攻略データ
公演名 | 鍵だらけの部屋からの脱出(SCRAP) |
公演のスタイル | 公演ルーム型(プレイ人数 最大6名) |
難易度 | ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価) |
脱出成功率 | 50%未満(筆者参加時に、スタッフさんへ聞き取り) |
制限時間 | 30分(所要時間50~60分) ※有料コンティニュー1回まで+10分 |
特に必要となる力 | 注意力、観察力、ひらめき力 |
公式ヒント | 無し |
参加料金(税込) | ・平日 前売り2,400円~/人 ・休日 前売り2,700円~/人 ※グループチケット有り ※平日U22団員割引あり ・コンティニュー(延長10分)800円/人 (詳細は記事参照) |
公演情報 | リアル脱出ゲーム「鍵だらけの部屋からの脱出」 |
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※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 実際の部屋から脱出するルーム型リアル脱出ゲーム、部屋に仕掛けられた60個超える鍵を突破せよ!
- 筆記クイズやナゾナゾは殆ど無し、鍵を開けるには探索能力とひらめき力だけが頼り
- 制限時30分。もうちょっとで脱出できそう!?という時は「コンティニュー+10分」
-はじめに-
今回の記事は、閉じ込められた実際の部屋からの脱出を目指すルーム型のリアル脱出ゲーム「鍵だらけの部屋からの脱出」にチャレンジしてきた攻略レビューをお届けします。
とにかく鍵を開けてあけてあけまくる! チームメンバーのひらめき力を総動員して挑むルーム型脱出ゲームの王道をいく内容でした。
脱出成功率や難易度といった攻略に役立つデータや、謎解きの特徴や注目ポイントなど。気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
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リアル脱出ゲーム「鍵だらけの部屋からの脱出」の概要
概要「部屋に仕掛けられた鍵の数は60個超え!?全部開けて脱出せよ」
壁を埋め尽くすたくさんの小さな扉、無造作に置かれた多くの箱、たくさんの引き出しや棚、固く閉ざされた脱出口――。
それら全てにかかった鍵を開けなければ、この「鍵だらけの部屋」からは脱出できない。
(公式サイト掲載ストーリーを要約)
「鍵だらけの部屋からの脱出」は、閉じ込められた実際の部屋からの脱出を目指すルーム型のリアル脱出ゲームです。
最大6人のチームメンバー全員で力を合わせ、部屋の中にある様々な物を動かしたり、手に触れたりして、仕掛けられたトリックや謎を解き明かしていきます(動かしてはいけないもの、触れてはいけないものにはストップマーク有り)
特に今回の特徴は「鍵」です。20畳ほどの部屋の中には、本当に錠のかかった箇所が山のようにありました。探索で鍵を見つけたり、謎を解いて暗証番号を解読するなどして開けていきます。
ただ、闇雲に鍵を開けるわけではなく、小さな目標をひとつひとつ突破していく進行があるため、全体が散らかった印象にならず、最後まで集中して楽しめたと思います。
謎解きの内容では、筆記問題が殆ど無く、部屋を探索する能力と主に「ひらめき」や勘が問われました。謎解きに慣れていない人も、慣れている人と同じように活躍できる内容だったと思います(謎解きの詳細については、後述をご覧ください)
チケット情報
チケットは「前売り」「当日」で料金が変わります。土日祝の「ハイシーズン料金」の設定もされています。6人以下で参加した場合は、当日知らない人とチームを組み(最大6名)一緒にプレイをすることになります。
また、最大6人までのメンバーで部屋を貸し切れる「グループチケット」の販売(前売りのみ)もあり、1枚ずつ買うより若干安くプレイできます。1~3人でもグループチケットで貸切りにできますが、物量的にクリアが難しいと思われます。最低でも4人は必要な問題量だったと思います。
チケットは会場毎に異なりますので、間違って購入しないように注意したいですね。現在「東京」「京都」で開催されています。
コンティニュー制の詳細については、後述をご覧ください。
前売り | 当日 | グループチケット(~6人) | |
平日 | 2,400円 | 2,700円 | 12,600円(2,100円/人※) |
土日祝 (ハイシーズン) | 2,700円 | 3,000円 | 14,400円(2,400円/人※) |
コンティニュー (延長+10分) | 800円/人 |
※グループチケットの1人当たり料金は、6名で参加した場合の計算です。
平日U22団員割引き:少年探偵団会員かつ22才以下の平日限定の割引(半額)。初回摘要時、会場受付で生年月日のわかる身分証明書の提示必要。詳細は公式情報をご確認ください
※間違いがないよう記載しておりますが、変更の可能性もあるため、必ず公式情報もご確認ください
公式サイトリンク:チケット情報
所要時間、コンティニュー制について
制限時間や全体の所要時間
制限時間は「30分」です。ゲーム説明を含めた全体の所要時間は「50~60分」と公式案内があります。次項のコンティニューをするかどうかで5~10分変わりますね。
私はグループチケットで6人参加、コンティンニューをして5分でクリアできたため「プレイ時間35分」、ゲーム説明を含めた全体の所要時間は「約50分」でした。
プレイ終了後に、謎解きの解説時間は特にありません。解説が閲覧できるQRコードを教えてもらうことができました。
コンティニュー制について
制限時間30分を過ぎて脱出出来ていない場合、有料で1度だけコンティニューをすることができます。延長時間は10分。800円/人(税込)の料金がかかります。
制限時間が経過した段階で、スタッフさんよりコンティニューするどうかが聞かれ、料金は後払い制です。10分以内にクリアしても料金は変わりません。
チームの一部メンバーだけがコンティニューをすることもできます。その場合、コンティニューしなかった人は部屋の外で待つことになります(コンティニューしている・していないに関わらず、二度目のプレイは出来ませんと案内がありました)
概要のまとめ
ココがポイント
・制限時間30分。閉じ込められた部屋に仕掛けられた60個を超える鍵を開けまくる脱出ゲーム
・筆記クイズ殆ど無し。部屋を隅々まで探索し、チームメンバー全員のひらめき力を合わせて脱出を目指す
・制限時間内に脱出できなかった場合は、1度だけコンティニュー有り(延長+10分、800円/人)
脱出成功率や謎解きの特徴は?
特徴「鍵式の錠は部屋を探索、暗証番号式はひらめき問題」
部屋に仕掛けられた60個を超える鍵を開け、最終的に脱出口の扉を開けるのがゲームの目的になりますが、鍵の種類は大まかに下の3種類がありました。
(1)特定の鍵を見つけて開ける錠前タイプ
(2)4桁の数字を合わせて開ける暗証番号タイプ
(3)その他のアクションを必要とする鍵
(1)のタイプは部屋を探索して見つけるか、別の鍵がかかった引き出しの中に入っているなど。探索はかなり細かく、意地悪な場所に隠されていることもあるので念入りに探す必要がありました。6人で手分けする必要がありますね。作業量がとても多いので、グループチケット利用時も、できればMAXの6人でチャレンジしたいところです。
(2)のタイプは謎解きになっている場合が多かったです。筆記クイズではなく、部屋にある物を使った「ひらめき」や勘を駆使して「4桁の数字」を導き出しました。
(3)は部屋にある道具を利用して開けるようなタイプです。(2)のように道具の利用方法に「ひらめき」が必要な場合がありました。
小さな目標をひとつずつこなしていくゲーム進行になっていました。「この部屋から脱出しろ」という漠然とした大目標 →「まずはAの鍵を開けろ」といった具体的な目標が明示されるので、遊びやすく、適度な緊張感と集中力が継続できる工夫があったと思います。
また、公式ヒントは用意されていませんが、どうにもならないほど謎解きに詰まってしまったり、惜しいところで正解を逃していると、スタッフさんからヒントを貰えることがありました。その為、初心者の人でも何もできずに30分が終わってしまうことはなく、楽しめると思います。
が、当然最後の錠前についてのヒントなど脱出に直接結びつく決定的なヒントは期待できませんし、こちらからヒントを聞くこともできません。あくまでスタッフさんの判断による補助的なものです。
最後の謎「目の前に現れる最難関の錠前」
部屋を脱出するための錠前及び、そこに行き着くひとつ前の過程では「ひらめき」問題が連続しました。
私たちは、最後の鍵にたどり着いたところで制限時間30分が終了。6人揃ってコンティニューを実施し、5分で最後の鍵を開けることに成功しました。
まさにリアル脱出ゲームらしい「思い込み」や「灯台もと暗し」をついた難問の連続です。これに関しては、6人の誰かが「ひらめく」ことを祈るしかありませんでした。ポイントは、ただ闇雲に鍵を探しても、当然見つからないということでしょうか・・・。
脱出成功率、攻略コツまとめ
ココがポイント
《脱出成功率》
・脱出成功率 50%未満(コンティニュー利用で、成功率 約80%)
※21年2月14日時点(総参加チーム数42チーム)、スタッフさんから聞き取った内容です
《攻略のコツまとめ》
・「まずAの鍵を開けろ」といった小目標を1つずつ突破していくゲーム進行。今、何をしているのかチームメンバーで周知しよう
・作業量が多め。グループチケット利用時も出来れば、MAXの6人でチャレンジしよう
・部屋の探索では、かなり意地悪な場所に鍵が隠されていることも。手分けして入念に探そう
・終盤の錠前は、闇雲に鍵を探しても見つからない。冷静に「ひらめき」をたぐり寄せよう
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実際に遊んでみたリアルな感想
感想「コンティニューをしたくなる絶妙なゲームバランス」
「鍵だらけの部屋からの脱出」は、ひたすら鍵を開けて脱出を目指すというシンプルなコンセプトながら脱出ゲームファンのツボを抑えた、王道のリアル脱出ゲームでした。
凝った演出こそないものの、ひらめきと勘を頼りに難関の鍵を開けられた時に感じる喜びは、この上ないものです。6人集められればグループチケットで貸切りにもできますし、ルーム型が初めての人にもオススメできる内容だったと思います。
一方で、机上問題など筆記系の謎解きが好きな人は少々物足りなさを感じるかも知れません。「鍵だらけの部屋からの脱出」に必要なスキルは、ひらめきや勘、部屋を探索する能力です。謎解き問題を解いた! という満足感は少なめでした。
その分、謎解きに慣れていない人でも楽しめますし、皆が同じように活躍できるチャンスがありました。
また、このゲームは有料コンティニュー制を導入していますが、ゲームバランス感が絶妙です。恐らく半数の挑戦者が、最後の錠前直前でタイムアップします。悔しい思いもありますが、料金も手頃なため、最初からコンティニュー前提と考えてもいいかもしれません。もちろん、腕に自信のある謎解き好きの方は、ノーコンティニューを目指して盛り上がるのもいいですね。
グループチケットを活用し、身近な仲間同士で挑戦してみてはいかがでしょうか。
それでは、最後まで記事をご覧頂き、ありがとうございました!