【攻略、感想】リアル脱出ゲーム×怪獣8号「怪獣9号潜む防衛隊員選抜試験からの脱出」（ネタバレ無し）

－はじめに－
リアル脱出ゲーム×怪獣8号「怪獣9号潜む防衛隊員選抜試験からの脱出」に挑戦した攻略レビュー記事です。

ネタバレ無しで謎解き問題の傾向や特徴、ゲームの見所、会場の雰囲気をレポート。脱出成功率や所要時間といった攻略に役立つデータも掲載しています。

下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。

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リアル脱出ゲーム×怪獣8号「怪獣9号潜む防衛隊員選抜試験からの脱出」の概要

概要「選抜試験の合格を目指せ！ 試験会場を襲う怪獣の脅威」

プレイヤーは、怪獣討伐を行う「防衛隊員」の選抜試験の受験者の設定。射撃技術や怪獣知識、怪獣討伐の作戦立案などの難関を乗り越えていく事に。そして、試験会場に忍び寄る怪獣9号の影が･･･。

今回のリアル脱出ゲームは、2024年8月幕張メッセで開催された「リアル脱出ゲームフェスティバル」内で行われた同名公演を一般的なホール会場用にしたもの。一部演出が変更されていますが、謎解き問題やストーリーは同じ内容です。

今回、次のような特徴がありました。

・試験形式のゲーム構成、バリエーションに富んだチーム協力問題
・怪獣討伐の作戦を考える、盤面にコマを配置する思考問題など

今回、防衛隊員の選抜試験を実際に受験するようなゲーム構成になっており、試験官として原作でお馴染みのキャラたちが登場。録りおろしフルボイスで、今回のためのオリジナルストーリーが語られました。点数稼ぎに思わず熱くなる展開、そしてただの試験では終わらないドラマチックなストーリーは、原作で描かれた選抜試験を彷彿とさせ、怪獣8号の世界に入り込んだ臨場感の高い体験でした。

試験問題の多くは、協力プレイを促すような内容になっており、チームメンバーと手分けしながら、試験の関門を次々と乗り越えていきました。盤面にコマを置き、怪獣討伐の作戦を考える問題もあり、思考力が問われる内容になっていました（問題の詳細は後述）

ゲーム構成・所要時間、注意点について

【所要時間、制限時間】
制限時間：事前公表なし
所要時間：約120分

今回、ゲーム進行が特殊でした。制限時間は存在しますが、ゲーム中に必要に応じて告げられる形式。ただ、解説を含めた全体の所要時間は「約120分」と、一般的な他のリアル脱出ゲームと同じです。ゲームをプレイしている時間も、他と同程度と思って問題ありません。

私がプレイしたリアル脱出ゲーム原宿店「9月29日」の参加回では、全体の所要時間は121分でした。特殊な進行でゲームプレイ中の全体演出が多め、エンディングストーリーや解説もしっかり描かれるため、所要時間120分より大きく短くなることは想定しにくいと感じました。

【事前説明、オープニング演出】

ゲームスタート前に、怪獣8号の大まかなストーリー概要や世界設定、登場人物の紹介がありました。原作を知らない人も、安心してプレイできる内容。

続いて、スクリーン演出によるストーリー進行があり、自然とゲーム本編へと繋がっていきました。ここまでがオープニングという明確な区切りを感じにくい構成。また、司会を行う会場MCさんも物語の登場人物のひとり。会場MCさんの演技が、スクリーン演出と連携することで、会場に臨場感を作り出していました。

【ゲームシステム・構成について】

今回、問題の閲覧や途中報告の多くは、チームテーブル毎に配布されるタブレットで行いました。画面は大きくないため、4人が見やすいよう配慮しながら、操作は代表者ひとりがが行うとスムーズ。後半になると、過去の問題や、ストーリーのポイントも、タブレット上で振り返ることができました。

会場内には掲示物があり、問題を解くために確認が必要ですが、会場の左右で同じものが用意されていました。自チームのテーブルから近い方へ移動すればよく、混雑緩和の工夫がされていました。

また、会場内には幾つかチェックポイントがあり、代表者が向かえば良い場所と、チームメンバー全員揃って入室するタイプのものがありました。チェックポイントでは、スタッフさんへ該当問題の答えや、行動したい事を提示。間違っていると対応して貰えません。混雑時は2～3分前後の待ち時間がありました。

【概要のまとめ、注意点まとめ】

脱出成功率や謎解きの特徴は？

特徴「選抜試験に即した問題、終盤は王道の展開」

【前半・中盤、チーム協力で乗り越える選抜試験】

今回の問題は、ゲーム前半・中盤と、終盤で大きく内容が変わる展開でした。

前半～中盤は、選抜試験を模した問題。怪獣の特徴や、怪獣討伐に関わる知識を資料などから照合したり覚えたりする内容で、記憶力や観察力、注意力が問われるまさに選抜試験。

いずれもチームメンバーの協力必須。一人で挑もうとすると、難易度が高くなるように出来ています。例えば、周囲の掲示物を利用した問題では、代表者一人が見にいくよりは、分担した方がスムーズ。一人で掲示物の内容を全部覚えたり、メモをとるのは大変です。

また、怪獣討伐の作戦を考える試験は、怪獣の特徴や弱点、防衛隊員のスキルなどを考慮して盤面上のコマの適正な配置を考える戦略系の問題。条件に沿って配置するだけでは上手くいかず、ひらめきや柔軟な発想も必要になる、リアル脱出ゲームらしい内容でした。

試験問題はどれも特別難しくありませんが、急かされるシチュエーションが多く、落ち着いて取り組むのがコツでした。

【終盤、選抜試験の中に散りばめられた情報の分析】

迫りくる危機を回避するために、限られた手段で脱出を試みる王道の展開。ヒントはそれまでに受験してきた選抜試験の中に散りばめられており、情報を整理し、どう結び付け、脱出成功への糸口をつかむかがポイントでした。

攻略のコツは、前半～中盤までの選抜試験において、気にかかった情報は頭の片隅に覚えておくこと。試験では特に重要ではなかったことも、もしかしたら終盤の展開でキーとなる役割を果たすかもしれません。

【脱出成功率、攻略コツまとめ】

参考に、一般的なリアル脱出ゲームの攻略のコツについてまとめた記事もあります。宜しければ参考になさってみてください（特定の公演のネタバレをするものではありません）

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実際にプレイしてみた感想

感想「チーム協力プレイが楽しい、初めての人にも遊びやすいリアル脱出ゲーム」

防衛隊員の選抜試験を実際に受験するゲーム構成は、普段のリアル脱出ゲームとは、ちょっと違う雰囲気で、新鮮な気持ちで楽しめました。4人で力を合わせ、知恵を出し合って試験を突破していく過程がとても白熱しました。最後にチーム得点が表示されるのも、脱出の成否に関わらず楽しめるポイント。仲間との絆や協力バトルを描く原作らしい内容でした。

また、原作の世界観が感じられる演出や小ネタが随所に散りばめられており、怪獣8号ファンはより楽しめること間違いなし。怪獣9号の脅威が忍び寄るクライマックスでは、ストーリーに緊張感やスリルが走り、脱出成功によって得られるカタルシスもとても高かったです。

少々特殊な進行をするものの、最終的にはリアル脱出ゲームの王道の展開で、初めての人にもオススメできる遊びやすさ。もちろん一筋縄ではいきませんが、脱出成功しても失敗しても、楽しい時間が過ごせると思います。

1チーム4人とグループチケットも買いやすく、怪獣8号を好きな友だちを誘ってプレイすると、大盛り上がり間違いなしのリアル脱出ゲームでした。

それでは最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました！