こちらの公演は開催期間を終了しています。過去イベントの記録資料としてご活用ください。
攻略データ
公演名 | 鉄道探偵と56年前の犯人(takarush BLACK LABEL) |
公演のスタイル | 広域周遊型(推奨人数1~4人) |
難易度 | ★★★★★☆☆☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 京王線・井の頭線、都営地下鉄沿線 |
実際に要した時間 | 7時間程 |
特に必要となる力 | 読解力、注意力、ひらめき力 |
キット購入料金 | 無料(フリーペーパーとして各駅で配布)※交通費は別途かかります。お得な1日乗車券有り |
公演情報 | 鉄道探偵と56年前の犯人|東京都|takarush BLACKLABEL |
※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
こんな方におすすめ
- 東京の鉄道沿線を巡る謎解きの旅。普段は行かない街や駅で、新鮮な景色に出会える!
- 鉄道ならではのサプライズ問題も満載、無料とは思えない本格的な謎解きに挑戦!
- このイベントでしか手に入らないオリジナル鉄道グッズ(抽選)が当たるかも!
-はじめに-
今回の記事では、京王線・井の頭線、都営地下鉄沿線を巡る謎解き「鉄道探偵と56年前の犯人」へ実際にチャレンジしてみてわかった攻略のコツやおすすめのポイントなど、失敗談も交えたリアルな体験レポートでお届けします!
鉄道探偵は、大人のための謎解きを手がける「タカラッシュ・ブラックレーベル」さんと東京の鉄道会社がコラボした人気シリーズです。電車を使用する周遊謎には、SCRAPさんが手がける「地下迷宮からの招待状」も人気ですが、電車ならではの楽しさは共通しながら、お互いの世界観や特徴が違っています。
記事では「鉄道探偵」ならではの楽しさや、交通費がお得になる1日乗車券のまとめなど、参加を検討されている人に役立つ情報をお届けしています。既に参加された方の振り返りにも楽しい内容です。下の目次より、気になった部分だけ見ても理解出来るようになっています!
「鉄道探偵と56年前の犯人」概要と特徴
「沿線の駅を巡る謎解きラリー、1日遊べるボリューム」
「鉄道探偵と56年前の犯人」は、電車に乗って沿線をラリー感覚で巡る3部構成の謎解きプログラムです。3部全てのクリアには8時間近くかかることが想定される大ボリュームで、家族や友だちでわいわいと、恋人とのデートなど1日中遊ぶことができます!
それぞれの探索範囲は、次のようになっています。過去編、現代編のどちらかだけでも参加可能。探索可能時間は特に定められていないため、電車が運行している時間、駅構内が利用可能な時間であれば参加ができます。
・過去編:京王線、井の頭線(想定4時間~)
・現代編:都営大江戸線、都営三田線、都営浅草線、都営新宿線(想定4時間~)
・解決編:自宅でも可(想定20分~)
※解決編は、過去編と現代編の両方をクリアしていることが前提になります
鉄道探偵とは?
鉄道探偵シリーズ
京王線と都営地下鉄をつなぐ新宿の大通りから、1つ外れた路地裏に小さな探偵事務所があった。鉄道をめぐる不可解な事件を解決してきた「鉄道探偵K」、彼を訪ねて今日も依頼者がやって来る・・・。
鉄道探偵Kの元に舞い込むミステリアスな依頼を背景に、駅の設置物や構造物を利用した謎解きや、ストーリー冊子を利用したアナログならではのギミック(折ったり、重ねたり、破ったり)が特徴的です。近年では、行き先がわからないまま電車に乗って指示に従うなど、新しい試みも。
リアル宝探しを手がけるタカラッシュ!さんが、2015年から開催している謎解きシリーズです。2017年からは、大人のための謎解き「タカラッシュブラックレーベル」から展開されるようになりました。今回はその第6弾となります。
シリーズ過去作を知らなくてももちろん楽しめますが、共通設定に思わずニヤリとするのもファンの楽しみの1つでしょうか。
また、人気の理由のひとつに、謎解きに必要な冊子が「無料」であることが上げられます。ただし、交通費は別途必要になるため注意が必要です(お得になる1日乗車券の情報はこちら)
※キーワードの報告や一部のストーリー閲覧はWEB上で行うため、スマートホンの利用が必須です。筆記用具も持参する必要があります。
抽選で当たる賞品
クリア成功した人の中から抽選で、オリジナルグッズや商品券が当たります。
タカラッシュ!さんが手がける無料謎解きには、コラボスポンサーから賞品が用意されていることがあります。中でもこの鉄道探偵は、毎年賞品が豪華だなあと個人的に感じています(抽選申し込みは、正解報告後に別途WEB上で行う必要があります)
注目は「オリジナルステッカー」「ヘッドマーク」「ノベルティの詰め合わせ」など、電車好きに嬉しいオリジナルグッズが用意されていることでしょうか。各編のクリア状況に応じて応募範囲が変わります。
タカラッシュ!ファンにおなじみの「デジタルアイテム」の配布もあります(無料WEB会員コンテンツとして、謎解きに関連した「宝物」のデジタル画像がコレクションできるもの)
ただし、デジタルアイテム以外の抽選賞品については、当たったらラッキーくらいに思った方がいいかもしれませんね。管理人は、鉄道探偵に過去4回参加していますが、残念ながら当たったことがありません・・・トホホ。人気の謎解きプログラムでは、参加者も多くなるので仕方ないです。
概要のまとめ
ココがポイント
・京王線・井の頭線、都営地下鉄の沿線をラリー感覚でまわる無料の謎解きプログラム
・鉄道をめぐる不可解な事件を解決する探偵ストーリーのシリーズ第6弾
・過去編、現代編、解決編の3部構成。過去編と現代編のどちらか一方だけの参加も可。
但し、解決編は過去編と現代編の両方をクリアしていることが前提
・3部全てのクリアには8時間程が想定される大ボリューム、筆記用具持参、スマホの使用必須
・各編のクリア状況に応じてオリジナルグッズや商品券が当たる
謎解きの特徴は?
「鉄道やアナログならではのギミックが楽しい」
謎解きの特徴は、駅周辺の構造物を利用した情報収集や、電車に乗りながら「最初に左のドアが開いた駅で下りろ」といった指示に従うなど、鉄道謎解きならではの要素が盛り込まれている点です。
ストーリー冊子に散りばめられたアナログならではのギミック(仕掛け)もサプライズのあるもので、折ったり、重ねたり、時にはもっと大胆な作業をする必要もあってワクワクさせられました。
謎解きの難易度はさほど高くはありません。慣れている方であれば、解決編のクリアまで躓くこともないと思われます。謎解き慣れてない方には、公式ヒントも用意されているので安心です。
過去編、現代編のそれぞれでは、「謎を解く」→「駅名が判明する」→「その駅で情報収集」→「謎を解く」の基本的な流れは変わりません。ただし、少し特徴に偏りを感じました。次から各編のポイントをまとめます。
京王 過去編
先輩にあたる初代鉄道探偵Kが、初めて失敗した56年前の事件。その経緯を紐解いていく内容です。
過去編は、現代編に比べると、途中の問題の難易度が若干高めでひねりのあるものが多い印象でした。周遊部分に関しては指定された駅で、掲示物の確認で済むことが多く、移動が単調だったかなあとの印象も。その分、移動時間は現代編よりもやや短めに感じました。
じっくり謎解きに集中する場面が多い、そんな内容でした。
都営 現代編
現代の鉄道探偵Kの元に舞い込んだ「幼い子の誘拐事件」その依頼者の娘の行方を追う過程で、56年前の事件の影が・・・。
過去編より現代編の方が、その駅ならではの構造物を使う頻度が高く、鉄道謎解きならではの要素もふんだんに詰め込まれていました。どちらか片方しかできない場合は、現代編のプレイがおすすめです。
過去編に比べると、移動時間がやや長くなります。明るいうちにプレイした方がより楽しめます。お天気に少し注意が必要でした。
WEB 解決編
最後の解決編は、過去と現代の事件をつなぐ「真相究明編」ともいった内容です。56年前に初代鉄道探偵が解決できなかった事件、思わぬ人物も巻き込んで、その真相が明らかになります。
過去編と現代編で得た情報を整理して挑むギミックは、最後に相応しい内容でした。頭を悩ませて試行錯誤するというよりは、一度解決の糸口を掴むと、みるみる解けていきます。スピード感や高揚感を覚えることができました。アドレナリンが出るとはこんな状況かもしれません。
解決編は、どこででもできます。1日で全編にチャレンジしていた場合、おそらくここまでたどり着くのに8時間前後かかっています。カフェで1日の疲れを癒やしながら解いたり、自宅でゆっくり取りかかるのもいいかもしれませんね。
過去編や現代編では、電車での移動時間も長くなります。その時間を利用してストーリー文章を読み込んでおくことが、解決編をスムーズに行うコツです。後で忘れてもいいように読んでいて気になった部分は、マーキングしておくとわかりやすいですね。
タイムスケジュール公開
今回の「鉄道探偵と56年前の犯人」では、公式で案内されているクリアまでの想定時間が、
過去編 4時間~
現代編 4時間~
解決編 20分~
と8時間越えの大ボリュームです。管理人は7時間15分のプレイ時間でしたが、かなり急ぎ足でまわった結果です。実際に管理人がかかった所要時間をタイムスケジュールにしましたので、参考にご活用ください。
早めの昼食を済ませて、新宿から出発しました。現代編から始めています。
管理人のタイムスケジュール
12:00 新宿から出発
12:00 現代編(都営地下鉄)第1章スタート
13:30 現代編 第2章スタート
14:30 現代編 第3章スタート
15:30 現代編 終了
現代編所要時間:3時間30分
15:30 過去編(京王線・井の頭線)第1章スタート
※1章のラスト問題はカフェで休憩しながら解きました
30分休憩しましたが、問題を解くのにかかった時間は10分程です
16:40 過去編 第2章スタート
※電車の乗継ぎ間違いで30分程ロス
18:00 過去編 第3章スタート
19:00 過去編 終了
過去編所要時間:3時間30分
19:15 解決編 終了
解決編所要時間:15分
総所要時間:7時間15分(30分休憩含む)
交通費は別途必要になりますが、1日乗車券を利用するとお得になります。過去編は「京王線・井の頭線」、現代編は「都営地下鉄」と1日乗車券の種類も変わります。時間に余裕がない場合は、過去編と現代編で2日に分けた方が1日乗車券がムダにならないかと思います。途中で手に入れたアイテムは、解決編クリアまで無くさないようにしましょう(1日乗車券の情報はこちら)
攻略のコツまとめ
ココがポイント
・過去編は問題の難易度が若干高め
・現代編は、鉄道謎解きならではのギミック(仕掛け)が多い
・解決編は、過去編と現代編をクリアできていることが前提
・過去編と現代編のストーリーを読み込んでおくと解決編スムーズ
(気になる箇所はマーキング)
・所要時間の目安は1編4時間(全編で8時間前後)1日乗車券をムダにしないように
実際に参加してみたリアルな感想
感想「無料で本当にいいの?と思える満足感」
感想をひとことで言うと「無料でこんなにいっぱい、ご馳走さまでした!」と言った感じです。ボリュームも、謎解きのテイストも終わった後に高い満足感が得られる内容で、コラボ&スポンサーの鉄道会社さんに、この先も毎年続けてください! とお願いしたくなる謎解きプログラムでした。
今回の失敗談。京王線・井の頭線に管理人はあまり乗り慣れていないのですが、快速、急行、区間急行、準特急、特急と種類が多すぎてプチパニックに。謎解きに集中していたこともあって、乗り間違えるやら、目的の駅を降り過ごすやらで同じ路線を行ったり来たりしてしまいました。夕方の本数の多い時間だったのでロス30分ほどでしたが、体力的にしんどかったです・・・あとメンタルダメージ。同じように普段乗り慣れていない路線を使用される皆様はお気を付け下さい。
電車を利用して沿線を周遊する似たプログラムには、SCRAPさんの「地下謎への招待状」がありますよね。「地下謎への招待状」も「鉄道探偵」もそれぞれに、世界観や特徴に違いがあって、個人的には相互に影響しあっているのではないかなあと感じます。良い部分はますます影響をしあって、より楽しいコンテンツになってくれたら嬉しいです!
お得な1日乗車券を使おう!
今回管理人は、「京王線・井の頭線1日乗車券」(大人900円、小人450円)と「都営地下鉄『冬』のワンデーパスポート」(大人500円、小人250円)を利用しました。
新宿起点で考えた場合、過去編も現代編もそれぞれ片道1000円以上の運賃がかかりました。終了後に、戻ってくることも考えると1日乗車券の購入で十分に元がとれますね。
「都営地下鉄『冬』のワンデーパスポート」は、2020年1月19日(日)までの土・日・祭日のみ発売です。ご注意ください。1日都営地下鉄が乗り放題になります。
上記の期間外では「都営まるごときっぷ」(大人700円、小人350円)がおすすめです。こちらは都営地下鉄、都バス、都電、日暮里・舎人ライナーが1日乗り放題です。
せっかくの1日乗車券。有効活用を考えると謎解きは2日に分けて、周辺散策を一緒に楽しんでもいいかもしれませんねー。
今回の記事は以上となります。この記事が参考になりましたら、下の各SNSボタンより紹介して頂けると幸いです。
どうかなるべく多くの皆さんに、謎が解けた瞬間のあの歓喜の時が訪れますように!