攻略データ
| プログラム名 | 鉄道探偵と2つの発車ベル(takarush BLACKLABEL) |
| 開催期間 | 2025年12月19日(金)〜2026年03月15日(日) |
| 謎解きスタイル | 周遊型(電車系、街歩き系)※プレイ人数1人~ |
| 難易度 | ★★★★★★★☆☆☆(10段階評価) |
| 移動距離 | 京王編:新宿駅より電車片道173分 都営編:新宿駅より電車片道152分 エクストラ編:移動なし ※新宿駅〜立寄り駅〜ゴール駅までの総乗車時間 ※新宿駅は2路線の中間駅でゲームのスタート駅ではありません |
| 実際に要した時間 | 京王編:5時間 都営編:4時間 エクストラ編:20分 ※公式想定時間:公表なし |
| 特に必要となる力 | 読解力、注意力、観察力、ひらめき力 |
| 必要なもの | 筆記具、スマホやタブレット(インターネット使用)、イヤホン推奨 ※バインダーあると便利 |
| キット料金(税込) | 無料 ※別途、交通費が必要(一日乗車券の販売あり) 《参加冊子配布》 ・京王線・井の頭線の各駅 ・都営地下鉄の各駅(押上・目黒・白金台・白金高輪を除く) ・日暮里・舎人ライナー「日暮里駅」および「西日暮里駅」 ※各駅のフリーペーパーラック等に設置 |
| 公式情報 | 鉄道探偵と2つの発車ベル | Hunter's village |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:難易度、所要時間は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください

注目のポイント
- 京王線、都営地下鉄を巡る、人気の謎解き&推理シリーズ第11弾
- 探偵捜査の臨場感ある演出や、ギミックたっぷりの謎解き問題
- 参加冊子無料、一日乗車券の利用で交通費もお得にプレイ
-はじめに-
今回の記事は、京王線と都営地下鉄を舞台にした謎解き「鉄道探偵と2つの発車ベル」に挑戦した攻略レビューです。
記事では、ネタバレ無しで問題の傾向やゲームの見所をレポート。移動にかかる交通費の考察(一日乗車券はお得か?)も紹介。写真を多く掲載し、参加検討に役立つ内容です。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
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【謎解き一覧】東京周辺の街歩き系 目的別まとめ
東京周辺の街歩き系・周遊謎を10年間で100以上遊んでみて「これは面白かった!」と太鼓判付きのものを紹介したレビュー記事です。目的別に「鉄道・電車沿線」「人気の商店街」「アミューズメントスポット周辺」など、今遊べるものを見やすくまとめました。写真も多く掲載し、参加検討に役立つプレイイメージをしやすい内容です。
続きを見る
京王線・都営地下鉄「鉄道探偵と2つの発車ベル」の概要
概要「探偵捜査の臨場感ある演出、作り込まれた謎解きギミック」

無料配布されている参加冊子(別途、交通費)。筆記具は持参する必要があります
鉄道沿線や駅で巻き起こる事件を扱う「鉄道探偵」になりきって、ドラマチックな謎解き体験ができる人気シリーズ第11弾。
京王線を舞台にした「京王編」と、都営地下鉄沿線を巡る「都営編」、2コースクリア後に挑戦できる「エクストラ編」の3コース構成は変わらず。問題冊子が無料で配布されているのも人気の理由になっています。
特徴として、次のような点が上げられます。
・京王編は、探偵の臨場感を味わえる仕掛けや街歩き要素あり
・都営編は、謎解き好きに刺さるギミック、複雑な路線乗り換えの妙
・エクスラト編は、情報分析系の推理&冊子ギミック
京王編と都営編は、どちらから始めても支障ありませんが、エクストラ編のプレイには他2編のクリアキーワードが必要。各編で問題傾向や趣向が異なりました。
京王編は、電車の総乗車時間が長め。西東京を広い範囲で移動。探偵調査をしながら街歩きをしたり、WEBサイトと連動した仕掛けや現地に今回のゲームのための設置物が用意されていたりと、臨場感ある演出が特徴的でした。西に向かうほど開放的になっていく景観を電車で長距離移動していく楽しさがありました(謎解きの詳細は後述)
都営編は、二重三重にギミックの仕掛けられた謎解き問題が最大の特徴。京王編と比べて問題数も多く、解き応えあり。状況が変わることで同じ問題が別の答えになったり、ひらめきが必要になるギミックなど。謎解き好きに刺さる仕掛けが散りばめられていました。また複雑に入り組む都営地下鉄の路線で、自分で乗り換えルートを考え目的駅を目指す楽しさもありました(謎解きの詳細は後述)
2コースクリア後に挑戦できる「エクストラ編」は、京王編と都営編のストーリーが結びつく、最終問題的な位置づけ。プレイ時間は20分前後と短めで、現地探索の必要なし。全ての問題がWEB上で出題されました。それまでのストーリーを振り返り、真相を「推理」する構成になっており、冊子を折ったり重ねたりする作業問題もありました(詳細後述)

京王線では、西へ向かうほど開放的な景観を楽しめました

都営地下鉄の構内には、その駅にちなんだアート作品が展示されているのも特徴
ゲーム構成・所要時間、注意点について
【所要時間の目安、プレイ推奨時間】
《実際にかかった所要時間》
・京王編:5.0時間
・都営編:4.0時間
・エクストラ編:20分
(公式の想定時間:公表なし)
※各編とも新宿を起点とした最初の駅までの電車移動時間含む(ゲーム最初の駅は新宿ではありません)
《プレイ推奨時間》
・10:00〜日没まで
※京王編は営業時間(10:00〜21:00)や休館日のある立寄りスポットあり
※都営編は営業時間(〜20:00頃)の立寄りスポットあり
私は「京王編→都営編→エクストラ編」の順番でプレイし、クリアまでの総所要時間は「約10時間」でした。コース間の移動を含み、途中の休憩時間は除いています。
所要時間の目安は、謎解きに慣れた人で「京王編4.5〜5.5時間」「都営編4〜5時間」、謎解きに慣れていない人が公式ヒントを活用したプレイで「京王・都営編 各5〜6時間」、「エクストラ編15〜30分」ほどです。
一日で全編クリアを目指す場合、午前中からのプレイ必須。最初は京王編がおすすめ。街歩き要素や西東京の開放的な景観を電車で行くため、明るい時間帯のプレイがいいです。また、コース間の移動も京王編最終駅→都営編最初の駅の方がスムーズに行えました。
プレイ可能時間は、早朝や夜遅い時間は避けた常識の範囲でプレイすればそれほど気にする必要はありませんが、営業時間や休館日のある立寄り施設があるため注意(上記参照)。特に休館日は、公式サイト公式サイトで最新情報の確認をおすすめします。

参加冊子の置かれた京王線のフリーペーパーラック

都営地下鉄のフリーペーパーラックは木製
【ゲーム構成、探索エリア】
ゲーム進行は、手元の問題冊子とゲーム専用サイトで行っていく形式(問題冊子にQRコード記載)
冊子の問題を解くと向かうべき駅名がわかり、現地探索でキーワードをゲット。ゲーム専用サイトで送信すると、続きのストーリーや次に行うべき行動がわかる構成。過去シリーズと比べて、各編とも降車駅が多かったと思います。
一部の問題や演出で、ゲーム専用サイト上の音声や動画を視聴する機会あり。イヤホンの持参推奨。
都営編は屋内や屋根のある状況が多め。駅構内や周辺建物内でほぼ探索が完結しており、雨の日もプレイしやすい内容。一方、京王編では15分程度の街歩きをする機会や、屋外の立寄りスポットがありました。

京王編の周遊では屋外スポットに赴くことも多かったです

都営編の探索は駅構内や周辺スポット。屋内の割合が高かったです
交通費の考察(一日乗車券はお得か?)
《ゲームプレイにかかった交通費》
京王編:1,926円
都営編:1,706円
※新宿駅を起点とし、各編ゴール駅まで片道の料金、交通系IC利用した場合(税込)
※新宿駅は各編の中間地点で、ゲーム最初の駅ではありません
《コース間の移動》
京王編最終駅~都営編最初の駅:272円
都営編最終駅~京王編最初の駅:681円
※直通電車かつ、交通系IC利用した場合(税込)
上記金額は、新宿駅を起点としゴール駅までSuicaやPASMOを利用した場合の片道運賃ですが、公式で一日乗車券も案内されています。
京王線・井の頭線一日乗車券
都営まるごときっぷ
※下記期間限定で、都営地下鉄のみが一日乗り放題になる「冬のワンデーパス」が販売されています。該当日にプレイされる場合はこちらがオススメ。詳細は公式情報をご確認ください
大人 500円 / 小人 100円
2025年12月27日(土) ~ 2026年01月4日(日)及び、
2026年1月10日(土)から1月12日(月・祝)
※間違い無いよう記載しておりますが、変更の可能性もあるため必ず公式情報もご確認ください。ご利用は個人のご判断でお願いします
出発する駅によって多少差がありますが、各一日乗車券とも、実際にかかる交通費より安くなることが見込まれます。
注意点として、京王編と都営編を続けてプレイする場合、新宿駅で一日乗車券を買い換える必要があります。直通電車も運行していますが、その場合、新宿駅から最初の駅まで差額の精算が発生します。
※参考までに、新宿を出発し、京王編→都営編の順番でプレイ、新宿駅まで戻ってくると次のような料金になりました。一日乗車券の利用で「2,476円」お得になりました。
交通費:1,926+272+1,706+272= 4,176円
一日乗車券との差額:4176-(1000+700)= 2,476円

京王線・井の頭線と都営地下鉄の一日乗車券。2編を続けてプレイする場合、新宿駅で買い替えが必要

京王線の自動券売機から「おとくなきっぷ」を選択

京王線・井の頭線一日乗車券を購入

都営地下鉄の自動券売機から「お得なきっぷ」を選択

都営まるごときっぷを購入(期間限定で「冬のフリーパス」の販売もあり)
クリアで応募できる賞品、ハンターポイントについて
鉄道探偵では、クリア後に応募できる賞品(抽選)も魅力のひとつです。
鉄道会社の限定グッズや、ギフトカードなど。各コースのクリア状況によって応募できる賞品の範囲が変わります(当選は、賞品の発送をもって連絡)
応募には、各コースクリア後に案内されるWEBページで、クリアキーワードの入力、アンケートと連絡先などの回答が必要。応募は一度のみ、1コース終了後に応募してしまうと追加応募はできなくなります。3コースプレイ予定の人は全て終了してから応募する必要がありますね。
また、ハンターズビレッジ会員の方は、ハンターポイントの獲得対象にもなっています。
ハンターズビレッジのポイント制については次のリンク先をご覧ください
公式情報:ハンターポイントとは
【概要のまとめ、注意点まとめ】
ココがポイント
《概要のまとめ》
・京王編は、探偵の臨場感を味わえる仕掛けや街歩き要素あり
・都営編は、謎解き好きに刺さるギミック、複雑な路線乗り換えの妙
・エクスラト編は、情報分析系の推理&冊子ギミック
※各編の問題詳細は後述
《注意点まとめ》
・筆記具持参、スマホやタブレット(インターネット、LINEアプリ)の使用必須
※音声を聞き取る機会あるため、イヤホンの持参推奨
・一部立寄り施設に営業時間や休館日の設定あり
※京王編は営業時間(10:00〜21:00)のある立寄りスポットあり
※都営編は営業時間(〜20:00頃)の立寄りスポットあり
※休館日については、公式サイトで最新情報を確認
・続けて2コースプレイ時、10時間以上の大ボリュームとなるため午前中スタート必須
※新宿駅で一日乗車券の買い換え必要
・クリア賞の応募は一度のみ。3コースプレイ予定の人は、全て終了してから応募する必要あり
・折りたたみ式バインダーあると便利

ポケット付折りたたみ式バインダーがあると、一日乗車券を収納したり、立ったまま問題を解くのに便利でした

折りたたみ式は、持ち運びもコンパクト。1枚あると今後も重宝しますね。下に私が利用しているものと同タイプを紹介致します。参考になりましたら(上写真はB5サイズ)
【PR】
難易度や謎解きの特徴は?
京王編「言語感覚問われる王道問題&探偵捜査の臨場感」
【王道の謎解き&探偵捜査の臨場感】
京王編は、オーソドックスな謎解きが出題。特に言葉遊びやとんち系のなぞなぞ要素のある問題が多く、言語感覚が問われました。
また、架空の検索システムにアクセスして調べ物をしたり、音声データや動画の視聴、街歩きをする機会もあり。探偵捜査の臨場感を感じながら解く問題が特徴的でした。
難易度は都営編に比べてやや易しめ。電車移動にかかる時間が、プレイ時間の多くを占めました。西へ向かえば向かうほど、電車本数は少なくなるため時刻表を確認してから探索スポットへ向かうと効率的です。

西東京が舞台となる京王線沿線。日中の明るい時間帯のプレイがおすすめ

京王編で訪れたモダンな雰囲気の遊具広場
都営編「ゲームブックのような構成&謎解きギミックの妙」
【ゲームブックのような構成&謎解きギミックの妙】
都営編は、京王編に比べて問題数が多く、問題冊子がゲームブックのような構成になっているのが特徴的。「右へ行くなら3番へ、左に行くなら9番へ」といったプレイヤーの選択で問題や訪れる駅の順番が変わりました(どの選択肢を選んでも、解く問題やストーリーに変化無し)。
また問題に仕掛けられたギミックも豊富で、条件が変わることで答えが変わる問題や、ゲームブックの構成そのものを逆手に取った仕掛けなど、謎解き好きに刺さる要素が多くありました。
中盤までの小問題は京王編と同レベルの難しさですが、終盤に向かうにつれ「ひらめき」が必要になり、難易度が上がりました。謎解きに慣れていない人は、公式ヒントを活用するのがおすすめです。

都営線はプレイ中の多くの時間が屋内。雨の日もプレイしやすい

駅ごとに特徴のある壁面アートは、改札付近にあることが多い(写真は謎解きとは関係ありません)
エクストラ編「他2編をつなぐ推理&作業系謎解き」
【他2編をつなぐ推理&作業系謎解き】
エクストラ編の問題数は多くありませんが、全てWEB上で出題(各コース、冊子の最終問題の付近にQRコードの案内あり)。アクセスするためには、他2編のクリアキーワードが必要でした。
他2編の物語を繋ぎ、真相を推理する内容で、特に読解力と情報分析力が重要になりました。今まで読んできた文章の振り返りが重要になりますが、問題冊子だけでなく、WEB上で表示された内容も対象。他2編をプレイしながら、気になったWEB上の文章や太字で表示された文言はスクリーンショットを撮っておくと、エクストラ編でとても役立ちます。
また、問題冊子を折ったり重ねたりする作業系の謎解きも出題。指示に従って折り紙をする内容ですが、図柄や文字がズレやすく制作側の意図通りにいかないことが多いだろうと感じられました。落ち着いた場所で、丁寧な作業をする必要がありました。
エクストラ編は、短いプレイ時間(目安20分前後)ですが鉄道探偵を締めくくるのに相応しい満足感のある内容になっていました。

都営線の駅で見かけた馬の彫像(エクストラ編とは関係ありません)
【難易度の目安、攻略コツまとめ】
ココがポイント
《難易度の目安》
【京王編】
・謎解きに慣れている人はヒントを見ずにクリアできるレベル
・謎解きに慣れていない人も、ヒントを見ながら楽しんでプレイできる難易度
【都営編、エクストラ編】
・謎解きに慣れている人でも、ヒントを見ないと解けない問題があるかも
・謎解きに慣れていない人は、ヒントを見ても解けない問題があるかも
【全編共通】
・小学生以下のお子さんは、謎解きが得意な大人の補助が必要(大人向けの内容)
※公式ヒントは問題冊子の遊び方のページにQRコード記載。問題毎、段階式になっており必要な部分のみ閲覧可(解答の掲載なし)
《攻略のコツまとめ》
・京王編は、西へ向かえば向かうほど電車本数少ない。時刻表確認してから探索スポットへ
・都営編は、終盤以降ひらめきが必要。謎解きに慣れていない人は積極的にヒント活用
・エクストラ編は、他2編の振り返り必要。気になる文章はスクリーンショットを撮っておこう
実際にプレイしてみた感想
感想「無料とは思えないこだわりの演出、進化した鉄道探偵」

過去シリーズでは立寄りスポットが駅構内で済むことも多かったですが、京王編では街歩き要素もあったのが新鮮でした
今回の鉄道探偵は、過去シリーズと比較しても珍しくて新鮮な演出が散りばめられていました。特に京王編が顕著で、かなり大掛かりな現地の設置物も用意されており、探偵捜査の臨場感やリアリティを高めるこだわりが感じられました。参加冊子無料のイベントとは思えないクオリティで、満足度が高かったです。昨年も京王編は探偵捜査の臨場感を意識した演出が多かったですが、都営編との差別化が進んだ印象も受けました。
謎解きについては、都営編がよく作り込まれており、私はこちらのコースの方が好みでした。二重三重に仕掛けられたギミックは、謎解き好きであれば刺さること間違いなし。どの選択肢を選んでも結局一緒では? と感じたゲームブック形式の構成にもちゃんと意味があり、終盤に向かって仕掛けが回収されていく展開に、とても熱中してしまいました。
一方、気になった点を上げると、京王編は過去シリーズの中でもトップクラスの移動距離で、謎解きよりも電車で移動している時間が圧倒的に長いです。移動疲れから集中力が途切れてしまい、途中少しだらけてしまいました。電車に乗るのが好きな人は苦にならないかもしれません。
都営編の終盤は、謎解きに慣れていない人にとっては難易度高め。公式ヒントにも解答の掲載がないため、問題に躓くとクリアできない可能性があります。また、一部の現地探索で、青系の色覚差を見分けるのが困難な方は、情報取得が難しい問題がありました。公式ヒントでフォローがされているとよりいいなあと感じました。

今回、通常の鉄道探偵の他にも、京王線沿線を舞台にした「鉄道探偵K VS 怪盗N」も同時開催
無料で本格的な謎解きや、推理要素のある問題を体験ができる「鉄道探偵シリーズ」。運営側も人気シリーズであることを意識した力の入れようで、今回さらなる進化が感じられました。大人のための謎解きをボリュームたっぷり楽しめる内容です!
それでは最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!
