攻略データ
プログラム名 | 星の王子さまと導きのダイス(takarush BLACKLABEL) |
謎解きスタイル | 周遊型(屋内系)※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 箱根「星の王子さまミュージアム」敷地内 |
実際に要した時間 | 70分(想定:60~90分) |
特に必要となる力 | 注意力、ひらめき力 |
必要なもの | スマホやタブレット(インターネット使用) |
キット購入料金 | 1,200円(税込) ※販売場所 星の王子さまミュージアムチケット売り場 |
公式情報 | 星の王子さまと導きのダイス|神奈川|takarush BLACKLABE |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 箱根「星の王子さまミュージアム」で、楽しい仕掛けもいっぱいの謎解き
- 星の王子さまのお話を辿る、物語の中に迷い込むような素敵なストーリー
- 所要時間(60~90分程)も長くないので、箱根旅行のついでにピッタリ
-はじめに-
今回の記事は、箱根「星の王子さまミュージアム」で開催中の謎解き「星の王子さまと導きのダイス」にチャレンジしてみた体験レビューをお届けまします。
サン=テグジュペリの名作「星の王子さま」の世界感を再現したミュージアムで行う謎解きは、まるでお話の世界へ迷い込むような体験でした。ミュージアムをただ散策するより、深く「星の王子さま」に触れることができたと思います。
所要時間の目安や謎解きに役立つ攻略データまとめ、併設ショップで注文できる「ローズティー」を飲んでみた感想などなど。参加の様子がわかる写真も掲載しながら、気になる情報を徹底紹介しています。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
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箱根 星の王子さまミュージアム「星の王子さまと導きのダイス」の概要
概要「星の王子さまの旅をスゴロク風に追体験する優しいお話」
草原で出会った一匹のキツネ。
あなたが危険な人間でないことがわかると、ゆっくり巣穴から出て来ました。
「きみは、空の先、あの星々に行ったことはあるかい?」
そう前置きをして、キツネはかつての友達「星の王子さま」の話をはじめます。
それは、星の王子さまの旅を振り返る、不思議なお話でした――。
「星の王子さまと導きのダイス」の導入ストーリーは、上のようになっています。
箱根の仙石原に立つ「星の王子さまミュージアム」は、サン=テグジュペリの名作の世界感を再現した屋内展示や、フランスの街並みを思わせるオシャレな建物、ヨーロピアンガーデンからなる展示施設です。
屋内展示は撮影不可のものが多く、ここで多く紹介できませんが、テーマパークのウォークスルー型アトラクションのような質の高い鑑賞をすることができました。
ミュージアムの展示は、星の王子さまのストーリーを追体験する作りになっており、謎解きも展示コースに沿って進んでいきます。スゴロク風の地図と照らし合わせながら展示品を鑑賞することで、まるで物語の中に迷い込んで行くような気分に。
謎解きをしながら周遊することで、展示をただ見てまわるよりも、より深く星の王子さまを理解できる仕組みになっていました。
箱根旅行のついでに立ち寄るのにも、丁度良い難易度とボリュームだったと思います(謎解きの詳細については、後述をご覧ください)
所要時間の目安、その他注意事項
所要時間の目安
公式で案内されている想定時間は「60~90分」です。私は2人プレイで70分でした。途中、休憩などは特にしていません。公式の想定と同じくらいですね。
但し、私は以前、星の王子さまミュージアムを訪れたことがあったため、今回は謎解きに専念しました。展示物を見ながらゆっくり巡ると90分くらいかなあと思います。
ミュージアムの営業時間、謎解きキットの販売時間、探索可能時間に多少のズレがあるため注意が必要です。なるべく余裕を持ってチャレンジしたいですね。
《星の王子さまミュージアム営業時間》
・9:00~18:00(最終入園17:00)
休園日:第2水曜日(3月と8月は無休)
《謎解きキット販売時間》
・9:00~16:30
《プレイ可能時間(施設内探索)》
・9:00~17:30
※変更の可能性あるため、お出かけの前に公式情報をご確認ください
・プレイにはインターネット接続できるスマホやタブレットが必要です
・ミュージアム入館料、謎解きキット料金は「GoToトラベル」事業の「地域共通クーポン」の使用可。併設のレストラン「ル・プチ・プランス」は対象外のため、クーポンの使用ができませんでした
・展示施設内2Fの写真撮影には制限があるため注意(ミュージアム内の撮影について)
概要のまとめ
ココがポイント
・テーマパークのウォークスルータイプのアトラクションのようなミュージアムで謎解き体験
・星の王子さまの物語をスゴロク風に理解することができるストーリー
・所要時間の目安は「60~90分」程度で、気軽に立ち寄ってプレイできる
・インターネット接続できるスマホやタブレットが必要
難易度や謎解きの特徴は?
特徴「ミュージアムのカワイイ仕掛け&厚紙で工作」
謎解きの前半は展示施設を巡りながら、比較的難易度の易しい問題でした。一般的なパズルやクイズがメインで、謎解きをすると次に向かう場所が答えとして示されます。問題がさほど難しくないため、展示内容を楽しむ余裕を持ってめぐることができました。
また、探索内容もちょっと捻られていて、スタンプラリーの要素や、フタを開けて覗いて見るといった遊び心があり、前半は謎解きの難しさよりも、探索するワクワク感や展示を楽しむ内容です。
中盤以降は、椅子やテーブルのある場所で落ち着いて取りかかる謎解きが多くなります。厚紙を切り取り線にそって切り離したり、組み立てたりする作業系の問題も。子供向けの本に付録でついてくる程度の手先の器用さが必要でした。
最後の謎「エスプリの効いたひらめき問題」
最後の謎解きは、複数の小問題が連続する内容で、難易度が若干上がりました。ミュージアムの探索を伴わない手持ちのアイテムや情報だけで解けるため、施設外や、自宅でも解くことが可能です(最終報告もWEB上で行います)私は、ミュージアムに併設のレストランで、お茶をしながら15分ほどかかりました。
特にポイントとなる大謎は「ひらめき問題」のお手本のような内容で、謎解きの知識や経験は必要なく、機転を効かせた発想が大切になりました。
思い込みや既存概念を排除して、柔軟な発想を持つ子供のような視線で手持ちのアイテムや情報をよく観察してみるといいかもしれません。
公式ヒントも用意されているので、どうしても解けない時でも安心です。
難易度の目安、攻略コツまとめ
ココがポイント
《難易度の目安》
・小学校高学年以上であれば、時間をかけて解ける難易度
(丁寧な公式ヒントあり)
《攻略コツまとめ》
・前半は探索のワクワクやミュージアムの展示を楽しむ内容(謎解きの難易度は易しめ)
・中盤以降は、椅子やテーブルのある場所で落ち着いて取り組む問題。子供向けの本の付録を組み立てる程度の作業系問題あり
・最後の謎解きは若干難易度上がる。柔軟な発想を持つ子供のような視線で手持ちのアイテムや情報を観察
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「星の王子さまの物語をより深く理解できる謎解き」
原作ファンはもちろん、星の王子さまにあまり馴染みのない方も、ストーリーをよく理解しながら謎解きができるよう工夫がされていました。原作登場キャラの1人である「砂漠のキツネ」が回想する語り口によって、星の王子さまの根底にある「大切なものとは?」というテーマがより掘り下げられた、ファンも納得の内容だったと思います。
展示コーナーの最後、砂漠のキツネのオブジェが実際に目の前に現れるのは、ちょっと感動的でもありました。
また、ミュージアムを周遊・探索する部分と、腰を落ち着けてじっくり問題に取りかかる部分とのメリハリがあり、ミュージアム本来の展示もじっくり鑑賞できました。
アイテム類の多い謎解きでは、持ち運びや、途中で取り出さなければいけない煩わしさが伴うものですが、本作ではそういったこともなく謎解きに集中できる作りだったと思います。謎解きキットの絵本のような装丁や、スゴロク風の地図といったビジュアル面も丁寧に作り込まれていて、謎解きのモチベーションを上げてくれます。
遠方の方はなかなか参加が難しいかもしれませんが、箱根旅行などのおりに、「自分にとって大切なもの」を見つめ直す物語体験をしてみてはいかがでしょうか。
今回の謎解きプログラムを制作している「タカラッシュ!」さんが手がけた過去作「星の王子さまと不思議な贈り物」が、自宅で遊べる「バーチャルキット」になっています。レビュー記事がありますので、そちらも是非ご覧ください。
タカラッシュブラックレーベルの作品が自宅で遊べるバーチャルキット紹介(星の王子さまミュージアムなど)
大人の謎解きを手がける「タカラッシュブラックレーベル」さんの体験型謎解きを、自宅で挑戦できるようにした「バーチャルキット」の体験レポートです。遊んでみて感じたバーチャルキットのメリット・デメリットや、特に面白かった作品の紹介もしています。
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併設レストランで注文「気むずかしやのローズティー」
今回、最後の謎解きをするのに併設のレストラン「ル・プチ・プランス」を利用しました。こちらでは「星の王子さま」の世界感にちなんだメニューを多く揃えています。
星の王子さまに出てくる「気むずかしい」性格のバラをイメージした甘いバラ茶や、冬期限定のホットショコラなど。ミュージアムの余韻に浸りながらの休憩にもオススメのお店でした。
時間帯によっては混み合っていることもあるため、混雑時は謎解きでの利用は避けて楽しみたいですね。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!
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