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ホール型 公演型 脱出ゲーム

【攻略、感想】絶対に××(バツバツ)してはいけない刑務所からの脱出(ネタバレ無し)

2025年3月12日

攻略データ

公演名絶対に××してはいけない刑務所からの脱出(SCRAP)
公演のスタイル公演ホール型(チーム毎随時スタート)(1~3名/チーム)
難易度★★★★★★★☆☆☆(10段階評価)
脱出成功率約28%(リアル脱出ゲーム吉祥寺店、24.12.29参加時)
※筆者の目視確認のため参考程度にご覧ください
制限時間60分(所要時間90分)
特に必要となる力注意力、観察力、発想の転換力、ひらめき力
公式ヒントあり(チーム毎に支給のタブレットに表示)
参加料金(税込)《前売り価格》
3人チケット:9,900円(平日)、10,800円(休日)
2人チケット:7,600円(平日)、8,200円(休日)
マッチングチケット:3,400円(平日)、4000円(休日)
※マッチングチケットは、会場スタッフにより購入者間で1~3人チームを組む内容
※当日券、平日U22団員割引あり
公演情報【公式】絶対に××してはいけない刑務所からの脱出

※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます

※ご注意:難易度は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください

※ゲームタイプについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください

タイトル画像「絶対に××してはいけない刑務所からの脱出」

注目のポイント

  • 規則だらけの刑務所が舞台、囚人となって出所をかけたゲームに挑む!
  • 次々と増えていく規則、理不尽な状況から隙をついて起死回生を狙え!
  • チームごとの随時スタート型、タブレット進行でマイペースにプレイ可

-はじめに-
今回の記事は、リアル脱出ゲーム「絶対に××(バツバツ)してはいけない刑務所からの脱出」に挑戦した攻略レビューをお届けします。

ネタバレ無しで、謎解き問題の傾向や特徴、ゲームの見所、会場の雰囲気をレポート。脱出成功率や所要時間といった攻略に役立つデータも掲載しています。

下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。

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リアル脱出ゲーム「絶対に××(バツバツ)してはいけない刑務所からの脱出」の概要

概要「次々と増える規則の隙をつく、発想の転換がポイント」

絶対にバツバツ刑務所「ポスタービジュアル」の写真

会場に掲示されたメインビジュアルのポスター

プレイヤーは、刑務所に服役する囚人の設定。国王の意向で用意された「ゲーム」をクリアすれば、罪が見逃され刑務所から出れるのだが――。

今回、次のような特徴がありました。

・次々と増える規則の隙をつく、発想の転換がポイントの問題
・ゲーム進行はタブレット管理、会場内を自由に動き回れる

今回、出題される謎解き問題はとてもシンプル。一見するとすぐ解けてしまいそうですが、ポイントとなるのは、刑務所内の行動について次々と「規則」が増えていくこと。規則の内容は様々で「特定のものに触れてはいけない」や「会話禁止」といった日常動作に支障が生じるものまで(これは例示で実際の規則と異なります)

さっきまで出来ていたことが突然禁止され、当然問題を解く障壁となる。発想を転換し、規則の隙をつく解決方法を探っていく内容となっていました(謎解きの詳細は、後述参照

また、今回のリアル脱出ゲームは、チームごとに随時スタート。事前説明やオープニング演出の終了後は、刑務所に見立てられた会場内を自由に移動・行動可。制限時間内であれば、自分たちのペースで会場探索や問題に取り組むことが出来ました(ゲーム進行の詳細は、後述参照

会場装飾は謎解きに必要となる最低限のシンプルなもので、刑務所の臨場感を味わうよりは、ルールで縛られた謎解きを楽しむことに焦点がある内容でした。

絶対にバツバツ刑務所「プレイ中にはめる手錠」の写真

ゲームプレイ中は手錠がはめられました(鎖無し)

絶対にバツバツ刑務所「罪状カード」の写真

各プレイヤーには囚人として罪状が言い渡されました(謎解きに関係なし)

絶対にバツバツ刑務所「フォトスポットで記念写真」の写真

罪状カードを持って、フォトスポットで記念撮影

ゲーム構成・所要時間、注意点について

【所要時間、制限時間】
制限時間:60分
所要時間:約65分(公式想定90分)

ゲームの制限時間は「60分」、スタート前の説明やオープニング演出などを含めた全体の所要時間は「90分」と公式サイトで案内されています。

今回、終了後に参加者全体に向けた解説は用意されていなく、脱出成功したチームから随時エンディングを見て終了となりました。私たちは制限時間の15分前クリアで、所要時間は約65分でした。

公式で想定されている「所要時間90分」は、制限時間ぎりぎりのクリア、または脱出失敗を想定した時間と思われます。クリア出来なかった場合は、終了後に解説サイトが案内されているようでした。

絶対にバツバツ刑務所「リアル脱出ゲーム吉祥寺店」の写真

私がプレイしたリアル脱出ゲーム吉祥寺店。1Fで受付後、2Fゲーム会場へ移動しました

絶対にバツバツ刑務所「事前説明の用紙」の写真

受付後に配布される事前説明の用紙。オープニング演出までの待ち時間で、目を通しておきたい内容

 

【事前説明、オープニング演出】

今回、同じ時間帯で複数チームが同時にプレイをしますが、ゲームスタート前の説明やオープニング演出は、3チームずつまとまって行われました。受付した順番で先頭から案内されるため、混雑状況によっては購入チケットの指定時間より10~20分程スタートが遅れる場合がありそうです(受付可能時間は、チケット指定時間~40分後まで)

事前説明を兼ねたオープニング演出は7~8分ほど。映像の視聴と看守(スタッフ)さんによるシンプルな説明で、主にチーム毎に配布される「タブレット」の使い方がポイントとなる内容でした。
 
【ゲーム構成・進行について】

刑務所に見立てられた会場を制限時間内であれば自由に移動し、行動することができました(侵入禁止や、特定条件を満たさないと入れない場所あり)。時間差で随時、新規プレイヤーがやってきて、7~8チームほどが常に同時プレイしている状況。

ゲーム進行のほぼ全てが配布されたタブレット上で行われました。残り制限時間の表示や、次々と追加されていく「刑務所内の規則」の詳細、謎解き問題の多くもタブレットで操作・閲覧する形式。公式ヒントもタブレット上で閲覧できました(ヒント閲覧で、一定時間タブレットが操作できなくなるペナルティあり)

また、会場内にはチェックポイントもあり。タブレット上の問題を解くことでチェックポイントに関する情報を入手、チェックポイントでは刑務所内の規則に従いながら関門をくぐり抜けることに。「タブレットで問題を解く」→「チェックポイント」→「規則追加」を繰り返していく構成でした。

会場内にテーブルはありますが、誰でも利用できるフリースペース扱いで、チームに割り振られた所定の位置はなく、椅子の設置もありません。手荷物は常に携帯し、プレイ中はほぼ立ちっぱなしの状態でした。荷物は最小限にし、身動きしやすい服装や靴で参加するのがオススメ。店舗に有料クロークがありました(吉祥寺店は500円)。また演出の都合上、大きめのピアスやイヤリングは外してのプレイが推奨されていました。

絶対にバツバツ刑務所「フォトスポットの様子」の写真

吉祥寺店のフォトスポットは会場入口側。左下には各種罪状カードもありました。

【概要のまとめ、注意点まとめ】

ココがポイント

《概要まとめ》
・次々と増える規則の隙をつく、発想の転換がポイントの問題詳細後述
ゲーム進行はタブレット管理、チームごとに会場内を自由に動き回れる
・刑務所の臨場感ではなく、謎解き問題の鮮やかさを楽しむリアル脱出ゲーム

《注意点まとめ》
・受付順に3チームごとまとまってオープニング演出。混雑状況によって待ち時間発生
※チケットの指定時間より40分後まで受付可
手荷物は常に携帯、プレイ中はほぼ立ちっぱなしの状態。動きやすい服装推奨
※店舗に有料クロークあり
・演出の都合上、大きめのピアスやイヤリングは外してのプレイ推奨

難易度や謎解きの特徴は?

特徴「シンプルな問題が、規則で難問に姿を変える」

絶対にバツバツ刑務所「会場に設置されたモニター」の写真

会場に設置されたモニターの様子

【シンプルな問題が、規則で姿形を変えていく】

今回の謎解きは、オーソドックスでシンプルな問題がベースとなっていましたが、刑務所内の「規則」によって解答を行うのが困難な状態にあり、どう規則の穴をぬって答えていくかに焦点がありました。

例えば、タブレットで問題の答えを入力送信しようとしたが、「送信」と書かれたボタンを押すのが禁止されている。看守にキーワードを伝えようと思ったが「会話が禁止」されているなど(これは例示で、実際の問題とは異なります)

しかも、その規則は展開が進むにつれ追加されていき、どんどん出来ないことや足かせが増えていきます。以前の規則が無くなったりもしませんでした。

序盤で、こういった今回の謎解きの流れ・構成に早めに慣れておくと、終盤で時間に余裕をもってプレイすることができました

【一見厄介な規則が、解法の道しるべとなる】

規則による縛りだらけの状況は、見方を変えれば、出来る事が限られていることを意味しています。規則を無くしたり、変えることもできないとあれば、プレイヤーがとれる選択肢はそう多くありません。

増えた規則によって状況が変わったり、逆に規則を利用することは出来ないか? 直近で増えた規則に注目すること自体が、おのずと解法をたぐり寄せるキッカケとなりました

絶対にバツバツ刑務所「優秀囚人証と解説サイトカード」の写真

終了後に配布される解説サイトのQRコード。さらに脱出成功者には「優秀囚人証」が貰えました。優秀囚人証の裏には、オマケ謎が遊べるサイトのQRコード記載

【難易度の目安(脱出成功率)、攻略コツまとめ】

ココがポイント

《脱出成功率、難易度の目安》
脱出成功率:約28%
(7チーム中、2チーム成功。2024.12.29 リアル脱出ゲーム吉祥寺店。筆者目視によるため参考程度にご覧ください)
難易度の目安:中学生以上のプレイが想定された難しさ

※公式ヒントを利用することで、最終問題までたどり着けるよう調整されていました(タブレットで閲覧可。一定時間タブレット操作ができなくなるペナルティ有り)

《攻略のコツまとめ》
・序盤で今回の謎解きの流れや構成に早めに慣れておこう(終盤まで構成はずっと一緒)
直近で増えた規則に注目しよう
→規則によって状況が変わったり、逆に規則を利用することは出来ないか?

実際にプレイしてみた感想

感想「謎解き問題の鮮やかさや妙を楽しむリアル脱出ゲーム」

絶対にバツバツ刑務所「吉祥寺店の店頭看板」の写真

吉祥寺店の入口に設置された店頭看板

刑務所を舞台にしたリアル脱出ゲームですが、会場装飾はとてもシンプル。囚人としての臨場感やドラマチックなストーリーを体験するような内容ではなく、謎解き問題の妙を楽しむリアル脱出ゲームだったと感じました。

行動を禁止されることの歯がゆさや抑圧された状況から、規則の隙をつく爽快感。限られた手段の中、発想の転換で危機を回避していくリアル脱出ゲームの醍醐味をずっと味わい続けているような感覚でした。

問題がよく練られており、ルールの凝った問題が好きな人、条件が変わることで問題の見え方が変わるギミックや、解法の鮮やかさに心がときめくタイプの人は、とても楽しめる内容だと思います。

一方、ひらめきを要する問題が多いため、一度躓いてしまうと、なかなか解法が思いつかず時間ばかり経過してしまう恐れも。ひらめかない時は、どんなに頭を捻っても一生ひらめかないものですよね・・・・・・。早めに公式ヒントに頼ってしまうのもありかと思いました。

絶対にバツバツ刑務所「ディスプレイポスター」の写真

吉祥寺店に設置されていたディスプレイ

1チーム最大3人でチームチケットが購入しやすく、タブレット進行によって自分たちのペースでプレイできるので、気軽に友だちを誘ってプレイしやすいのも嬉しかったです。

それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!

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