攻略データ
プログラム名 | 謎だらけの東京駅からの脱出(SCRAP) |
開催期間 | 2024年11月6日(水) ~ 終了未定 |
謎解きスタイル | 周遊型(屋内系) ※プレイ人数1人~ |
難易度 | ★★★★★★☆☆☆☆(10段階評価) |
移動距離 | 東京駅八重洲改札外 地下街や商業施設(徒歩15分範囲) |
実際に要した時間 | 3時間15分(公式想定 4~5時間) |
特に必要となる力 | 注意力、手先の器用さ、ひらめき力 |
必要なもの | スマホやタブレット(インターネット使用) ※ポケット付バインダーあると便利 |
キット料金(税込) | 3,100円 ※謎付き東京ばな奈(4個)付き(本編謎とは関係ないオマケ) 《キット販売・受取り》 ・事前オンラインチケット ※当日Jマーケットヤエチカ店、八重洲地下2番通り店でキット受取り ・当日販売(営業時間に注意) 東京ばな奈's グランドキヨスク東京 東京ばな奈スタジオ1F-STUDIO Jマーケットヤエチカ店 Jマーケット八重洲地下2番通り店 |
公式情報 | 謎だらけの東京駅からの脱出 |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:難易度、所要時間は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- 東京キャラクターストリートや大型デパートなど、人気スポット集う東京駅八重洲エリアが舞台
- 趣きの異なる3コース+最後の謎、バリエーション豊かで大ボリュームの内容
- キットに「東京ばな奈」(4個入り)付き、おまけ謎まで充実!
-はじめに-
今回の記事は、東京駅八重洲エリア(改札外)を舞台にした謎解き「謎だらけの東京駅からの脱出」に挑戦した攻略レビューです。
ネタバレ無しで謎解き問題の傾向や特徴、ゲームプレイ中の見所をレポート。写真も多く掲載し、参加検討に役立つ内容です。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【謎解き一覧】東京周辺の街歩き系 目的別まとめ
東京周辺の街歩き系・周遊謎を10年間で100以上遊んでみて「これは面白かった!」と太鼓判付きのものを紹介したレビュー記事です。目的別に「鉄道・電車沿線」「人気の商店街」「アミューズメントスポット周辺」など、今遊べるものを見やすくまとめました。写真も多く掲載し、参加検討に役立つプレイイメージをしやすい内容です。
続きを見る
リアル脱出ゲーム「謎だらけの東京駅からの脱出」の概要
概要「東京駅八重洲エリアの地下街や商業施設巡る3コース+α」
プレイヤーが東京駅八重洲エリアを歩くうちに、不思議な世界に迷い込んでしまう設定。現実世界へ戻る出口を探して、謎を解いていくシンプルなストーリー。
今回の謎解きには次のような特徴がありました。
・東京駅改札外、八重洲周辺の地下街や商業施設を巡る(ほぼ屋内)
・趣向とエリアが異なる3コース+最終謎、大ボリュームの構成
・付属アイテムが豊富なキット。作業・工作系謎解きが充実
東京駅の巨大地下街、その中でも八重洲改札周辺は、人気スポットが多く集まるエリア。東京ラーメン横丁や東京キャラクターストリート、大型デパートやレストラン街など魅力的なスポットが数多く集結しています。
今回の謎解きでは、そんな八重洲エリアを巡りながら、3つのコースと最終謎を解いていく構成。各コースは順不同にプレイ可。全てクリアすると、最後の謎に挑むことができました。
各コースは隣接する3つのスポット(地下街や商業施設)が舞台となり、ドラマチックな物語が用意されたコースや、ストイックに謎解き問題をどんどん解いていくコースなど、それぞれにテイストが異なりました(各コースの詳細は、後述参照)
特に付属アイテムを利用した作業・工作系の謎解きが充実。筆記具不要で、手元の工作物を様々に変化させながら周遊していくコースや、意外な立体物を作る展開も待受けていました。
また、本編とは別に、キット同梱のお菓子「東京ばな奈」を利用したおまけ謎も用意されており、バラエティ豊かで大ボリュームの内容を楽しむことができました。
ゲーム構成・所要時間、注意点について
【所要時間の目安】
実際にかかった時間:3時間15分
(公式想定:4~5時間)
プレイ可能時間 10:00~20:00
※一部コースが営業時間のある施設が舞台のため
私は大人二人の協力プレイで「3コース+最後の謎」のクリアまで「3時間15分」かかりました。途中の休憩時間は除いています。コースごとにボリュームや難易度が異なりますが、およそ各コース1時間前後、最終謎に20分程かかりました(各コースの詳細は、後述参照)
プレイ時間の目安は、謎解きに慣れている人で「3~4時間」、謎解きに慣れていない人が公式ヒントを活用したプレイで「4~5時間」程になると思います。
また、公式でプレイ可能時間「10:00~20:00」が設定されています。これは、3コースのうち「大丸双子館からの脱出」が営業時間のある商業施設が舞台となるため。他2コースは上記時間外のプレイ可能(但し、深夜早朝を避けた常識の範囲内で。キット販売・受取店舗の営業時間に注意)。最後の謎は現地周遊・探索がありませんでした。
【探索エリア、ゲーム構成】
ゲーム進行は、現地探索&手持ちキットの謎解き、ゲーム専用WEBサイトへの答え入力を繰り返す構成。インターネットに接続出来るスマホやタブレットの使用が必須です。WEBサイトの情報には、動画もありましたが、音声なしで閲覧可。
現地探索は、ほぼ屋内エリア。一部半屋外へ向かうこともありましたが、屋根のあるスポットで、雨の日も安心してプレイできます。また東京駅地下街の土日祝日は、とても混雑していました。人混みが苦手な方は注意。
【概要のまとめ、注意点まとめ】
ココがポイント
《概要まとめ》
・東京駅改札外、八重洲エリアの地下街や商業施設巡る(ほぼ屋内)
・趣向とエリアが異なる3コース+最終謎、大ボリュームの構成(各コース詳細は、後述参照)
・付属アイテムが豊富なキット。作業・工作系謎解きが充実
《注意点まとめ》
・インターネットに接続出来るスマホやタブレット必須
・プレイ可能時間「10:00~20:00」の設定あり
※3つのコースのうち「大丸双子館からの脱出」は上記時間プレイ可。他2コースは上記時間外もプレイ可能(但し、深夜早朝を避けた常識の範囲で。キット販売・受取り店舗の営業時間に注意)
・筆記具(ペグシル)付属、ポケット付きバインダーあると便利
【PR】
各コースの難易度や特徴は?
「東京ゲームステーションからの脱出」
トーキョーゲームステーションからの脱出
所要時間の目安:45~60分(公式想定 約55分)
難易度:★★☆☆☆
ボリューム:★★☆☆☆
3コースの中では一番ボリュームが少なく、手軽にプレイできる難易度でした。
特徴は、筆記具を利用せずに手持ちキットの工作や、作業系の謎解きだけでプレイしていく構成であること。キットを組み立てちょっとした立体物を作ったり、用紙類を折ったり重ねたりしてギミックを解き明かしていく過程を、現地周遊しながら行うこともありました。
「大丸双子館からの脱出」
大丸双子館からの脱出
所要時間の目安:60~90分(公式想定 約90分)
※プレイ可能10:00~20:00
難易度:★★★★☆
ボリューム:★★★☆☆
3コースの中で一番ストーリーがしっかり描かれており、謎解き問題と物語のバランスが良い内容。トーキョーゲームステーションからの脱出に比べ、難易度もぐっと上がりました。謎解きに慣れていない人は、ヒントを見ないとクリア出来ないレベル。
限られた手段の中で問題解決のために試行錯誤したり、発想の転換や洞察力(※)が必要になる展開など、公演タイプのリアル脱出ゲームっぽい構成でした。探索の舞台となる施設に、営業時間の設定があるため注意。
※洞察力:物事の本質や原因を見極める力。物事の表面的な部分だけでなく、見えていない部分まで見抜く能力
「ヤエチカの森からの脱出」
ヤエチカの森からの脱出
所要時間の目安:60~90分(公式想定 約80分)
難易度:★★★★☆
ボリューム:★★★★☆
3コースの中では一番問題数が多く、移動範囲も広め。次々と問題を解いていくストイックな展開が特徴的。難易度は大丸双子館からの脱出と同程度に感じました。
終盤は現地探索の必要が無く、ひらめき要素のある机上問題に。今まで解いてきた問題を振り返ったり、冊子を折ったり重ねたりする内容もあり総合的な謎解き力が必要になりました。
「最後の謎」※他3コースクリア後
最後の謎
所要時間の目安:15~30分(公式想定 約30分)
難易度:★★★☆☆
ボリューム:★★☆☆☆
最後の謎は、現地探索の必要なし。他の3コースをクリアした後にプレイすることができます。問題の難易度は、他のコースと比べて特別高くなく、今までの利用してきたキット類に隠されたギミックを指示に従って解き明かしていく工作系の謎解きでした。
作業には広めのテーブルが必要。状況によっては立ち上がって作業する必要もあり、カフェ等で取組むと周囲の目が気になってしまうかも。自宅に持ち帰ってプレイするのがオススメです。
「東京ばな謎(おまけ謎)」
東京ばな謎(おまけ謎)
所要時間の目安:10~20分(公式想定なし)
難易度:★★☆☆☆
ボリューム:★☆☆☆☆
本編とは関係なく、単独で完結する問題。プレイには付属の「東京ばな謎の専用キット」のほか、同梱されている「東京ばな奈」(4個入り)のお菓子の箱が必要になります。後日プレイする場合、食べ終わった箱を捨ててしまわないよう注意。
ボリュームは少なめで手軽にできる難易度ですが、ひらめきを刺激される仕掛けも施されており、家で余韻に浸りながらゆっくり取組むのに丁度良い内容でした。
【難易度の目安、攻略コツまとめ】
ココがポイント
《難易度の目安》
・トーキョーゲームステーションからの脱出、東京ばな謎(おまけ謎)
→謎解きに慣れていない人も楽しんでプレイできる難易度(必要に応じてヒント活用)
・大丸双子館からの脱出、ヤエチカの森からの脱出、最後の謎
→謎解きに慣れていない人は、公式ヒントを活用しないとクリア出来ない難しさ
・上記いずれも中学生以上のプレイが想定された難しさ(小学生は大人の補助が必要)
※公式ヒントはWEBサイトで閲覧(問題冊子にQRコード記載)。ステップや問題ごと段階式になっており、答えも閲覧可
《攻略のコツ》
・現在プレイしていないコースのキットは、付属の紙袋にしまって整理整頓
・最後の謎は、作業に広めのテーブルが必要(探索必要なし、自宅で解くのがオススメ)
・東京ばな謎は、キット同梱のお菓子の箱が必要。食べ終わった後に捨てないよう注意
実際にプレイしてみた感想
感想「一粒で三度以上美味しい! 謎解きがたくさん詰まったバラエティBOX」
趣きの異なる3コースを連続してプレイするのが楽しいのはもちろん、最後に用意されたキットギミックや、お菓子付きの東京ばな謎(おまけ謎)など、まさに一粒で三度以上に美味しい内容。それぞれに全部違う味がする、お菓子のバラエティBOXのような賑やかさやワクワクがありました。
SCRAPさんが制作している他の街歩き系・周遊系謎解きと比べ、初心者の人にも優しい難易度で公式ヒントも充実。広い層が安心してプレイできると思います。一方、手頃な難易度ながらどのコースも謎解きの楽しさが十分に詰まっており、慣れている人にとっても満足感が得られる内容。特に作業・工作系の問題が充実しており、キットのギミックにビックリしたい人に、刺さるのではないでしょうか。
また、「ヤエチカの森からの脱出」と「大丸双子館からの脱出」は、同程度の難しさですが、方向性が異なり、前者は、ボリュームも多く持久力や謎解きセンスが問われるような難しさ。後者は物語を読み解く力や、臨機応変に行動する対応力が問われるような難しさでした。私は「大丸双子館からの脱出」が今回一番面白かったです。
東京駅地下街は、インバウンド客をはじめとした観光客が立ち寄りやすく、常に混雑しているのがちょっと難点。土日祝は歩くのに支障が生じるレベルで混んでいるスポットもあり、人気レストランは大行列でした。人混みが苦手な人は、平日の空いている時間のプレイがオススメです。
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!