こちらの記事は2020年開催の内容に基づいたレビューです。リバイバル公演では内容が一部異なる可能性があります。ご了承ください。
攻略データ
公演名 | ジョジョの奇妙な美術館からの脱出(SCRAP) |
公演のスタイル | 公演ホール型(1チーム6人) |
難易度 | ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価) |
脱出成功率 | 27%(管理人参加時) |
制限時間 | 40分(所要時間60~70分程) |
特に必要となる力 | 注意力、推理力、ひらめき力、なりきり度 |
公式ヒント | あり(チームテーブル毎に、ヒントカード設置) |
参加料金 | 前売り一般3,200円、 東京ミステリーサーカス前売り一般3,400円(税込) ※グループチケット有 |
公演情報 | リアル脱出ゲーム×ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風「ジョジョの奇妙な美術館からの脱出」 ジョジョ脱出 |
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※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
こんな方におすすめ
- スタンド能力を駆使して脱出を目指す!原作キャラクターになりきってジョジョ立ちでポーズ
- 難易度高めの本格脱出ゲームにチャレンジ。謎解き好きも納得の完成度!
- インスタ映えするフードメニューや、関連グッズ盛りだくさん。ウソの味のする塩キャラメルも!
-はじめに-
今回の記事では、全国で順次開催中のリアル脱出ゲーム「ジョジョの奇妙な美術館からの脱出」へ実際にチャレンジしてみてわかった攻略のコツやおすすめのポイントを体験レポートでお届けします!
リアル脱出ゲームと「ジョジョの奇妙な冒険」がコラボした謎解きの中でも、過去一番の難しささだと感じました。難しさゆえに、巧妙に仕掛けられたトリックを暴き、見事に脱出できたときの感動はひとしおです!
リアルな感想や、攻略に向けたコツ(ネタバレ無し)など、参加を検討されている人に役立つ情報や、既に参加された方の振り返りにも楽しい内容です。
下の目次を眺めるだけでも要点がわかるようになっています。気になる箇所があれば、ぜひ見てみてくださいね。
「ジョジョの奇妙な美術館からの脱出」の概要
「6人ぞれぞれのスタンド能力を使い分けろ!」
目を覚ますとそこは見知らぬ美術館の一室。目の前に並ぶショーケースに、自分たちのスタンドが囚われていた・・・。
スタンドが使えない状況で、罠や攻撃をしかけてくる敵に立ち向かえるのか。しかも、刻一刻とスタンドたちは石化をはじめていた。
果たして囚われのスタンドを解放し、この奇妙な美術館から脱出することはできるのか?
と、「ジョジョの奇妙な美術館からの脱出」はそんなストーリーになっています。
原作キャラクターたちになりきって、囚われのスタンドを順次解放、その時点で使える能力を駆使しながら「罠」「トリック」「ルール」に支配された奇妙な美術館からの脱出を目指します。
一見すると使えない能力も、まさかの使い方でピンチを乗り越えたり、館の奇妙なルールに従って行動しなければいけない制限のある状況で、敵の裏をかくにはどうしたらいいのかと思考を巡らす知略戦は、まさに原作ジョジョの世界観を脱出ゲームへリアルに再現していたと思います。
ジョジョの奇妙な冒険とは?
1986年から長期にわたって連載が続く人気漫画、及びそのTVアニメシリーズ。スタンドと呼ばれる精神エネルギーが具現化した能力による、人間同士の戦いを描いている。
スタンドの能力には、時間を止めたり、壊れた物を再生するなど様々なものがあり、擬人化された姿形をとることが多い。一部、飛行機や弾丸など物質的な姿をとるものは、その能力を反映した見た目をしている。
また、スタイリッシュな画風や効果音が特徴的で、キャラクターたちの独特な立ち絵姿は「ジョジョ立ち」とも呼ばれ人気。
今回は、アニメ版「黄金の風」編とリアル脱出ゲームのコラボレーションになっている。
ジョジョと言えば「スタンド」ですね。今回の公演でも、チームメンバー6人が原作キャラクターになりきって、それぞれのスタンド能力を使用できるのが特徴になっています。
残念ながら、ゲームスタート直後はスタンドが囚われてしまっていますが、ゲーム後半では最大限にその能力を発揮させていくことになります。
ゲームスタート前に、各キャラクターとそのスタンド能力の書かれた説明書が配られるので、チームで話し合ってキャラクター分担しましょう。
そして、スタンドを使用するためには・・・・・・そう、かけ声とポージング(ジョジョ立ち)が大事ですね! ゲームスタート前の説明で、各スタンドの発動練習をするので、恥ずかしがらずになりきりましょう!せっかくですので、めえいっぱい楽しみたいです。
今回、スタンドの練習などで、スタート前の説明が長めです。ゲームの制限時間は60分ですが、終了後の解説も含めた全体の所要時間は2時間を越えていました(管理人参加時130分程)
公演後に予定を立てる際は、時間に少し余裕を持った方がいいかもしれませんね。
概要のまとめ
ココがポイント
・チームメンバー6人が原作キャラになりきって、それぞれのスタンド能力を駆使して脱出を目指す
・囚われてしまったスタンドの解放や、奇妙な罠やルールに縛られた館が舞台など、原作さながらの知略戦が楽しめる
・スタンドの発動には、かけ声と「ジョジョ立ち」ポーズでキャラクターに成りきる
・制限時間60分だが、解説含めた全体の所要時間は2時間以上あるので、後の予定には余裕を持って
謎解きの特徴は?
「美術館に仕掛けられた罠やトリックを見抜く」
今回の謎解きのポイントは以下の2点になります。
・各スタンドの能力を把握して、適材適所で使用する
・館に仕掛けられた罠やトリックを見破り回避する
リアル脱出ゲームの基本は「役割分担」と「情報共有」ですが、まさに今回の謎解きでも「スタンド能力」による役割分担を意識しながら、館のトリックについて気が付いたことがあればどんどんチーム内で共有していくことが大事になります。
ゲームスタート前に配られる概要説明に、それぞれのスタンド能力が記載されています。自分が演じる事になるスタンドはもちろん、仲間の能力も把握しておくと、脱出成功率は格段にアップすると思います。
ゲーム前半
序盤は、敵の能力によって囚われてしまった自分たちのスタンドを順次解放していくことになります。
序盤のポイントは「解放したスタンドから、その能力が使用できること」です。先に進む為には、解放した能力を惜しみなく発揮していく必要があります。
また、前半では「奇妙な美術館」に仕掛けられた罠やトリックがどういうものなのか? その見破り方や回避の仕方など、この館ならではのルールを把握していくことも大事になります。
ゲーム後半
6人のスタンドを解放したあとは、いよいよこの「館の主」との本格的な頭脳戦になります。
スタンド能力をただ文面通り使用するのではなく、状況の変化や、館の罠・トリックを考慮した作戦を計画するなど、リアル脱出ゲームならではの「ひらめき」が試されることになります。
「館の主」と自分たちのどちらが、先の先まで読んだ行動をとることができるか。脱出成功のカギは、今までに手に入れた「情報」と「状況」を冷静に分析し、誰のスタンド能力をどう適切に使用するかにかかっています。
攻略のコツまとめ
ココがポイント
・スタート前に各スタンド能力をみんなで把握しておく
・順次、解放したスタンドから、その能力が使えることを忘れずに
・ゲーム前半では、スタンド能力の使い方、館に仕掛けられた罠やトリックの特徴を把握する
・ゲーム後半では「状況の変化」や「館の罠・トリック」を考慮したスタンドの使い方を考える
実際に参加してみたリアルな感想
感想「直球ストレートのリアル脱出ゲーム」
良い意味で直球ストレート、王道のリアル脱出ゲームでした。設定やゲーム進行が変化球なものも新鮮で楽しいですが、リアル脱出ゲームに合った「型」というのがやはりあるもので、「型」を踏まえた公演は、研ぎ澄まされた奥深いものが作られるなあと思います。
行動制限があったり、与えられた能力やアイテムを駆使して脱出を目指す状況は、ジョジョの世界観とリアル脱出ゲームの「型」が見事にマッチしていました。
難易度は高いと思いますが、リアル脱出ゲームファンであれば、ぜひチャレンジしたい完成度の高い内容ではないかと思います。テーブル毎にヒントカードも用意されているので、原作ファンで、これを機会にリアル脱出ゲームを遊んでみたいなあという方にも、もちろんオススメです!
管理人が参加したときは、脱出成功率27%(22チーム中6チーム成功)でしたが、体感としてはもう少し難しかったと思います。公演がスタートしてしばらくは、リアル脱出ゲームに慣れている皆さんが集中しやすいので、成功率が高くなったかなあと感じました。
また、コラボ作品は関連グッズやフードメニューも充実しているのが嬉しいですね。管理人的に気になったのは「ウソをついてる『味』塩キャラメル」です。原作ファンがニヤリとするグッズですね!
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どうかなるべく多くの皆さんに、謎が解けた瞬間のあの歓喜の時が訪れますように!