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【攻略、感想】リアル脱出デリバリー「青梅雨に届いた手紙」(所要時間、難易度、ネタバレ無し)

2021年6月6日

攻略データ

公演名青梅雨に届いた手紙(SCRAP)
公演のスタイルリモート公演(チーム制4~6人)
難易度★★★★★☆☆☆☆☆(10段階評価)
脱出成功率-%
※厳密な制限時間なく、最後までプレイ可
プレイ時間60分(所要時間90分)
※本編プレイ60分は制限時間ではなく目安
特に必要となる力注意力、情報分析力、手先の器用さ、コミュニケーション
公式ヒントあり(ヒントサイトの閲覧可)
参加料金6人チームチケット 18,000円(税込)
5人チームチケット 15,000円(税込)
4人チームチケット 13,200円(税込)
※上記グループチケットのみ販売、GoToイベント割引対象(詳細は記事参照
公演情報リアル脱出ゲーム・デリバリー 青梅雨に届いた手紙

※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます

※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」「料金」をご確認ください。

※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください

タイトル画像「青梅雨に届いた手紙」

注目のポイント

  • 自宅にいながらリモートで公演タイプのリアル脱出ゲームが遊べる
  • 手元に届く「謎解きキット」で、アナログならではの問題も盛りだくさん
  • リアルタイムなスッタフさんによる演出。臨場感の高い物語体験

-はじめに-
今回の記事は、リアル脱出ゲーム・デリバリー「青梅雨に届いた手紙」に挑戦してみた攻略レビューをお届けします。

自宅からリモート(ZOOM使用)で参加する公演タイプのリアル脱出ゲーム。リアルタイムにスタッフさんの演出があることで、会場で行うものより深い物語体験を楽しめたように思います。

所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、リアル脱出ゲーム・デリバリーならではの見所や特徴など。気になる情報を徹底紹介しています。

下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。

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リアル脱出ゲーム・デリバリー「青梅雨に届いた手紙」の概要

概要「自宅に届くキット&ZOOMの通信で、公演タイプの謎解き」

あおつゆ「謎解きキット一式」の写真

オリジナルレターボックスに入って届くキット一式

『アットホームズ探偵事務所』

小さな事件を在宅調査で解決していく。あなたは、そんな探偵事務所の一員。
ある日、ひとりの少女から依頼が舞い込んだ。

「亡くなった父が遺した、宝探しの謎を解き明かしてください」

父はなぜ娘に謎を遺したのか。宝とは一体何なのか。
少女からあなたの自宅に、謎の入った手紙が届く――。

リアル脱出ゲーム・デリバリー「青梅雨に届いた手紙」の導入ストーリーは上のようになっています。

このゲームの特徴は、手元に届く「謎解きキット」を用いて、自宅からリモートで「リアル脱出ゲーム」に参加する点です

公演日時が決まっており、チケット購入後に謎解きキットの郵送申込みをオンライン上で行います。申込みフォームのURLを共有することで、参加者各自がフォームから申し込むことができました(郵送の詳細は、後述をご覧ください

実際の公演では、届いた「謎解きキット」の他に「ZOOM」と「LINE」アプリを使用します。動画視聴や自動音声もありますが、スタッフさんによるリアルタイムの進行と演出がゲームの中心になります。この体験がとても新鮮でした。

ゲームスタート前のZOOM画面の様子

ゲームスタート前のZOOM画面の様子

ゲーム中は、ZOOM画面でお互いの顔を見ながら、協力プレイをしていきます。私はZOOM環境になれていなかったので、初めのうち恥ずかしくて遠慮がちでしたが、気が付くと熱のこもったコミュニケーションをしていました。そしてスタッフさんによるリアルタイムの演出は、臨場感もバツグン。

会場で行うリアル脱出ゲームは、物語の世界に入り込んだような体験ができますが、今回はリモート会議アプリを使用したコミュニケーションによって、現実世界に非日常が現れたような、そんな体験をすることができました。

男の子探偵のイラスト

所要時間の目安(制限時間は無し)

ゲーム時間の目安:60分(厳密な制限時間無し)
オープニング等含めた全体の所要時間:90分

ゲーム時間の目安は「60分」です厳密な制限時間は無く、物語の結末までひと通り楽しむことができます。とは言え、公演時間に限りはあるので、途中で謎解きに躓いた際は、ヒント閲覧を促されたり、スタッフさんによる誘導があります。

公式サイトの案内では「60分」の時間カウントが表示されるとありましたが、私が参加した際は、そのようなカウントもありませんでした。5人プレイでゲーム部分に約「70分」、全体の所要時間は「90分」(公式想定 100分)でした。

全体の所要時間は「90~100分」程を見込んでおくと良いかと思います

チケット情報(券種はグループチケットのみ)

チケット券種は「グループチケット」のみの販売です。4~6人で料金が変わり、1~3人ではプレイすることができません。6人プレイが想定されているため、4~5人プレイでは一部の問題で補助キットを使用することになります。

こちらの公演は、GoToイベントの割引対象にもなっています。期間中は、特に手続きなど無しで、割引価格でチケット購入できます。

チケット券種通常料金GoTo割引料金(※1)
4人グループチケット15,200円(税込)
3,800円/人
13,200円(税込)
3,300円/人
5人グループチケット17,000円(税込)
3,400円/人
15,000円(税込)
3,000円/人
6人グループチケット18,000円(税込)
3,000円/人
16,000円(税込)
約2,667円/人(端数切上げ)

※1 GoToイベントは、2020年10月29日~2021年1月31日の予定でしたが、「2021年12月31日」まで延長されました。詳細につては、次のリンク先も参照してください
SCRAP公式リリース:Go To イベントキャンペーンに対応します! | SCRAP

チケット購入前に必ず公式情報をご確認ください
公式サイト:チケット情報

スタート時間
平日(火曜休演)(1日2回公演、各回1チームのみ)17:45~、20:00~
土日祝(1日4回公演、各回1チームのみ)12:15~、14:30~、17:45~、20:00~

平日は1日2回(火曜休演)、土日祝は1日4回の公演時間が設定されています。各回1チームのみの販売で、人気の日時は早い段階で売り切れています。月中旬に翌月のチケットが発売、土日祝や平日夜の人気が高いようです。

また、このゲームでは、公演6日前までに謎解きキットの郵送申込みをする必要があるため、プレイ予定日から6日以内のチケットは、締切りになってしまい購入できません。早めにチケット購入する必要がありますね(謎解きキットの郵送については、次項をご覧ください

あおつゆ「補助キット」の写真

4~5人プレイ時は補助キットを使用(写真は5人用)

謎解きキットのデリバリー(郵送)について

このゲームでは、公演6日前までに謎解きキットの郵送手続きをする必要があります。

チケット購入者宛てに、郵送手続きの「申込みフォームURL」と「申込み番号」がメール送信されます。これらを共有することで、代表者が取りまとめる必要なく、参加者各自で郵送手続きをすることができます(住所、氏名などは運営側のみに連絡されます)

また、同一の場所からプレイする場合は、複数キットを同じ場所へ郵送することもできます。プレイ当日も、1つのZOOM画面から複数人で参加できます。但し、2~3人までがゲーム演出上の限界かと思われます。同じZOOM画面からの参加は、2人までが適当かと思います。家族でプレイする場合は、PCと部屋を分けてプレイするなど、工夫したいですね。

おおまかな流れは、次のようになっていました。

1.代表者がチケット購入

2.チケット購入完了メール受信(即時)
「申込み番号」「郵送申込みフォーム」のURL記載
※申込み番号は、チケット固有の番号。参加メンバー以外に知られないよう注意

3.公演日の6日前までに、郵送申込み
※「申込み番号」「申込みフォームURL」の共有で、参加者各自が手続き
期日までに申込みしないと、公演までにキットが届かない可能性あり
※郵送されるキットは、各自内容が若干異なる

4.チケット購入者へ、当日アクセスするZOOMのURL送信(前日21:00まで)
※私は前日21:00ちょうどにメールが届きました

5.当日、予定時間10分前からZOONへアクセス可
※事前に参加者全員をメンバーにしたLINEグループ作成
(参加者以外がメンバーにいるオープンチャット不可)
※ZOOM表示のアカウント名と、LINEアカウント名を同一にする
(スタッフさんが、プレイヤーを把握しやすくする為と思われます)

あおつゆ「キット郵送申込みフォーム」の写真

郵送申込みフォームの画面(URLをメンバーで共有可)

概要のまとめ、注意事項

ココがポイント

《概要のまとめ》
・小さな事件をリモートで在宅調査する探偵になりきって、父を亡くした少女の依頼を受けるストーリー
自宅に届くキット、ZOOMアプリ、LINEアプリを使用して、リモートでプレイするリアル脱出ゲーム
ZOOMやLINEではスタッフさんによるリアルタイムの演出、臨場感の高い物語体験
・厳密な制限時間無しで、物語を最後まで楽しむことができる
※プレイ時間に限りはあるため、ヒント閲覧やスタッフさんによる誘導あり

《注意事項》
・公演6日前までに謎解きキット郵送手続き必要
※チケット購入段階で、7日先以降しか購入できません
・ZOOM、LINEアプリ、安定通信が行えるインターネット環境が必須
・一部の問題でハサミを使用

・グループチケットのみ販売。3名以下、7人以上ではプレイできない
※6人プレイ想定のため、4~5人では一部の問題で補助キット使用
・その他、公演までの流れや細かな注意事項は記事参照



難易度や謎解きの特徴は?

特徴「アナログキットをあれこれする問題、ZOOMを用いてリモート協力」

あおつゆ「アナログキット」の写真

キットを折ったり重ねたりするアナログ問題も多い

今回の謎解きは、自宅に届く謎解きキットをオンライン上で手に入る情報を利用しながら解き明かしていく問題がメインになります

アナログ問題ならではの「問題用紙を折ったり」「重ねたり」するような作業を伴うため、若干手先の器用さが必要でした。一部の問題では、ハサミも必要になります。

会場で行うものと比較すると、テーブルに用意されているアイテム類が郵送で届き、会場を探索したり司会者さんによる演出部分がオンラインで行われるといった感じです。オンラインリアル脱出ゲーム・デリバリーと称されている通りですね。

ただ、会場で行われるものをそのままオンライン化したわけではなく、ZOOMやLINEアプリ、又はインターネット環境だからこそ出来る演出や、謎解きの解法も盛りだくさんでした。

例えば、手元に届くキットはプレイヤーによって若干内容が異なるので、ZOOMでお互いの内容を確かめ合ったり、ZOOM画面に目をこらしてみたり。コミュニケーションに主点が置かれた謎解きが多かった印象です。

協力するイラスト

厳密な制限時間なく、ヒントも充実

公式でヒントサイトが用意されており、ゲーム開始前に案内されます。また、何をしたらいいか分からなくなってしまった場合は、ZOOMの文字チャット(「お知らせ」機能)で、スタッフさんによる誘導もありました。

厳密な制限時間もなく、配慮が行き届いた状態で物語りの最後まで辿ることができました。ZOOMに不安があったり、謎解きに慣れていない人でも安心してプレイできると思います

ヒントを囁くイラスト

難易度の目安、攻略コツまとめ

ココがポイント

《難易度の目安》
・謎解きになれている人ならば、ヒント無しでクリアできる難易度。厳密な制限時間もなく、スタッフさんの誘導で最後までひと通り楽しむことができる

《攻略のコツまとめ》
キットは各自内容が異なる。ZOOMを利用して情報共有しよう
・物語の登場人物になりきって、調べられること、聞けることは何でもしよう
・躓いてしまうときはヒントも活用して、物語を楽しむことも忘れずに

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実際に遊んでみたリアルな感想

感想「会場でプレイするより、物語への没入感が高いかも!?」

あおつゆ「クリア画像」の写真

クリア後、アンケートに答えると貰える画像

今回の内容は「臨場感の高い物語体験」に主な目的があったように思います

もちろん謎解き部分にも、工夫が施されており、サプライズを感じる仕掛けや、解けたときに喜びが感じられる「ひらめき」問題もありました。ですが、難易度はさほど高くなく、躓いた時にはヒントなどのサポートも充実しています。問題に集中して解いていくよりは、物語を楽しむためのスパイスとも捉えられました。

現在、「オンラインリアル脱出ゲーム」と名前の付くものの多くは、オンライン上の「動画」「画像」「テキスト」にアクセスして楽しむ、プレイヤー側からの一方向アクションのものが殆どです。一部、プレイヤー同士のリモート協力や、スタッフさんに指示して会場内のリモート探索を楽しめるものもありますが、今回のようにリアルタイムの進行があり、スタッフさんの演出が物語に深く関係してくる内容は、とても新鮮でした

ZOOMでのコミュニケーションは、始めのうち恥ずかしく、遠慮がちでしたが、物語の登場人物として振る舞うようになるに連れて、自然になっていきました。アットホーム探偵事務所の一員に成りきることが、今回のリアル脱出ゲームを楽しむ一番のコツかなあと思います。

あじさいと手紙を運ぶハト

オンラインリアル脱出ゲーム「封鎖された人狼村からの脱出」や「封鎖された魔王城からの脱出」をプレイされた方なら、あのZOOM会議風の動画をリアルタイムで行っている感覚と思えば、とても近いと思います(「封鎖された~」シリーズのように、疑心暗鬼の議論にはなりません)

平日、夜の時間(20:00スタート)設定もあるので、仕事が終わってそれぞれの自宅から気軽にアクセスできるのも参加しやすくて良かったです。

感染症予防の観点から、オンライン上の映像コミュニケーションが当たり前になり、垣根が低くなった今だからこその内容でした。リアル脱出ゲーム・デリバリー第2弾が作成されたら、ぜひまたプレイしたいなあと思います。

それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!

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