攻略データ
プログラム名 | WEST CODE タイムトレインの切符(タカラッシュ!) |
謎解きスタイル | 周遊型(鉄道系)※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★★☆☆☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 西武新宿線、池袋線(新宿、池袋より片道60分範囲) |
実際に要した時間 | ・池袋線Aコース 60分 ・新宿線Bコース 70分 ・ラストコース 85分 ※上記を続けてプレイする為の移動 +60分 |
特に必要となる力 | 注意力、ひらめき力 |
必要なもの | 筆記具、スマホやタブレット(インターネット使用) ※バインダーあると便利 |
キット購入料金 | 無料(別途、交通費) ※西武鉄道各駅で配布(小竹向原駅を除く) ※交通費、参加冊子配布の詳細は、記事をご覧ください ・交通費について ・参加冊子配布について |
公式情報 | WEST CODE~タイムトレインの切符~ | HUNTERS VILLEGE |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」「料金」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 西武池袋線、新宿線を巡りながら謎を解く。人気シリーズの2021年版
- 3コースで計4時間以上の大ボリューム。子供から大人まで楽しめる仕掛けが沢山
- 1日乗車券でお得に周遊、西武線の有名スポットや意外な場所まで知る事ができる内容
-はじめに-
今回の記事は、西武池袋線、新宿線を巡る謎解き「WEST CODE タイムトレインの切符」に挑戦してみた攻略レビュー記事をお届けします。
「WEST CODE」は、リアル宝探しのタカラッシュさんと西武鉄道がコラボする人気の謎解きシリーズ。2021年版も期待を裏切らない内容で、子供から大人まで楽しめる適度な難易度と、サプライズを感じられる仕掛けが楽しい謎解きでした。
所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、3コースに分かれた謎解きの見所や特徴など、気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
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【2021年】WEST CODE「タイムトレインの切符」の概要
概要「過去へ戻る不思議な列車を探す物語、西武鉄道を巡る謎解き」
「なんであんなこと言っちゃったかなあ・・・」
些細なことがキッカケで、大親友と絶交してしまった私。
ふと、駅の構内で一枚のメモを見つける。
『時代を旅するタイムトレインの切符ここに眠る』
過去へ戻ることができるタイムトレイン。
メモには、その切符の在処を示す暗号が書かれていた。
そんなことあるはずがない。
そう思いながらも、過去へ戻れば、親友と仲直りできるかもしれない…と私は考え始めていた。
「WEST CODE タイムトレインの切符」の導入ストーリーは上のようになっています。
西武新宿線、池袋線をそれぞれ巡る2つの謎解きコースと、2つクリアでチャレンジできる「ラストコース」の計3コースで構成される内容です。
西武新宿線と池袋線のコースでは、タイムトレインの切符を探しながら、絶交した親友とのエピソードを振り返る展開(どちらからプレイしても問題無し)「ラストコース」では、物語の結末が描かれます。
謎解きは、駅構内の掲示物や街の景観を利用したオーソドックスな周遊タイプ。途中、参加冊子に仕掛けられたギミックを解き明かす問題もあり、無料で参加できるイベントとは思えない丁寧に作り込まれた内容でした(謎解きの詳細は、後述をご覧ください)
親子や恋人同士、鉄道好きの友達と一緒に参加すると、きっと楽しい1日が過ごせる。そんな謎解きイベントです。
所要時間、プレイ可能時間
3コース合計の所要時間:4時間35分
(上記は、食事や休憩時間を含めず)
3コースを1日でクリアするには、4時間以上かかる大ボリュームです。謎解き問題を考える以上に、列車を利用した移動に時間がかかります。集中して謎解きするよりは、車窓の風景や降り立った駅周辺のスポットを楽しみながら、緩くプレイするといいかもしれません。
私が実際にかかった時間を整理すると、次のようになります。新宿線→池袋線の順番でプレイしました。
《新宿線「B」コース》
・70分(公式想定 90分~)
《池袋線「A」コース》
・60分(公式想定 90分~)
「Bコース」→「Aコース」へ移動
・60分
《ラストコース》
・85分
合計 4時間35分
急行や普通列車を乗り継ぐ機会もあり、時刻表のタイミング次第で、プレイ時間10~20分変わってきます。1日で3コースクリアを目指す場合は、所要5時間ほどを見込んでおくといいかもしれません。
また、一部の問題で駅周辺の施設内を探索するため、プレイ可能時間が設定されていました。
《プレイ可能時間》
・10:00~21:00
※上記プレイ時間は、期間により変更の可能性あり
お出かけ前に公式情報を要チェック
私がプレイした5/1はプレイ可能時間が「10:00~20:00」に変更(4/28~期間未定)されていました。お出かけ前に、公式情報をチェックしたいですね。
参加冊子の配布場所
参加に必要な冊子は、公式サイトからPDF版がダウンロードできるほか、西武線各駅で配布されています(小竹向原駅を除く、予定数量配布しだい終了)
一部、冊子ページを折ったり重ねたりする問題や書き込みも必要なため、PDF版ダウンロードの場合は、印刷して製本する必要があります。新宿駅、池袋駅、最寄りの西武線駅で無料配布版を入手するのがオススメです。
参加冊子:PDF版ダウンロード
また、立ったまま謎解きをする機会も多くなるため、折りたたみ式のバインダーがあると持ち運びにも便利です。ポケット付で、1日乗車券などが収納できるタイプを1枚持っていると、重宝しますね。私が使用してるものを下に紹介します。参考になりましたら。
1日乗車券について(交通費考察)
今回の謎解きイベント用に、西武線1日乗車券が発売されています。こちらを利用することで、とてもお得に周遊をすることができました。ちなみに、謎解きに必要となる情報(掲示物、街の景観など)は、全て改札外です。
WEST CODE 西武線謎解き1日フリー切符
発売期間:4/24(土)~9/26(日)
※初電車~16:00まで発売
発売場所:西武線全駅の自動券売機
料金(税込):大人1,000円、小児500円
有効期間:発売日当日限り有効
有効区間:西武全線
※ 高麗~西武秩父駅間及び多摩川線を除く
※ 特急ラビュー・レッドアロー号は、別途特急券が必要
※ 有料座席指定列車は、別途指定券が必要
公式情報:西武鉄道ニュースリリース
《1日乗車券の考察》
仮に、今回の謎解きをSuicaやPASUMOで周遊した場合、新宿スタート(Bコース)し、3コース終了後に再び新宿へ戻る計算では「2,253円」になりました。1日乗車券を利用すると、大人「1,253円」のお得になりますね。
クリア&抽選で当たる賞品
「WEST CODE」では、クリアすることで応募できる賞品への抽選も魅力のひとつです。
西武鉄道の限定グッズや、鉄道ファンに嬉しいオリジナル賞品、ギフトカードなど。クリア状況によって応募できる賞品の範囲が変わります。私も「当たったらいいな~」くらいのオマケとして、いつも楽しみに応募しています(当選は、賞品の発送をもって連絡)
また、応募できるチャンスは1人1回で、各コースクリアごとに応募はできないため注意が必要です。全コースプレイを予定される方は、応募は最後までとっておきましょう。
応募には、WEB上でアンケートへの回答と連絡先などの入力が必要でした。
また、タカラッシュさんが運営する「ハンターズビレッジ」会員の方は、ポイント獲得やデジタルアイテム入手の対象になっています。その場合、ラストコースのクリアキーワードが必要になります。
ハンターズビレッジとは?
「タカラッシュ!」さんが開催するリアル宝探しを中心に、会員同士でポイントを競い合うシステム。
従来よりあった無料会員の「デジタルアイテム(クエストにちなんだ画像)」収集や、有料会員の「タカラッシュ・エクストリーム・クラブ」などが統合され、「トレジャーハンター」をイメージした世界感で、様々な宝探しイベントと連動しています。
公式サイトリンク:Hunter's Village(ハンターズビレッジ)
概要まとめ、注意事項
ココがポイント
《概要まとめ》
・過去へ戻れる電車を探すストーリー、西武新宿線、池袋線を巡る謎解き
・参加無料(別途、交通費)
※1日乗車券の利用で、お得に周遊できる(詳細はこちら)
・クリア&抽選への応募で賞品が当たるチャンス
《注意事項》
・スマホやタブレット(インターネット使用)、筆記具が必要
※バインダーがあると便利
・プレイ可能時間(10:00~20:00)は変更もあるため、お出かけ前に公式情報チェック
・ラストコースも、列車による移動や、現地探索が必要なため注意
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「なぞなぞやひらめき問題中心、まずは2コースを巡る」
今回の謎解きは3コースに分かれていますが、まずは西武池袋線を巡る「Aコース」と、新宿線を巡る「Bコース」をプレイする必要があります。
A、Bどちらのコースからプレイしても支障はありませんが、両コースを平行して進めることはできません(移動が非効率になります)また、どちらのコースも最初から順番に問題を解いていく必要があります。前の問題を解かないと、次の問題に必要な情報が分からない仕組みです。
両コースとも、傾向として「なぞなぞ」や「ひらめき問題」が多い印象でした。とんちを効かせたり、冊子に散りばめられた情報と結びつけて考える発想が必要な問題です。
謎解きに慣れていない人には難しく感じる問題もあるかもしれませんが、丁寧な公式ヒントが用意されているので安心です。
池袋線「Aコース」
こちらからスタートする場合は、西武池袋駅を起点にするのがオススメです。立ち寄る駅は、池袋から順次下っていきます。
Aコースで印象に残ったのは、最後の目的駅での探索です。必要な情報の書かれた掲示物が、思っていたより遠くに設置されていたので、見つけるのに苦労しました。
公式ヒントにも「謎4 現地にたどり着いたら」という項目が用意されています。どうしても見つからない場合は、ヒントを活用した方が楽しめると思います。
新宿線「Bコース」
こちらからスタートする場合は、西武新宿駅を起点にするのがオススメです。立ち寄る駅は、新宿から順次下っていきます。
Bコースで印象に残ったのは、途中の問題「謎3」でした。解き方が若干わかりにくい内容です。決して難問ではありませんので、5分考えてわからなかったら、ヒントを見てしまった方が、先を楽しく続けられると思います。
ラストコース「移動時間長め、仕掛けられたギミックも見所」
Aコース、Bコース両方のクリアキーワードを専用WEBサイトに入力すると、ラストコースの問題を解くのに必要な情報をゲットすることができます。
タカラッシュさんの周遊謎では、最後の問題は場所を選ばず、自宅でも解ける内容であることが多いですが、今回の「WEST CODE」では最後の最後まで列車移動と、現地探索が必要になりました。間違って帰ってしまわないようにしたいですね(2020年開催のWEST CODEでは、私は勘違いして家に帰ってしまいました…)
また、特徴として参加冊子に仕掛けられたギミックを大いに堪能できる内容にもなっています。ページを折ったり重ねたりすることで、意外な情報が浮かびあがってくる作業系のアナログ問題は、謎解きイベントならではの醍醐味が味わえます。是非、3コースクリアを目指したいですね。
難易度は決して高くありませんが、移動時間を含めたプレイ時間は、それなりにかかりました(85分)。最後まで気を抜かず、時間には余裕を持って挑みたいところです。
難易度の目安、攻略コツまとめ
ココがポイント
《難易度の目安》
謎解きに慣れていない人は、公式ヒントを見ないと解けない問題があるかも(ヒント活用で、小学高学年~大人まで楽しめるレベル)
《攻略のコツまとめ》
・池袋線「Aコース」は池袋駅を起点、新宿線「Bコース」は新宿駅を起点にするとスムーズ
・解法がわかりにく問題、探索場所がわかりにくい問題では、無理せず公式ヒントを活用した方が先を楽しめる
・ラストコースも現地探索あり。移動を含め60分以上かかる内容なので、最後まで気を抜かずに挑戦しよう
【クリア成功率UP】リアル型脱出ゲーム『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
続きを見る
実際に挑戦してみたリアルな感想
感想「昨年の近未来SFっぽい世界感から、ヒューマンドラマに変化」
昨年、2020年版「WEST CODE」では謎の暗号を巡るどこかSFっぽいノリが感じられる世界感でしたが、2021年版は一転、「ヒューマンドラマ」を全面に出した物語でした。
西武沿線の風景とも相俟って、心に染みるストーリー展開は、どちらかというとお子さんよりは、大人向けになったかなあとの印象です。
謎解きの内容は、序盤からひらめき問題が多くなり、謎解きの楽しさをより感じることができました。ヒントは必要になるかもしれませんが、子供から大人まで楽しめるレベルに上手くまとめられていたと思います
開発が続く西武沿線の変化を感じたり、まだまだ知らなかった意外なスポットを訪れることができるので、ご家族や恋人同士で楽しい1日を過ごせる内容だと思います。
1日乗車券は「WEST CODE 西武線謎解き 1日フリー切符」という名称ですが、謎解き目的以外でも使用できます。1,000円でかなり広い範囲が乗り放題、販売期間も9月まであるので、色々利用することができそうですね。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!