攻略データ
プログラム名 | ナゾスイ 謎が泳ぐ水族館(RIDDLER) |
謎解きスタイル | 周遊型 (屋内系)※プレイ人数1人~(推奨4人程まで) |
難易度(10段階) | CHAPTER BLUE:★★★★★★☆☆☆☆ CHAPTER RED :★★★★★★★☆☆☆ CHAPTER GREEN:★★★★★★★★☆☆ CHAPTER YELLOW:★★★★★★★★☆☆ CHAPTER BLACK:★★★★★★★☆☆☆ |
移動距離 | 川崎水族館内 |
実際に要した時間 | CHAPTER BLUE:80分 CHAPTER RED :60分 CHAPTER GREEN:70分 CHAPTER YELLOW:120分 CHAPTER BLACK:90分 (公式想定:各チャプター1時間~) |
特に必要となる力 | 注意力、観察力、思考力、探索力、ひらめき力 |
必要なもの | 筆記具、スマホやタブレット(LINEアプリ使用) ※バインダーあると便利 |
キット料金(税込) | CHAPTER BLUE:770円 CHAPTER RED,GREEN,YELLOW:1,100円 CHAPTER BLACK:1,650円 ※別途、川崎水族館の入館料 大人2,000円、高校生1,500円、小・中学生1,200円、幼児(4才以上)600円 ※入館料の障害者割引あり (詳細は、記事参照) |
公式情報 | 【公式】ナゾスイ|謎が泳ぐ水族館 |
※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます
※ご注意:難易度、所要時間は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください
※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください
注目のポイント
- カワスイ(川崎水族館)を舞台にRIDDLERが仕掛ける本格的な周遊・探索系謎解き
- 趣向の異なる全5章、不思議な生物「ハテナウオ」を巡るコメディタッチのストーリー
- 鑑賞ルートに沿った探索や謎解きで、水族館の展示を楽しみながらプレイできる
-はじめに-
今回の記事は、カワスイ(川崎水族館)を舞台にした謎解き「ナゾスイ 謎が泳ぐ水族館」に挑戦した攻略レビューをお届けします。
人気の謎クリエイター松丸亮吾さん率いる「RIDDLER(リドラ)」による、川崎水族館を舞台にした本格的な謎解き。趣向の異なる全5章は、どれも謎解き好きに刺さる仕掛けが随所にあり、手応え抜群の内容でした。館内展示を楽しみながらプレイすることが出来るため、川崎水族館を初めて訪れる人にもオススメです。
記事では、所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、各チャプターの特徴や見所など気になる情報を徹底紹介。写真も多く掲載し、プレイイメージがしやすい内容になっています。参加検討のお役に立ちましたら幸いです。
下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。
【謎解き一覧】東京周辺の街歩き系 目的別まとめ(2024年)
東京周辺の街歩き系・周遊謎を10年間で100以上遊んでみて「これは面白かった!」と太鼓判付きのものを紹介したレビュー記事です。目的別に「鉄道・電車沿線」「人気の商店街」「アミューズメントスポット周辺」など、今遊べるものを見やすくまとめました。写真も多く掲載し、参加検討に役立つプレイイメージをしやすい内容です。
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川崎水族館×謎解き「ナゾスイ 謎が泳ぐ水族館」の概要
概要「趣向の異なる全5章、鑑賞ルートに沿って不思議なハテナウオの謎を解く」
ある日、カワスイに突然現れた謎だらけの魚、ハテナウオ。
インターネットや図鑑、論文で調べても何も分からず、ただ一つだけ分かっているのは「謎解き」が大好きだということ。
「ハテナウオたちの出す謎を解けば、その生態も分かると思うんです。お願いします! 私たちの調査に協力してくれませんか?」
新人飼育員の少女「ユユ」とあなたは、ハテナウオたちの謎を解き明かすことができるだろうか…?
「ナゾスイ 謎が泳ぐ水族館」の導入ストーリーは上のようになっています(公式サイト掲載ストーリーを要約)
舞台となる川崎水族館は「カワスイ」の呼称で親しまれている都市型水族館。JR川崎駅前の商業ビル「川崎ルフロン」9~10Fに位置し、展示面積はコンパクトながら、プロジェクションマッピングによる館内演出や、生き物たちとの触れ合い・体験学習イベントを中心に据えた展示を行っており、ご家族で楽しめる内容が多かった印象です。
今回の謎解きは、人気の謎クリエイター「松丸亮吾」さん率いる「RIDDLER(リドラ)」が企画制作。TVで謎解きを出題している松丸さんは、ひらめいた瞬間の「驚き」を大切になさっているイメージがありますが、今回の謎解きでも、サプライズに満ちたひらめき体験が随所に散りばめられていました。
全5章(チャプター)で構成されており、それぞれが独立したストーリー(料金もチャプター毎別料金)。どのチャプターからプレイしても支障なく楽しめますが、第5章となる「CHAPTER BLACK」は最後にプレイするのがオススメの内容でした。
・CHAPTER BLUE「ユユと迷子の幽霊ランタン」
・CHAPTER RED「ユユとわがままハラペコナマズ」
・CHAPTER GREEN「ユユとドタバタ飼育大作戦」
・CHAPTER YELLOW「ユユとハテナウオ捕獲ミッション」
・CHAPTER BLACK「ユユと最後の謎解き試練」
チャプターごとに謎解き問題の傾向が変わり、難易度も若干異なっていました。各チャプターは色分けされており、冊子や館内の掲示物の色が統一されているため、自分が今どのチャプターをプレイしているのかが分かりやすくなっていました。
キットを折ったり重ねたりする作業系の問題や、館内探索の比重が大きいもの、高いひらめきが要求される難問など。内容はとてもバラエティに富んでおり、1つ体験すると別のチャプターもプレイしたくなってしまう楽しさ(各章の難易度や謎解き問題の特徴は、後述をご覧ください)
また、どのチャプターも水族館の鑑賞ルートに沿って、ストーリーや探索が展開していきました。ゲームをプレイしながら、水族館の展示も楽しみ、そこに暮らす生き物たちの生態を知ることができる工夫もされていて、川崎水族館を初めて訪れた人にもオススメできます。
ポップなビジュアルは親しみやすく、様々な種類が存在するハテナウオたちの設定や、新人飼育員ユユとの軽快なストーリーなど、幅広い層がプレイするのを意識した作りでした。
但し、謎解き問題はかなり本格的。謎解きに慣れていない方や、小学生低学年以下のお子さんは、チャプターによっては難易度が高すぎて、十分に楽しめないことがあるかもしれません(公式ヒントあり)
所要時間の目安、ゲーム構成(屋内外の割合など)
チャプター名 | 実際にかかった所要時間 | 一般的な所要時間の目安 |
CHAPTER BLUE「ユユと迷子の幽霊ランタン」 | 80分 | 70~90分 |
CHAPTER RED「ユユとわがままハラペコナマズ」 | 60分 | 50~70分 |
CHAPTER GREEN「ユユとドタバタ飼育大作戦」 | 70分 | 70~90分 |
CHAPTER YELLOW「ユユとハテナウオ捕獲ミッション」 | 120分 | 100~130分 |
CHAPTER BLACK「ユユと最後の謎解き試練」 | 90分 | 90~120分 |
プレイ可能時間 | 10:00~20:00(最終入場19:00) ※川崎水族館の営業時間に準ずる |
※一般的な所要時間の目安は、謎解きに慣れている人、又は慣れていない人が公式ヒントを活用しながらプレイする場合を想定しています。筆者の主観によるため、参考程度にご覧ください
私は大人2人の協力プレイ(キット2人分)で、各チャプターの所要時間は上掲表のようになりました。私たちは、第1~4章を1日でプレイしましたが、途中の休憩時間なども含めると6時間を超える大ボリュームの内容でした。第5章は、別日に単体でプレイしました(1~4章プレイ時にまだ未開催だった為)
各チャプターは共通して、館内に掲示された「ハテナウオ」を探していく展開。ハテナウオの身体に書かれた問題、手持ちの冊子、LINEアプリのトーク機能を連動させながらプレイする構成でした(登録するLINEアカウントは、チャプター毎に異なります)
探索範囲は、完全屋内になるため雨の日でも安心してプレイすることができますね。商業施設「川崎ルフロン」9~10Fに位置し、ゲーム中、水族館内のエスカレーターを利用して、階移動することがありました(エレベーターも有り)。館内はテーマの異なる5つの展示ゾーンにわかれており、謎解きではそれらのゾーンを鑑賞ルートに沿って巡っていきました。
館内には自由に座れるベンチ・椅子が多く設置されており、腰を落ち着けて問題を解く際に便利でした。また、休憩や謎解きに利用できるフリースペースもありました(川崎水族館内10Fオセアニア・アジアゾーン、上地図のA)。もともとレストランだったエリアを無料開放したもので、広いテーブルもあり、眺望も良くとても使い勝手が良かったです(時期によっては開放されていない可能性があります。ご了承ください)
また、川崎水族館は再入館が可能でした。退場する際、出口ゲートに「再入館スタンプ」が設置されています。無色透明、ブラックライトに光る仕様のスタンプで、手の甲などに自分で押します(出口にスタッフさん無し)。再入場する際は、入場ゲートでスタンプと、入場券を見せる流れです。
電子チケットの場合は、日付や枚数のわかる電子チケットの画面をスクリーンショットしておくと便利でした。入館後にキット購入したい場合は、チケットカウンターまで戻る必要があるため、再入場を活用したいですね。
チケット情報(その他、入館料など)
チャプター | 料金(税込) | |
CHAPTER BLUE「ユユと迷子の幽霊ランタン」 | 770円 | |
CHAPTER RED「ユユとわがままハラペコナマズ」 | 1,100円 | |
CHAPTER GREEN「ユユとドタバタ飼育大作戦」 | 1,100円 | |
CHAPTER YELLOW「ユユとハテナウオ捕獲ミッション」 | 1,100円 | |
CHAPTER BLACK「ユユと最後の謎解き試練」 | 1,650円 | |
入館チケット | 大人 | 2,000円 |
高校生 | 1,500円 | |
小・中学生 | 1,200円 | |
幼児(4才以上) | 6,00円 | |
販売場所 | WEBチケット | アソビュー! |
当日販売 | 川崎水族館チケットカウンター (川崎ルフロン10F) |
※中学生・高校生は入館の際、生徒手帳・学生証の提示が必要
※12歳以下の入館は16歳以上の同伴が必要(3歳以下は無料)
※入館チケットの障害者割引は、各料金の半額。身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳の原本または、コピーの提示必要。手帳所持の本人および介助者、計2名まで対象
※その他、年間パスポート、団体割引などあり
※間違いが無いよう記載しておりますが、変更の可能性もあるため、必ず公式情報をご確認ください
・謎解きキットの公式情報
・入館チケットの公式情報
ゲームプレイには、キット購入とは別に、川崎水族館の入館料が必要になります。入館券や謎解きキットは、当日、川崎水族館のチケットカウンター(川崎ルフラン10F)で購入することができます。
チケット販売委託サイト「アソビュー!」を利用し、WEBチケットで入館券やキットの購入をすることもできます。その場合、当日、チケットカウンターでキットを受取る必要があります。WEBチケットの利点は、2週間前より事前購入することができるため、売切れの心配が無くなりますね。各チャプターと入館券のセット販売もありますが、特に割引きなどはありませんでした。
キットの当日販売・引換えは、川崎水族館のチケットカウンターでの対応が原則になりますが、「CHAPTER BLUE」のみ、館内のカフェレストラン「こもれびカフェ」でも販売をしていました(時期により、販売していない可能性もあるため注意)。連続して複数のチャプターをプレイしたい方は、最初にまとめて購入しておくと、プレイがスムーズです(再入館も可。詳しくはこちらを参照)
クリア特典について(オリジナル缶バッジ、マスターバッジ)
各チャプター、最後の謎解きに正解すると「クリアカード」が手に入りました。こちらのカードを退場ゲート後にある「カワスイオフィシャルショップ(お土産屋)」のレジに提示すると、クリアスタンプとオリジナル缶バッジを貰うことができます。
さらに、全5章のクリアスタンプを集めると、マスターバッジを貰う事ができます。クリアカードと問題冊子の両方にスタンプが押されますが、マスターバッジを貰う為には、スタンプの押された問題冊子が必要。捨てないように注意したいですね。
【概要のまとめ、注意が必要に感じたこと】
ココがポイント
《概要のまとめ》
・川崎水族館を舞台に、謎の生物「ハテナウオ」の秘密に迫るコメディタッチのストーリー
・趣向の異なる全5章、ストーリーは各章で完結。1つだけプレイも可(各章別料金、詳細こちら)
※第5章となる「CHAPTER BLACK」は他のチャプタープレイ後に遊ぶのがオススメのストーリー
・人気の謎クリエイター「松丸亮吾」さん率いる「RIDDLER」の企画制作、手応えある難易度と、ひらめきが刺激される謎解き体験(謎解き問題の詳細はこちら)
《注意が必要に感じたこと》
・当日のキット販売や、電子チケット購入後のキット受取りは、川崎水族館チケットカウンター(川崎ルフロン10F)
・全5章クリア特典のマスターバッジは、クリアスタンプの押された問題冊子が必要。捨てないように注意(詳細はこちら)
・再入場する際は、退場口に設置の「再入場スタンプ」と、当日券(電子チケット画面)が必要(詳細はこちら)
・12歳以下の入館は16歳以上の同伴者が必要。3才以下は入館料無料
・ペグシル(筆記具)はチケットカウンターで配布あり。折りたたみ式バインダーがあると便利
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各チャプターの見所や謎解きの特徴は?
CHAPTER BLUE「ユユと迷子の幽霊ランタン」
チャプター名:CHAPTER BLUE「ユユと迷子の幽霊ランタン」 | |
難易度(10段階) | ★★★★★★☆☆☆☆ |
ボリューム(10段階) | ★★★★★★★☆☆☆ |
所要時間の目安 | 70~90分 |
特徴・見所 | 閉館後の水族館に現れた怪しく光る「幽霊ランタン」の正体に迫るミステリーテイストのお話。一般的な謎解き問題がジャンル豊富に出題。 |
※難易度や所要時間、ボリュームの評価は筆者の主観になります。参考程度にご覧ください
他のチャプターと比べて、取組みやすい難易度でした。と言っても、小学生低学年以下のお子さんは、大人の補助が必要な難しさ。謎解きに慣れていない人も、公式ヒントを見ないと解けない問題があるかもしれません。
問題数がやや多めで、たっぷり謎解きをした満足感がありました。問題量は多いものの、パズルやなぞなぞ、用紙を折ったり重ねたりする作業系問題など、ジャンルも豊富で飽きさせない構成でした。
謎解きと館内探索のバランスも良く、川崎水族館を初めて訪れた人が、展示内容や各ゾーンの特徴を把握するのにも向いていました。複数チャプターを連続してプレイしたい場合、こちらを最初にプレイすると、他のチャプターのプレイがスムーズになると思います。
公式ヒントは各ステップ毎に設定された「ヒント用キーワード」をLINEトークに送信することで教えて貰えます。ヒントは段階式になっており、最終的には答えまで閲覧することができます。謎解きに慣れていない人も、安心してプレイすることができますね(ヒントの利用方法は各章共通)
CHAPTER RED「ユユとわがままハラペコナマズ」
チャプター名:CHAPTER RED「ユユとわがままハラペコナマズ」 | |
難易度(10段階) | ★★★★★★★☆☆☆ |
ボリューム(10段階) | ★★★★★★☆☆☆☆ |
所要時間の目安 | 50~70分 |
特徴・見所 | ハテナウオの一種で、食いしん坊の「ハラペコナマズ」の生態を巡るストーリー。館内探索にパズル要素を組み合わせたり、ひと筋縄ではいかない捻りのある問題が多め。 |
※難易度や所要時間、ボリュームの評価は筆者の主観になります。参考程度にご覧ください
他のチャプターに比べてやや問題量が少なく、プレイ時間も一番短くなりました。ですが、難易度は決して易しくなく、謎解きが好きな人に刺さる問題が多かった印象です。
単純に解ける問題が少なく、問題に仕掛けられたギミックを二重三重に考えなければいけない展開が多かったです。謎解きに慣れている人は、解き慣れたパターンと感じるものも多いかも知れませんが、慣れていない人やお子さんは、公式ヒントを見ないと手も足も出ない可能性があります(公式ヒントの見方は、こちら)
館内探索においても、ただ「ハテナウオ」を探すだけではない捻りが加えられていました。パズルのピースのようにハテナウオの形が符合するものを探したり、身体に書かれた問題の答えが一定の条件に合うものを探すなど、頭を使う探索になりました。
まず「CHAPTER BLUE」で腕試しをしてから、こちらの「CHAPTER RED」に挑戦するのがオススメです。
CHAPTER GREEN「ユユとドタバタ飼育大作戦」
チャプター名:CHAPTER GREEN「ユユとドタバタ飼育大作戦」 | |
難易度(10段階) | ★★★★★★★★☆☆ |
ボリューム(10段階) | ★★★★★★★☆☆☆ |
所要時間の目安 | 70~90分 |
特徴・見所 | ハテナウオの飼育環境を整備するために、水族館の仕事を手伝うドタバタストーリー。用紙を折ったり、シールを貼付けたりする作業系問題多め。 |
※難易度や所要時間、ボリュームの評価は筆者の主観になります。参考程度にご覧ください
全チャプターの中で一番遊びやすく、高い完成度が感じられました。周遊・探索タイプの謎解きの面白さがギュッと詰まった内容。飼育員の仕事になぞらえたストーリーになっており、水族館ならではの謎解きをしている醍醐味も感じられました。
館内探索では、ただイベント用掲示物を探すだけではない、生き物の生態にまで踏み込んだ川崎水族館の展示内容を確認する必要があったり、ストーリーに登場するハテナウオを実際に館内で探す展開など、物語世界と現実が連動する臨場感がありました。
用紙を折ったり重ねたりする問題や、シールを貼付ける作業系の問題も多く、実際に手を動かして謎を解き明かして行く面白みがありました。作業系の謎解きをする場合は、近くのベンチや、机のあるフリースペースの利用がおすすめです(フリースペースの詳細は、こちらを参照)
また、こちらのチャプターでは、プレイ中に、館内の「こもれびカフェ」で利用できる「100円オフクーポン」が手に入りました。腰を落ち着けてじっくり考えたい時や休憩に活用したいですね。但し、混雑していると会計に15分以上かかる場合もあり、注意が必要。先に席を確保してから、注文会計をするよう掲示されていました。
難易度は高めですが、問題自体は取組みやすい内容が多い為、謎解きに慣れていない人も公式ヒントを活用しながら楽しんでプレイできると思います(公式ヒントの詳細はこちら)
CHAPTER YELLOW「ユユとハテナウオ捕獲ミッション」
チャプター名:CHAPTER YELLOW「ユユとハテナウオ捕獲ミッション」 | |
難易度(10段階) | ★★★★★★★★☆☆ |
ボリューム(10段階) | ★★★★★★★★☆☆ |
所要時間の目安 | 100~130分(エクストラミッション含む) |
特徴・見所 | 逃げ出してしまった大量のハテナウオを捕獲するため、水族館内を奔走するストーリー。謎解き問題のボリューム大、論理的に考える思考系問題もあり。 |
※難易度や所要時間、ボリュームの評価は筆者の主観になります。参考程度にご覧ください
館内に数十匹と散らばるハテナウオたちを片っ端から見つけ出し、身体に書かれた問題を解いていくストイックな展開がありました。但し、逃げ出したハテナウオを必ずしも全て見つけ出す必要はなく、問題が解きやすいものや、探索で見つけやすいものを選別していくのがコツでした。中には意外な場所に隠れているハテナウオもいて、コンプリートを目指す場合、プラス60分程かかるかもしれません。
本編の謎解きとしては、論理的に考える「思考力」を要する問題が印象に残りました。法則や条件に従って、トライ&エラーを繰り返しながら言葉を並び替えていくような内容です。苦手な人は苦戦するかもしれません。なかなか解けない場合は、公式ヒントも有効に活用したいですね。
また、後半の展開では機転を効かせたものの見方も要求され、公演タイプの脱出ゲーム等で必要になる「柔軟な発想力」がポイントになりました。期待を裏切る展開もあり、かなりトリッキーなチャプターだったと思います。
また、こちらのチャプターには「エクストラミッション」が用意されていました。問題冊子、最終問題の次ページに、隠されることなく普通に記載されています。プレイ時間は30分前後(館内探索が必要。上掲表の所要時間の目安には、エクストラミッションのプレイ時間を含んでいます)。こちらをプレイしなくてもクリアスタンプは貰えますが、意外な展開が待ち受けているストーリーの面白さがあり、ぜひプレイしておきたいと思える内容でした。
CHAPTER BLACK「ユユと最後の謎解き試練」
チャプター名:CHAPTER BLACK「ユユと最後の謎解き試練」 | |
難易度(10段階) | ★★★★★★★☆☆☆ |
ボリューム(10段階) | ★★★★★★☆☆☆☆ |
所要時間の目安 | 90~120分 |
特徴・見所 | 館内に新しく現れた黒いハテナウオ、他のハテナウオ達も意外な行動を…? ナゾスイの最後を飾るのに相応しい心温まるストーリー。総合的な謎解き力が問われる問題が多く、推理要素もあり。 |
※難易度や所要時間、ボリュームの評価は筆者の主観になります。参考程度にご覧ください
ナゾスイ全5章の最後を飾るのに相応しい内容とストーリーでした。他のチャプターはどれから遊んでも支障がありませんが、この「CHAPTER BLACK」は最後にプレイするのがオススメの内容です。
他のチャプターと同様に、カワスイの鑑賞ルートに沿って謎解きをしていく構成ですが、今回探すことになる「ハテナウオ」は全色対象になります。他のチャプターで活躍した青、赤、緑、黄色のハテナウオたちが、別の問題に姿を変え、再びプレイヤーの前に現れます。
そして、「CHAPTER BLACK」の名称からイメージされる「ある演出」によって、問題の難易度が上がっているという設定。総合的な謎解き力が試される内容が多く、他のチャプターでは最終問題として出題されてもおかしくないものばかりでした。表面的に見えている情報だけでなく、物事の本質を捉える洞察力や推理力も必要でした。
他のチャプターと比較して、ボリュームは決して多くはありませんが一問一問じっくり考える問題が多く、結果、プレイ時間は全チャプターの中でも2番目に長くかかりました。
また、こちらのチャプターはオマケ問題も用意されていました。気付ける人だけが挑戦できる内容ですが、クリア後の余韻を感じる事が出来ました(所要5分程度)。時間に余裕があれば、探してみるのもいいかもしれませんね。
【難易度の目安、攻略コツまとめ】
ココがポイント
《難易度の目安》
・CHAPTER BLUE:謎解きに慣れている人は公式ヒント無しでクリアできる(謎解きに慣れていない人やお子さんは公式ヒントを活用しながら楽しんでプレイできる)
・CHAPTER RED、GREEN、YELLOW、BLACK :謎解きに慣れている人でも公式ヒントを見ないと解けない問題があるかも(謎解きに慣れていない人は、公式ヒントの活用が必須)
・全チャプター、小学生のお子さんは謎解きが得意な大人の補助が必要な難しさ
《攻略のコツまとめ》
・解けない問題がある場合は、公式ヒントを有効活用しよう
※ヒントは問題ごと段階式、答えの記載もあり
・休憩や作業系問題はフリースペースを活用しよう(詳細こちら)
・複数チャプターにチャレンジする場合、最初は「CHAPTER BLUE」がオススメ
(ゲームシステムや水族館の展示・配置の理解に丁度良い)
・複数チャプターを連続してプレイする場合、キットをまとめて購入し、クリア報告もまとめて行うと効率的(キット販売、クリア報告は水族館の展示エリア外になるため)
謎解きにあまり慣れていなく、当日の問題を解くのに不安がある方は、体験イベント型の謎解きでよく出題されるパターンをまとめた記事もありますので、宜しければ活用してみてください(今回の問題を解説するものではありません。一般的な謎解きの考え方や傾向を練習できる内容です)
【クリア成功UP】街歩き系謎解き・脱出ゲームによく出る『頻出パターン練習問題』
街歩き系謎解きや、リアル脱出ゲームをはじめとした「体験イベント型謎解き」には、よく出題される「頻出パターン問題」があります。この記事では10年で500回以上謎解きイベントに参加してきた経験から、頻出パターンをまとめ、クリア成功率UPやスマートに解くことを目指した練習問題を紹介します。
続きを見る
実際に遊んでみたリアルな感想
感想「手応え抜群の難易度、謎解き好きに刺さるひらめき体験が待ち受ける」
私は今回、初めて「カワスイ」へ訪れましたが、駅前の商業ビルの中に位置する水族館とは思えない本格的な展示ばかりでビックリしました。
プロジェクションマッピング映像を多用した遊び心のある館内演出、生き物たちとのふれ合いに重点を置いたコーナーや体験学習イベントも充実しており、展示スペースが限られているからこその創意工夫に溢れていました。駅近の交通の便の良さも魅力的。親子で楽しむのにとても良い水族館だと思います。
今回の謎解きでは、「100の謎が眠る、不思議な水族館」というコンセプト通りのボリュームたっぷりで、好奇心が刺激される内容になっていました。各チャプターごとに特色があり、RIDDLERさんの企画制作らしい「ひらめく」ことに重点を置いた問題も多く、謎解き好きのツボが押さえられていました。公演タイプの脱出ゲームに出題されてもおかしくない予想外の展開にビックリすることも。
「ハテナウオ」を中心に据えたストーリーも軽妙で、ただストイックに問題を解くだけではない「物語世界の主人公」になりきれる演出で、体験型の謎解きイベントならではの楽しさが感じられました。
但し、全般的に難易度高めの問題が多く、謎解きに慣れていない人は十分に楽しめないかもしれません。ストーリーやビジュアルは親子でプレイしたいと思わせるだけに、もう少し難易度が低めのチャプターが合っても良かったかもしれないと感じました。
一方で、謎解き好きの親子やご夫婦・カップル等にはとてもオススメできる内容。手応え抜群で、高い達成感や満足感が感じられる体験になると思います。特に「CHAPTER GREEN」の完成度はとても高く、周遊・探索タイプの謎解きの良いところが高いレベルでまとめられた傑作でした。
どれか1つだけプレイする場合、川崎水族館を初めて訪れる人には「CHAPTER BLUE」、謎解き好きの方には「CHAPTER GREEN」がオススメ。まず1つプレイしてみて様子をうかがってみるのもいいですね。2023年9月15日(金)より、ついに最終章となる「CHAPTER BLACK」もスタートし、飼育員ユユとハテナウオたちの物語も完結。心温まるヒューマンストーリーになっており、幅広い層にオススメできる内容でした。全チャプタークリアで貰えるマスターバッジは想像以上のでかさで、ビックリしつつも、達成感を高めてくれたと思います。お子さんも喜ぶサプライズですね!
それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!