかかった所要時間:100分
(公式想定:90~120分)
私は、2人で協力し、クリアまでに「100分」かかりました。公式で想定された範囲内のプレイ時間ですね。
動画や音声演出が無く、画像とテキストによる進行がメイン。映像視聴でストーリーを把握する必要がないので、謎解きをしていない時間が短めでした。プレイ時間中、ほぼ謎を解くことに集中していたと思います。
そのため、プレイ時間は謎解きがスムーズに解けるかどうかで大きく変わってくると思います。謎解きに慣れている人で90分前後、慣れていない人が公式ヒントを見ながらプレイして120分前後くらいがプレイ時間の目安です。
チケット情報、プレイ動作環境など
チケット情報
チケット料金:2,800円(税込)
店舗版キット:3,000円(税込)
今回の謎解きは、自宅でプレイできるオンラインリアル脱出ゲームですが、手元の「謎解きキット」がありません。オンラインでチケット購入後、案内されるゲームサイトへアクセスすると、すぐにプレイすることができます。
リアル脱出ゲーム関連施設で、店舗販売版も購入できますが、オンラインチケットより200円高くなっています。封入物は「ゲームサイトへのアクセスURL(QRコード)」、「注意事項シート」、店舗販売版限定の「うちわ」で、ゲーム内容はオンラインチケットと一緒です。
プレイ動作環境
プレイの中心がゲームサイト上になるため、チケット購入前にお使いの端末が動作環境を満たしているか確認しておくと安心ですね。公式サイトで動作確認テストが出来ます。ブラウザ上でお絵かきができるか確かめる内容で、ちょっと変わっていますね。
公式サイト:動作確認テスト
※2021年7月8日現在、ゲーム動作に不具合があり、以下の端末でのプレイが推奨されています。
PC
[Google Chrome (バージョン91以降)]
[Microsoft Edge(バージョン91以降)]
それ以外の端末では、動作が正常に行われない可能性があります。ご注意ください。不具合の改善状況など、最新の情報は、公式サイトをご確認ください。
公式サイト:お知らせ
概要のまとめ、注意事項
ココがポイント
《概要のまとめ》
・映画の後日譚を描くオリジナルストーリー、ハッキングAIから<OZ>を救う内容
・細かく設定できる「アバター」など、手の込んだ仮想世界の演出が楽しい
・コンピューティングを意識した謎解き問題は、問題数が少ないもののなかなかの手応え
《注意事項》
・オンラインチケット、店舗販売版ともにゲーム内容は一緒
(店舗販売版には、オリジナルうちわ等が封入)
・ゲームサイトURLはチケット毎に異なります。複数端末から同時アクセスはできません
(プレイ人数分のチケットが必要)
・ゲームクリアすると、再度ゲームサイトへのアクセスが出来なくなります
(特典画像の保存など、やり残しがないよう注意)
・チケット購入前に、使用端末の動作環境テストをしておくと安心
※2021.7.8現在
PC
[Google Chrome (バージョン91以降)]
[Microsoft Edge(バージョン91以降)]
によるプレイが推奨されています。
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「仮想現実やコンピューティングをモチーフにゲーム感覚の謎解き」
今回の謎解きは、OZの世界感にマッチするように、仮想現実やコンピューテュング風の味付けがされているのが特徴でした。
ネット検索が必要になる一風変わった知識問題があったり、仮想世界を構築するプログラミングを体験するような問題など。仮想世界に巻き起こった諸問題を謎解きで解決していく感じがとてもよく表現されていました。
WEBゲーム感覚が強く、ブラウザの特性を生かした要素もあり、アナログのリアル脱出ゲームに慣れている人には、新鮮な謎解き体験が出来ると思います。
謎解きに慣れていない人のために、丁寧なヒントも用意されているので安心してプレイすることができますね。
最後の謎「ハッキングAIの裏をかく、頭脳バトルに勝利しよう」
終盤のステップには大きな問題が2つあり、高いひらめきが必要になる点は共通していますが、それぞれに性格の違う面白い内容でした。
1つは、ブラウザゲームの特性を生かしたパズル問題で、思い込みを捨て、発想の転換が求められる内容で、スマホアプリの「脱出ゲーム」にありそうな面白さがありました。
もう1つは、限られた手段で迫る危機を回避する王道の「リアル脱出ゲーム」らしさがありました。仮想世界の固有の事象やルールを逆手にとって、ハッキングAIの裏をかく展開は、まさに頭脳バトルといった感じでとてもテンションが上がりました。
私は前者の方に時間がかかってしまいました。WEBゲーム謎解きになれていないと、ちょっと手間取るかも知れませんね。
難易度の目安、攻略コツまとめ
ココがポイント
《難易度の目安》
・謎解き中級者以上が楽しめる難易度。問題数は少ないが1つ1つの問題にかかる時間が長め。謎解きに慣れていない人は、ヒントを見ないと解けない問題が多いかもしれません。
《攻略のコツまとめ》
・ネット検索が必要になる知識問題や、WEBゲームに近い問題など。躓いたら無理せずヒントを活用しよう
・終盤の問題では、目に見えている思い込みを捨て、発想の転換が必要になることも
・仮想世界の固有の事象やルールに注目して、ハッキングAIの裏をかく戦略を考えよう
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実際に遊んでみたリアルな感想
感想「OZの世界を再現したゲームサイトそのものが大きな演出の柱」
自分だけのアバターを作り、仮想世界で活躍できる演出は、サマーウォーズの映画の世界感を肌で感じられる楽しさでした。
残念ながら、アニメ映像や原作声優さんによるセリフなどはありませんでしたが、ゲームサイトの作り込みに全力が注がれていたと思います。自宅から自分の端末を利用して、仮想世界OZにアクセスしているという臨場感そのものが、今回の演出の柱だったのではないでしょうか。
細かいカスタマイズが用意されている「アバター作成」では、ゲームが始まる前から時間を忘れて思わず熱中してしまいましたし、あくまでプレイヤー視点にこだわったストーリー展開は、派手な演出がなくても、自分が物語の登場人物になっているリアリティがありました。
派手な演出が少ない分、謎解きに集中しやすい仕様だったとも思います。SCRAPさんの他の「オンラインリアル脱出ゲーム」と比較しても、序盤から比較的難しめの問題も多かったです。
例えば、アバターなどの作成が終わって、いよいよ本編スタート・・・と思いきや、謎のエラー画面が表示されます。実はこれが最初の謎解きになっているのですが、説明なども一切無し。これを不親切と受け止めるか、OZユーザーとしての臨場感と受け止めるかで、評価も分かれそうですし、難易度を上げている一端とも思います。私はとても楽しめました。
サマーウォーズを制作した「スタジオ地図」さんの新作映画はもちろん、サマーウォーズの映画も改めて見直してみたいなあと思えるリアル脱出ゲームでした。
それでは最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!