こちらの公演は開催期間を終了しています。過去イベントの記録資料としてご活用ください。
公演まとめ
公演名 | 紺青の美術館からの脱出「もう一つの真実編」(SCRAP) |
公演のスタイル | 公演 ホール型(6名/チーム) |
難易度 | ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価) |
脱出成功率 | 22%(管理人参加時) |
制限時間 | 60分(所要時間2.5時間程) |
特に必要となる力 | ひらめき力、分析力 |
キット購入料金 | 前売り一般3,200円、前売り学生2,900円(税込)(グループチケット有) |
公演情報 | もう1つの真実編 | リアル脱出ゲーム×名探偵コナン「紺青の美術館からの脱出」 |
※ご注意:お出かけ前に必ず公演情報の公式サイトから「開催期間」をご確認ください。
公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
こんな方におすすめ
- 「紺青の美術船からの脱出」本編の裏で巻き起こっていた「もう一つの物語」を知りたい
- 怪盗キッド様をより身近に感じたい。協力してコナンくんの推理を裏切りたい!
- 公演会場の通常編参加者の影に隠れて、気づかれないようにミッションを遂行するドキドキを味わいたい
-はじめに-
今回の記事では、名探偵コナン×リアル脱出ゲーム「紺青の美術館からの脱出」通常編に隠された物語「もう一つの真実編」へ実際にチャレンジしてみた感想や攻略のポイントを体験レポートでお届けします!
リアル脱出ゲーム史上初となる「ひとつの公演で2つの異なる謎解き」「複雑に絡み合うストーリー」を体験したリアルな感想など、参加を検討されている人に役立つ情報や、既に参加された方の振り返りにも楽しい内容です。下の目次より、気になった部分だけご覧いただいても理解出来る記事になっています。
「紺青の美術館からの脱出 もう一つの真実編」の概要と特徴
通常編に参加した人だけが挑戦できる!
映画版「名探偵コナン」と「リアル脱出ゲーム」のコラボは毎年恒例のものとなっていますが、その特徴として難易度の高さと、毎回新しい試みを意欲的に取り入れることが上げられます。
→「紺青の美術館からの脱出(通常編)」の体験レポートはこちら
今年2019年、コナン脱出の新しい試みは、何と通常編と同時進行で「もう一つ」の謎解き公演が行われることです。
ポイントをまとめると次のようになります。
特徴のまとめ
ココがポイント
・通常編に参加した人だけがチャレンジできる(成功・失敗は関係ない)
・通常編で感じていた違和感がスッキリ
・通常編で使用した謎解きキット+αでゲームをプレイ。謎解きの内容は全く違ったものに
・通常編の参加者たちに混じってバレないように行動するのが楽しい
(だいたいのエリア分け有り)
特に注意が必要なのは、通常編に参加した人のみの限定公演である点です。
実際の受付時にも、「以前、学芸員として参加した記憶がありますか?」と尋ねられます。通常編のストーリーを理解していないと、この「もう一つの真実編」は何が巻き起こっているのかが全くわからない作りになっています。チケットを購入する際には注意しましょう。
また、受付後テーブルに通されると、「通常編のネタバレ満載」のストーリーシートが配られます。これをゲーム開始前に読んでおくことで、通常編から時間が空いてしまい内容がうろ覚えになっていたとしても、必要な情報を改めて把握することができます。
係の人からも注意されましたが、このストーリーシート、万が一にもこれから通常編をプレイする人に見られてしまうと、大変残念なことになっていしまいます。「もう一つの真実編」をプレイするテーブルはだいたい固められていましたが、思わず通常編のネタバレになるようなことを周囲に聞こえる声で言ってしまわないようにと、開始前に妙に緊張してしまいました。
「もう一つの真実編」は「通常編」と同じ会場でプレイすることで格段に楽しさがアップします。ここは「通常編」参加者への配慮を忘れないようにしたいですね。
どんなストーリーなの?
「通常編の裏で進行していたもう一つの物語」
ストーリーの内容は、通常編の展開をベースに、その裏側で進行していた意外な物語が語られます。通常編で感じていた違和感もスッキリ。あの部分はこういうことだったのか! と新たな発見にも満ちていました。
そして、通常編以上に怪盗キッド様を身近に感じることになります。通常編でも 怪盗キッドと手を組んで美術船に秘められた謎を解き明かしましたが、より「あいつを出し抜くパートーナー」として役割を感じることができました。
通常編しか体験していないファンから、嫉妬されてしまうかもしれない・・・それくらい怪盗キットとの連携がポイントになります。
さらに、この「もう一つの真実編」では、美術船初代オーナー兼設計者のバックボーンをより深く知ることになります。通常編では彼の仕掛けた謎に翻弄されましたが、どんな思いでこんな手の込んだ仕掛けをしたのか。その思いに応えることが、物語でも謎解きでも重要になってきます。
ストーリーまとめ
・気づいていなかった新たな発見など、通常編と複雑に絡み合う展開
・怪盗キッドとの連携がより楽しく
・「紺青の美術館」のバックボーンをより深く知ることに
謎解きの特徴は?
「通常編と同じ資料で全く違った謎解き」
謎解きの内容は、通常編と全く違ったものになります。使用する資料やアイテムは、ほぼ同じものになりますが、使い方や組み合わせの違いから問題が変わります。(一部、通常編では手に入らなかった資料も使用します)
注意点として、通常編と同じアイテムが準備されているため、使わないアイテムも多くなります。惑わされないように、しっかりと整理する必要がありました。
通常編に比べると、脱出成功率は高いです。既にストーリー展開を把握しているので、謎解きに集中できます。本編で重要だった情報を既に知っている強みを最大限に生かして取り組みましょう。
「通常編」では、状況設定から論理的な思考で「ひらめき」にたどり着く必要がありましたが、この「もうひとつの真実編」は、直感力や臨機応変さが試される内容です。最後まで諦めず、自分たちにできることを考え抜く粘り強さがあれば、きっとクリア成功できます。
攻略のコツまとめ
ここがポイント
・通常編で使用したアイテムで別の謎解き。使用しないものも多いので注意
・通常編の展開をすでに知っている強みを最大限に活かして
(通常編と同じメンバーで参加するとより効率的です)
・直感的な「ひらめき」が必要。固定観念を捨てて臨機応変に
実際に参加してみたリアルな感想
感想「怪盗キッドの真の相棒になれるかも!?」
リアル脱出ゲーム史上初の試み「もう一つの真実編」、ゲーム中とにかく「よくできているなあ」と感心しっぱなしの60分でした。管理人の結果は、なんとかクリア成功でした。
できれば通常編と同じメンバーで参加すると、謎解きも物語もより楽しめるかと思います。通常編が終わった流れで、そのまま日程を決めてしまうのがおすすめです。
物語や謎の出来栄えの良さももちろんですが、宝石「紺青のアンカー」をめぐる事件の構成・展開がとても緻密に練られていたことにビックリです。
事件を表と裏の両方から体験することで、「まさか」や「そうだったのか」を新たに作り出すエンターテイメントの手法が素晴らしかったです。通常編の展開がしっかり練り込まれているからこそ実現できる難しい内容だとも思いました。
ひとつひとつの問題の難易度は、通常編とさほど変わらないようにも思えるのですが、クリア成功率は通常編9%に対して、もうひとつの真実編の方が22%と高いです。
要因はいくつか考えられますが(例えば、「もう一つの真実編」までプレイする方は、謎解き慣れしている人が多いなど)、通常編で既に全体の流れが見えていることがクリア成功を引き上げているのではないでしょうか。もちろん、それを前提にした公演ではありますが、リアル脱出ゲームではいかに情報共有が大事か、チームメンバー全員で全体感を把握する重要性を示唆しているように思います。
管理人が参加した回では、20チーム中、7チームが「もう一つの真実編」参加者でした。9月初旬に「通常編」に参加した際は、2チームが「もう一つの真実編」でした。公演も終盤になって、「もう一つの真実編」の参加比率が上昇していますね。今後の比率は予想できませんが、通常編にチャレンジしているチームがある程度いる中でやった方が確実に面白いです。
通常編をプレイした方には、ぜひ「もう一つの真実編」もセットでプレイをおすすめしたいです。なかなかこんなエンターテイメント性の高い経験をする機会はありませんし、通常編の裏で、もしかしたら怪盗キッドの真の相棒がいたかもしれないなんてちょっと悔しいですよね!
チケットは各プレイガイドから購入できます。
(詳細は公演情報より公式サイトをご覧ください)
チケットぴあで「コナン」と検索することでも全国チケットの詳細がわかります。ご参考にどうぞ。