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ルーム型 公演型 脱出ゲーム

【攻略、感想】9rooms新作「迷いの森の館からの脱出」(ネタバレ無し)

2023年11月14日

攻略データ

公演名迷いの森の館からの脱出(SCRAP)
公演のスタイル公演ルーム型(チーム制2~4人)
難易度★★★★★★★★☆☆(10段階評価)
脱出成功率30%(東京ミステリーサーカス、23.11.05参加時点の平均 )
制限時間50分(所要時間~120分)
最終ルームの制限時間 最大10分(詳細は、記事参照
特に必要となる力注意力、観察力、ひらめき力
公式ヒントあり(時間経過でタブレット上に表示)
参加料金(税込)前売り一般(平日)
2人チケット6,800円、3人チケット9,600円、4人チケット12,000円
前売り一般(土日祝)
2人チケット7,400円、3人チケット10,500円、4人チケット13,2000円
※【期間限定】平日割引、当日券、平日U22団員割引あり(詳細、記事参照
公演情報【公式】リアル脱出ゲーム『迷いの森の館からの脱出』

※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます

※ご注意:難易度は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください

※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください

タイトル画像「迷いの森の館からの脱出」

注目のポイント

  • 連続した9つの部屋を次々に攻略する「9rooms」の最新作は魔女の住む館が舞台
  • 魔法の杖を振りかざし、様々なギミックを発動させる。仕掛けが楽しい脱出ゲーム
  • コンティニューやリベンジチケットで、脱出成功するまでチャレンジできる

-はじめに-
今回の記事は、連続した9つの部屋を攻略していくリアル脱出ゲーム「迷いの森の館からの脱出」にチャレンジした攻略レビューをお届けします。

ボックスサイズの部屋を次々と脱出していく構成が特徴的な9rooms(ナイン・ルームス)。その2023年最新版は、魔女の住む館が舞台。魔法の大釜や喋る絵画など、怪しいシチュエーションと好奇心を刺激するギミック(仕掛け)がたっぷりと詰まったリアル脱出ゲームでした。

記事では、脱出成功率(難易度)や所要時間といった攻略に役立つデータや、魔法の杖を利用して仕掛けを発動させる謎解きの特徴や見所など、気になる情報を徹底紹介しています。写真も多く掲載し、プレイイメージしやすい内容です。参加検討にお役立てください。

下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。

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9rooms新作「迷いの森の館からの脱出」の概要

概要「見習い魔法使いとなり魔女の館へ。ボックスサイズの9つの部屋を攻略」

9magic「会場受付カウンター前に設置されたポスタービジュアル」の写真

会場受付カウンター前に設置されたポスタービジュアル

あなたは見習い魔法使い。
残忍な魔女が住むという館に迷い込んでしまった。

謎や暗号だらけの部屋に閉じ込められたあなたは、持っていた魔法の杖をふりかざす。
すると、杖の力によりたちまち炎が立ちのぼり、雷鳴が轟く!

唯一の出口は9つの部屋を突破した先にあるという。
ある部屋では大きな釜が煮えたぎり、ある部屋では肖像画がしゃべりだす。
そして最後の部屋で待ち受けるのは…。

「迷いの森の館からの脱出」の導入ストーリーは上のようになっています(公式サイト掲載ストーリーを要約)

ボックスサイズの9つの部屋を連続して攻略していく構成の「9rooms(ナイン・ルームス)」。今回は「魔女の館」が舞台。どの部屋も西洋風の怪しい装飾が施され、物語の中に入り込む臨場感はバツグン。さらに、プレイヤーは見習い魔法使いの設定で、異なる力を秘めた4つの魔法の杖が与えられ、杖の力を用いて謎や罠を乗り越えて行く内容でした。

各部屋に仕掛けられた謎は、特別な知識を技強うとせず「直感」と「ひらめき」によって解き明かして行くものが多く、机上で解く「なぞなぞ」や「クイズ」といった問題は殆ど出題されませんでした。

部屋にあるものへ実際に触れ、動かして、解き明かしていくルーム型ならではの謎解き。特に、電子的なギミックが特徴的で、特定の場所に杖で触れたり物を置いたりすると、映像や音声による演出が変化する仕組みになっていました(謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください

また、今までの9rooms以上に、物語がしっかり用意されており、ストーリー重視の脱出ゲームを楽しみたい人に向いていました。実際に部屋に閉じ込められるリアルな体験とも相俟って、物語への没入感も高く、意外な結末が待ち受けるストーリーは大人が楽しめるドラマチックな内容だったと思います。

9magic「会場受付カウンタの様子01」の写真

会場受付カウンターの様子。開催スタート間もない週末で混み合っていました(東京ミステリーサーカス5F)

9magic「二番目の部屋の様子」の写真

魔法の杖を使用して映像や音響を変化させるギミックが特徴的(1番目の部屋「歓迎の間」と2番目の部屋「修行の間」はSNS等への写真掲載可。写真は2番目の部屋の様子)

 ゲームシステムや構成、制限時間について

制限時間、ゲーム構成

ゲームの制限時間:50分
※但し、9番目の部屋は制限時間 最大10分

実際にかかった所要時間:90分
公式の想定所要時間:60~120分)

ゲームの制限時間は「50分」で、時間内に9つの部屋全てを脱出するとゲームクリア。但し、9番目の部屋はどんなに早く辿り着いても、制限時間は「最大10分」となりました。

制限時間の略図

制限時間について(コンティニュー&リベンジの詳細は後述

《制限時間の例》
・8番目までの部屋を「43分」でクリア
→ 9番目の部屋の制限時間 7分
・8番目までの部屋を「40分以内」でクリア
→9番目の部屋の制限時間 10分

ゲーム進行と制限時間の管理は、チーム毎に1つ支給されるタブレット端末で行われました。謎解きの答えをタブレットに入力することで、ストーリーや次の問題が表示され、その部屋の最終問題に正解すると、次の部屋の扉が開錠される仕組み

2~4人のチーム制で、各部屋に滞在するのは1チームのみ。他のチームと協力することはなく、時間差で順次スタート。次の部屋に他のチームがいる状態では、クリアキーワードをタブレットに入力しても、次の部屋の扉が開錠されません。次の部屋のプレイヤーが居なくなることで、扉付近のランプが点灯し、準備OKとなりました。タブレット上でストーリーを確認している時間や移動時間、待ち時間が発生している間は、制限時間がストップする仕組みでした(過去の9roomsと同じシステム)

9magic「魔法の杖とタブレット」の写真

チーム毎に支給されるゲーム進行用タブレットと、4種類の魔法の杖

9magic「扉付近に設置されたランプ」の写真

扉付近に設置されたランプ。点灯で次の部屋進める準備が整った合図

 

コンティニュー、リベンジ

途中で制限時間を超えてしまった場合は、コンティニュー(9番目の部屋は、リベンジ)が用意されていました。コンティニューしない場合は、各部屋に用意された「EXIT扉」から退出することになります。

・コンティニュー
1~8番目の部屋で制限時間を超えた場合、1人1,000円(後払い、現金のみ)で、その場から10分延長。チームメンバー全員がコンティニューをする必要あり。
※タイムアップ後、タブレット端末上の10カウント以内にコンティニュー選択。タイムアップ後の対応を事前に決めておくとスムーズです

・リベンジ
9番目の部屋で制限時間を超えた場合、1人1,000円(現金のみ)で9番目の部屋のみ再プレイ可。一度退出し「リベンジカード」を貰い、再受付する必要あり(別日のプレイ可)
※リベンジは予約不可。当日の混雑状況によって、利用できない場合あり

タブレットでコンティニューするイラスト

所要時間の目安、注意事項など

私たちは4人でプレイ、コンティニューやリベンジ無しで、オープニング映像の視聴から、ゲームクリアまでに約「90分」(ゲームプレイ時間38分、ストーリー確認15~20分、待機時間30~40分)かかりました。制限時間に余裕のあるプレイでしたが思っていた以上に全体の所要時間がかかりました。

私たちがプレイした日は、チケット完売日で、とても混雑していました。プレイ中の待機時間が頻繁に発生し、次の部屋のチームが居なくなるまで5分程待つことが多かったです。

またチケット記載の開始時間に対して、5チーム程が順次スタートとなるため、受付状況によってスタート前に待ち時間が発生します(受付の詳細は、次項をご覧ください

手荷物は、持った状態でプレイ。事前ロッカーや手荷物カゴはありませんでした(東京ミステリーサーカス1Fサービスカウンターに、有料クローク500円)。大きな荷物や両手が自由にならない手荷物は、部屋探索に支障が生じると思います。また、待機時間を含むプレイ中はほぼ立ちっぱなしの状態でした。身軽な状態でプレイしたいですね。

9magic「プレイ時間の詳細画面」の写真

ゲーム終了後に各部屋のプレイ時間の詳細が確認できました。クリアまで38分でしたが、実際の所要時間は90分程かかりました

チケット情報(当日券、割引情報、受付方法など)

(税込)前売り当日
平日土日祝平日土日祝
2人チームチケット6,800円
(3,400円/人)
7,400円
(3,700円/人)
7,400円
(3,700円/人)
8,000円
(4,000円/人)
3人チームチケット9,600円
(3,200円/人)
10,500円
(3,500円/人)
10,500円
(3,500円/人)
11,400円
(3,800円/人)
4人チームチケット12,000円
(3,000円/人)
13,200円
(3,300円/人)
13,200円
(3,300円/人)
14,400円
(3,600円/人)
コンティニュー、リベンジ料金(※1)-1,000円×参加人数

※1 コンティニュー、リベンジの前売り無し。支払いは現金のみ(詳細こちら

※少年探偵団会員かつ22才以下の平日限定でチケット半額サービスあり(詳細こちら

※間違いがないよう記載しておりますが変更されることもあります。最新のチケット料金については、必ず公式情報をご確認ください

チケットは、2~4人のチームチケットのみの販売。当日、知らない人とチームを組むことはありません。参加人数が多いチケットほど、1人当たりの料金が若干お得になりますね。ゲームの性質上、1人参加できませんので注意が必要です。

また、「前売り・当日」「平日・土日祝(大型連休期間含む)」などで料金が変わります。販売は、東京ミステリーサーカスのWEBサイト、又は当日チケットカウンターで取扱っています。但し、前売りの段階で売切れている場合、当日券の販売はありません

 

当日の受付について

受付からゲームスタートまでの流れ

当日の受付は、東京ミステリーサーカス5Fのゲーム会場前のカウンター。チケット記載時間の10分前~40分後まで好きな時間に受付が可能でした。

カウンターでチケット確認が終了すると、待ち組数確認・呼び出し用のLINEアカウントを登録することになりました。チケット記載の開始時間に対して、5チーム程が順次スタートとなり、自分達の番が来るまで待ち時間が発生しました。

私たちは受付開始時刻(チケット記載時間の10分前)に到着しましたが、既に4組並んでおり、ゲームスタート迄に30分程の待ち時間が発生しました。

受付開始時刻より早めに会場に到着するか、混雑時を避けて遅めに受付するとスムーズにプレイできると思います。開催スタートから当面の間、土日祝はチケット完売日が多いことが想定されるため、受付時の混雑や所要時間が長めにかかると思っていた方が無難ですね。

9magic「会場受付カウンタの様子02」の写真

受付開始時刻(チケット記載時間の10分前)の受付は既に多くのプレイヤーで賑わっていました

期間限定 平日1,000円オフ

「迷いの森の館からの脱出」の開催を記念して、2023年11月30日(木)までの平日に参加すると、チケット料金が1人当たり「1,000円オフ」になるキャンペーンを実施しています(他のクーポンとの併用不可)

平日は17時以降の回の開催もあり、お仕事や学校終わりに参加することも可能ですね。

公式情報:チケット情報(期間限定 11/30まで割引中)

 

U22団員割引について

「少年探偵団※」の会員で22歳以下の方は、平日の当日券が半額になります。

※リアル脱出ゲームを制作・運営するSCRAPの有料会員(月額330円、又は年額3,300円)。詳細は公式情報をご確認ください

対象チケット購入後、初回適用時の会場受付で生年月日を確認できる身分証明書の提示が必要。以降は、会員専用ページに「U22」のスタンプが表示され、他の公演も受付時にスタンプを提示することで当日券半額が摘要されるようになります。

以前販売されていた学生チケットの券種は無くなった為、注意が必要ですね。

学生たちのイラスト

【概要のまとめ、注意が必要に感じたこと】

ココがポイント

《概要のまとめ》
ボックスサイズの9つの部屋を連続して攻略していくリアル脱出ゲーム
・魔女の館の臨場感が感じられる装飾や演出、魔法の杖で部屋に仕掛けられたギミックを発動させる謎解き(謎解き問題の詳細は、後述をご覧ください
コンティニューやリベンジで、制限時間を10分延長できる。1,000円/人(詳細は、記事参照

 

《注意が必要に感じたこと》
チケットは2~4人のチームチケットのみの販売
※当日のチームマッチメイクなし。プレイヤー1人での参加不可
・チケット完売日など混雑時は、受付や所要時間が長めにかかる可能性あり
※詳細は記事参照
手荷物は持ったままプレイ。身軽な状態で参加推奨
・小学生の参加は18歳以上の保護者同伴(保護者もプレイヤーとして有料)
・中学生のみでの参加は、保護者(18歳以上)の同意書を要提出

脱出成功率(難易度)や謎解きの特徴は?

特徴「触って動かして解き明かすギミック盛り沢山。電子的仕掛けが多め」

9magic「タイムレコードの掲示物」の写真

会場受付カウンター付近に掲示されたタイムレコード&脱出成功率。開催スタート間もなくで、リピーターランキングや月間ランキングはまだ集計されていませんでした

今回の謎解きは、ボックスタイプの脱出ゲームが9つ連続している構成で、各部屋ごとに問題傾向が異なるものの、以下が共通していました。

・部屋の中にある物へ、実際に触れたり動かす必要がある
・4種類の魔法杖を利用した電子的なギミック(仕掛け)を解き明かす

テーブルの上に置かれた食器や、机の引出し、鏡台やクローゼットなどくまなく探索して、手がかりを集める流れは、ルーム型の脱出ゲームと一緒(ストップマークが描かれたものは触れたり、動かすこと禁止)。発見した手がかりを元に、マークが揃うよう積み木を組み合わせるといったパズル系の作業が多かった印象です。

また、今回の内容ではストーリー進行以外で「日本語」を扱うことはなく、机上で解く「なぞなぞ」や「クイズ」に類する問題はありませんでした。一部「アルファベット」を利用する機会があり、簡単な英単語の知識も必要(スマホ利用可のため、翻訳検索できます)

プレイヤーには装飾の異なる4種類の「魔法の杖」が配布されます。原則、1人1本ずつ選びますが、4種類の杖が全て必要となるため、4人未満のチームでは余った杖を誰かが2本目として担当するか、チーム全体で共有しながらプレイすることになります。

魔法の杖には、それぞれ異なる能力が設定されています。具体的には、部屋の中の特定の場所に杖で触れると、照明・映像・音響による演出の変化が生じ、謎解きの手がかりとなる仕様です。

例えば、雪の魔法の杖で水が流れるモニターに触れると、凍らせて止めることが出来るなど(これは例示で実際の魔法の杖とは異なります)。杖ごとに魔法の発動条件が設定されており、条件を揃えることが問題になっている場合もありました(各魔法の発動条件は、ゲーム開始前やゲーム中に説明有り)

時には、物を動かすアナログ的な動作と、杖を利用した映像の変化が組み合わせられた意外なギミック(仕掛け)があることも

 

ヒントについて

どうしても問題が解けない場合、各部屋の時間経過に伴って、タブレット上にヒントが表示されました。その場合、クリア目標時間を上回っていることを意味します(ヒント表示までの時間を制限時間から消費して、すぐ閲覧することも可)
ヒント活用することで、リアル脱出ゲームに慣れていない人でも問題が解けるようゲームバランスが調整されていました。但し、ヒント利用頻度が高いと、途中で制限時間を超えてしまったり、9番目の部屋で十分なプレイ時間が残っていない可能性が高いです。尚、9番目の部屋にはヒントが用意されていませんでした。

9magic「一番目の部屋の様子02」の写真

一番目の部屋「歓迎の間」の様子(一番目と二番目の部屋の写真はSNS等への投稿可)

9magic「一番目の部屋の様子03」の写真

魔女の館を模した装飾が施された部屋を探索し、手がかりを集めて謎解き

 

最後の謎(9番目の部屋)「魔女の館で体験したことを総動員して挑む」

9番目の部屋は2つ用意されており、8番目と9番目の部屋の間に待機スペースがありました。準備が完了し、ランプが灯った方の部屋へ入室する仕組み。最後の部屋が一番プレイ時間がかかり、またリベンジチケットで再挑戦するチームも居るための対応と思われます。

最後の謎解きでは、部屋の中の物を動かしたり、魔法の杖を使用するギミックはもちろんのこと、まで魔女の館で体験してきた経験や、知り得た情報を総動員して、臨機応変に危機へ対処する必要がありました。

ストーリーは急展開を迎え、映像や音響演出も最高潮に達し、とても盛り上がりましたが、その分思考も散漫になりがち。9番目の部屋に入る前の待機時間を利用して、事前に今までの振り返りをチーム内で行っておくことが攻略のコツになったと思います。

タブレット端末では、各部屋で起こった出来事や問題のポイントを、過去ログとして閲覧することが出来ます。この機能をチーム内での振り返りに有効活用したいですね。

9magic「ゲームクリア画面」の写真

脱出成功でタブレット上にクリア画面が表示されました

9magic「ゲームクリア後のベンチスペース」の写真

ゲームクリア後は、用意されたベンチスペースでタブレットに表示されるエンディング映像を視聴しました

【脱出成功率(難易度の目安)、攻略コツまとめ】

ココがポイント

《脱出成功率》
脱出成功率:30%(東京ミステリーサーカス、23.11.05参加時点の平均 )

《難易度の目安》
・中学生以上のプレイが想定された難易度
・謎解きに慣れていない人も、公式ヒントを活用しながら楽しんでプレイできる(但し、最後の9番目の部屋はヒント無し)

 

《攻略のコツまとめ》
・部屋の探索は手分けして行い手がかりを集め、問題は皆で揃って考えよう
探索では、ストップマークが描かれていない物はくまなく調べよう(見方や動かし方を変えてみるのもコツ)
各魔法の杖の使用方法(魔法の発動条件・効果)を良く理解しよう
※魔法の発動条件は事前説明あり。但し、ゲーム中に追加情報もあり
・最後の部屋(9番目)では、魔女の館で知り得た情報を総動員して挑もう
※9番目の部屋に入る前の待機時間で、チーム内の情報共有・振り返りするのがコツ
タブレット端末で閲覧できる各部屋の過去ログを活用

実際に遊んでみたリアルな感想

感想「次の扉を開ける度に感じるドキドキ、大人が楽しめるドラマチック体験」

9magic「オープニング映像を見るスペース」の写真

受付カウンター横に設置された「オープニング映像」を視聴するスペース

私は過去に開催されて来た3つの「9rooms」を全てプレイしましたが、その中でも今回は、特にストーリー重視の内容だったと思います。9つの部屋のコンセプトが異なり、多種多様なボックスタイプの謎解きが一度に楽しめる構成はそのままに、各部屋の装飾や演出に「魔女の館」の一貫性があり、起承転結がしっかりあるストーリーが用意されていることで、今までの9rooms以上に物語への没入感が高く、よりドラマチックなゲーム体験となりました。

また、魔法の杖を利用した演出も、過去の9roomsにはない仕組みで、演出のインタラクティブ性や問題の幅が広がったのはもちろんのこと、凝った装飾の施された杖を持っているだけでもテンションがあがりました。

謎解きは、じっくり考える思考系よりは、直感やひらめきを頼りに解き明かしていく物が多く、サクサクプレイしていく気持ち良さがありました。解き明かした時の驚きや喜びがとても強く感じられ、次の部屋ではどんな演出や問題が待ち受けているだろうと、扉に手をかける度にドキドキさせられました。

アルファベットの利用はありますが、言語感覚を問われる問題は少なく、今後、ストーリー等が翻訳される英語版も始まるそうです。言語の壁を越えて、多くの人が楽しめる問題作りは、確かに意識されていたなあと感じました。

一点、気になったのは混雑時の待ち時間でしょうか。受付の順番待ち、受付後の待機時間、ゲーム中に次部屋のプレイヤーが居なくなるまでの待機時間など、ゲームを直接プレイしていない時間がとても長かったです。私はゲーム開始前に30分、ゲーム中の待機時間も30~40分程ありました。チケット完売日の週末は、この程度かかる可能性があるためご注意を。

9magic「タブレット返却カウンター」の写真

タブレットの返却カウンターではオリジナルグッズも販売されていました

9magic「オリジナルグッズの一覧」の写真

今回のオリジナルグッズ一覧。脱出成功者だけが購入できるグッズの販売もありました

先日、リアル脱出ゲームを制作するSCRAPさんの公式ページで、魔法世界創造プロジェクト『Mystic Universe(ミスティックユニバース)』が発表されました。これは、今回の「迷いの森の館からの脱出」や、現在開催中の「魔法料理アカデミー卒業試験からの脱出」が同じ世界設定で作られていたことが明かされた内容で、今後もさらにコンテンツが増えていくようです。世界設定を共有することで、より驚きや深みの感じられるストーリーが期待できますね今後の展開に注目したいです!

それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!

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