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【攻略、感想】クイズノック×東京ドームシティ「消えた古代都市とまぼろしの観覧車」(トーキョーディスカバリーシティー)

2023年7月28日

攻略データ

プログラム名遊園地謎解きゲーム「消えた古代都市とまぼろしの観覧車」(QuizKnock)
謎解きスタイル周遊型(遊園地系)※プレイ人数1人~(推奨4人程まで)
難易度(10段階)《子供向けの謎》
★★★★★☆☆☆☆☆
《大人向けの謎》
★★★★★★★☆☆☆
《謎解き上級者向けの謎》
★★★★★★★☆☆☆
《夜限定の謎》
★★★★★★★☆☆☆
移動距離東京ドームシティーアトラクションズ敷地内及び周辺(徒歩15分範囲)
実際に要した時間子供向けの謎:50分(公式想定 45分程)
大人向けの謎:70分(公式想定 60分程)
謎解き上級者向けの謎:70分(公式想定 60分程)
夜限定の謎:50分(公式想定 45分程)
特に必要となる力注意力、観察力、ひらめき力
必要なものスマホやタブレット(インターネット使用)
※専用サイト「記録の石版」のアカウント登録必要
※バインダーあると便利
キット料金(税込)・アトラクション5回券付き謎解きキット
4,500円
・アトラクション5回券付き謎解きキット+夜限定の謎解き
5,500円
※謎解きキットの単品販売なし
※全コース制覇には、最低1回のアトラクション乗車必要
※ワンデーパスポート付き謎解きキットあり
(詳細は、記事参照
《販売場所》
TOKYO DOME CITY e-Ticket Store
セブンチケット(発券手数料あり)
・東京ドームシティ アトラクションズチケットカウンター
公式情報東京ドームシティアトラクションズ「遊園地謎解きゲーム消えた古代都市とまぼろしの観覧車」

※スマートフォンでご覧の方は、攻略データを左へスライドできます

※ご注意:難易度、所要時間は筆者の主観になります。お出かけ前に必ず公式サイトの最新情報をご確認ください

※公演のスタイルについては「リアル脱出ゲーム&体験型 謎解きの種類」をご参考ください

タイトル画像「消えた古代都市とまぼろしの観覧車」

注目のポイント

  • 東京ドームシティの遊園地を舞台に、QuizKnockが仕掛ける本格的な謎解きイベント
  • 趣向の違う全4コース、子供向けや上級者向け、夜限定コースなどボリュームたっぷり
  • アトラクションに乗る問題や、ギミック(仕掛け)が凄い問題など遊園地やQuizKnockならではの内容

-はじめに-
今回の記事は、東京ドームシティアトラクションズを舞台にした謎解き「遊園地謎解きゲーム消えた古代都市とまぼろしの観覧車」に挑戦した攻略レビューをお届けします。

この夏、東京ドームシティではQuizKnockとのコラボイベント「トーキョーディスカバリーシティ」が開催されています。今回の謎解きはそのイベントの一環。QuizKnockらしい知的好奇心が刺激される難問から、大人も子供と一緒にはしゃげる賑やかな演出など、バラエティ豊かな探索タイプ(周遊型)の謎解きを楽しむことが出来ました。

記事では、所要時間や難易度といった攻略に役立つデータや、全4コースを制覇してみて分かった謎解きの見所や特徴など。気になる情報を徹底紹介。写真付きで、プレイイメージをし易い内容です。

下の目次を眺めるだけでも、要点がわかりますので、気になる項目があればチェックしてみてくださいね。

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続きを見る

クイズノック×東京ドームシティ「消えた古代都市とまぼろしの観覧車」の概要

 概要「アトラクションに乗ったり、意外なギミックに驚く全4コース」

消えた古代都市とまぼろしの観覧車「謎解き冊子」の写真

コンパクトな謎解き冊子。この他、プレイ中に手に入るアイテムもありました

「トーキョーディスカバリーシティ」を訪れた、かけだし研究者のきみ。

そんなきみに、街の依頼屋は3つの依頼を持ちかけた
その依頼は街の秘密に深くひもづいており、街で暮らす人には解けないという

「困っている人を助けたい……!」

きみは3つの依頼をクリアし、まぼろしの観覧車の謎を解き明かすことができるだろうか

「消えた古代都市とまぼろしの観覧車」の導入ストーリーは上のようになっています(公式サイト掲載ストーリーを要約)

東京ドームを中心とした複合アミューズメント地区「東京ドームシティ」では、2023年7月21日(金)~9月24日(日)の日程で「トーキョーディスカバリーシティ」が開催中。

クイズ番組で活躍する「伊沢拓司」さんが中心となる知的メディア集団「QuizKnock(クイズノック)」がプロデュース・制作する様々なコンテンツが、東京ドームシティ全体で行われています。

今回の謎解きは、そのイベントの一環。「東京ドームシティアトラクションズ」(遊園地エリア)を舞台にした探索タイプ(周遊型)の謎解きになっていました。遊園地の営業時間内であれば、時間を気にせず自分のペースでプレイすることができます。

プレイヤーは駆け出し研究者として、トーキョーディスカバリシティーに暮らす人々の困ったことを解決するために、遊園地エリアを奔走するストーリー。難易度や趣向の異なる「4つのコース」があり、「夜限定の謎」以外は共通料金で遊ぶ事ができます(チケット詳細は、後述をご覧ください

子供向けの謎
大人向けの謎
謎解き上級者向けの謎
夜限定の謎(別料金。17:00~キット引換え)

コースによって、親子で楽しめる演出が楽しい内容や、ひらめきが刺激される驚きの展開、問題に仕掛けられた謎解きギミックの巧妙さに感心してしまうものなど、とてもバラエティに富んでいました。中にはアトラクションに乗車しないと解けない問題も。

4つのコースはそれぞれでストーリーが完結しているため、どのコースから遊んでも支障なく、どれか1つだけのプレイに済ますことも可能です。但し、1コースだけで終えてしまうには勿体ない内容で、少なくとも「夜限定の謎」を除く3コースプレイをすると満足感や達成感が跳ね上がります(各コースの特徴や見所の詳細は、後述をご覧ください

ストーリーはどのコースもシンプルで、問題以外の文章を読み込む必要はほとんどありませんでした。問題に集中して取組みたい人や、遊園地の雰囲気やアトラクションを楽しみながらプレイするのに丁度良い内容でした。

消えた古代都市とまぼろしの観覧「トウキョーディスカバリーシティーの看板」の写真

東京ドーム周辺に掲示された「トーキョーディスカバリーシティ」の看板。東京ドームシティ全体がQuizKnock一色でした

消えた古代都市とまぼろしの観覧「バイキングゾーン」の写真

遊園地のバイキングゾーンでキットを引換えてゲームスタート。チケットカウンターの裏に引換え所があります

 

所要時間の目安、ゲーム構成(屋内外の割合、全コース制覇コツなど)

実際にかかった所要時間
子供向けの謎:50分(公式想定45分程)
大人向けの謎:70分(公式想定60分程)
謎解き上級者向けの謎:70分(公式想定60分程)
夜限定の謎:50分(公式想定45分程)

プレイ可能時間:10:00~22:00
(期間により、9:30開園、21:00閉園あり注意)
※東京ドームシティアトラクションズの営業時間に準ずる

各コースとも所要時間は60分前後、ほぼ公式の想定に近いプレイ時間でした。4つのコースを全て制覇すると4時間以上かかる大ボリュームの内容(上記は、アトラクション待ち時間や、休憩時間を除いています)

探索範囲は、東京ドームシティアトクションズの全域及び周辺になりますが、コースごとにある程度エリア分けされており、プレイ中の移動はスムーズでした。新しいコースを始める際に、大きく移動するイメージです。プレイ中、一部屋内に行くことがありますが、屋外でプレイしている割合の方が圧倒的に高いため、天候には注意したいですね。雨天時、雨具を利用しながらのプレイは謎解きキットを濡れないようにする手間が頻繁に発生し、あまりオススメできないと感じました。日中は熱中症対策もしっかり行いたいところです。

また、プレイするためには専用サイト「記録の石板」へのアカウント登録が必要。これは「トーキョーディスカバリーシティ」のイベントに共通利用するもので、電話番号の登録やパスワードの設定を行いました。各コースのクリアキーワードを記録の石板へ入力していく仕組みです。

消えた古代都市とまぼろしの観覧「記録の石版サイト01」の写真

「トーキョーディスカバリーシティー」のイベント全体で共通して利用するサイト「記録の石板」

消えた古代都市とまぼろしの観覧「記録の石版サイト02」の写真

「記録の石板」を利用するためには、電話番号の登録やパスワード設定が必要。初回利用時に、SMSで認証する流れでした

一部の謎解き問題では、アトラクションに乗車する必要がありましたが、アトラクションを利用するかどうか選択制になっている問題が多く、混雑日でも安心してプレイすることが出来ると思います。但し、「大人向けの謎」では必ず最低1回のアトラクション利用をします。絶叫系や高い場所が苦手な人、小さなお子さんのために、幾つかのアトラクションから好みのものを選ぶことができるようになっていました。

全4コース制覇する場合、ゲームのスタート時間に注意夜限定の謎は17:00以降にプレイ可能(キット引換え可能)のため、考慮しておく必要がありますね。謎解きに慣れている人は昼過ぎから、謎解きに慣れていない人やアトラクションも存分に楽しみたい人は、午前中からプレイするのがオススメと感じました。私は14時頃スタートし、途中ほぼ休憩なしで、18時45分に全4コースが終わりました。コース間の移動など謎解きをしていない時間も含め、4時間45分かかりました。

謎解きキットはワンデーパス、又はアトラクション5回券がセットになっています(チケット詳細は、後述参照。しかし、全コースをプレイしても、謎解きでアトラクションへ5回乗る必要はなく、必ず何枚か余ります。使い切りたい人は、謎解きプレイ以外に、アトラクションを利用する時間も考慮しておきたいですね(5回券は購入から180日以内であれば当日以外も利用可。ワンデーパスは当日のみ。指定期間を要確認

消えた古代都市とまぼろしの観覧「遊園地の周辺」の写真

探索範囲は東京ドームアトラクションズ(遊園地)エリアとその周辺。意外な場所に行くこともあるかも!?

チケット情報(乗り物5回券付き、ワンデーパスポート付きなど)

チケット情報
大人(中学生以上)子供(小学生以下)
チケット料金
(税込)
アトラクション5回券付き4,500円
アトラクション5回券付き
+夜限定の謎解き
5,500円
ワンデーパス付き(※1)5,500円4,500円
ワンデーパス付き(※1)
+夜限定の謎解き
6,500円5,500円
チケット販売TOKYO DOME CITY e-Ticket Store
セブンチケット(別途、発券手数料 税込110円/枚)
・東京ドームシティ アトラクションズチケットカウンター(バイキングゾーン)
キット引換え場所バイキングゾーン特設カウンター(アトラクションズチケットカウンター裏)

※1アトラクション毎に年齢規定や乗車規定あり。スーパー戦隊ランドや期間限定アトラクションはワンデーパスの対象外。期間により休止アトラクションあり。詳細は公式情報をご確認ください

※全てのチケットに「シティ回遊クイズラリー(キット・勇気のペン)」付き

※間違い無いよう記載しておりますが、料金等は変更される可能性もあるため、必ず公式情報もご確認ください

消えた古代都市とまぼろしの観覧「キット引換え所の入口」の写真

遊園地の「バイキングゾーン」、チケットカウンター裏のキット引換え所入口

消えた古代都市とまぼろしの観覧「キット引換え所の様子」の写真

キット引換え所の様子。夜限定の謎も、キット引換え券をこちらで貰いました

チケットは、アトラクション5回券又はワンデーパスのセット販売になっており、謎解きキットの単体販売はありませんでした。全4コースプレイ中に、1~3回アトラクションに乗る機会があり、5回券購入でもアトラクション券が余ることになります。

使い切りたい人は、謎解きプレイ以外に、アトラクションを利用する時間も考慮しておきたいですね(5回券は購入から180日以内であれば当日以外も利用可。ワンデーパスは当日のみ。指定期間を要確認

夜限定の謎解き問題は、別料金になり、こちらも単体販売はありませんでした。チケット購入時に「夜限定の謎」付きを購入する必要があります。通常キット引換え時に、「夜限定謎解きキット引換え券」を貰い、17時以降に指定の場所(ラクーアゾーン、ヴィーナスラグーン下)で引換える手順でした。通常キットの引換えと場所が異なるため、注意が必要ですね。

消えた古代都市とまぼろしの観覧「夜限定謎解きキット引換え券」の写真

夜限定の謎解きは、こちらの引換え券を17時以降に券面指定の場所へ持って行くことで始まります。引換え券は通常版キットと一緒に受取り

消えた古代都市とまぼろしの観覧「クイズラリーと特典ラバーバンド」の写真

謎解きキットには「クイズラリー」の回遊パスとオリジナルボールペン付き。ラバーバンドは前売り券の購入で貰える特典(現在、前売り券の販売終了)

 

【概要のまとめ、注意が必要に感じたこと】

ココがポイント

《概要のまとめ》
・東京ドームの遊園地を舞台に、QuizKnockが仕掛ける探索タイプ(周遊型)の謎解き
趣向と難易度の異なる全4コース(夜限定謎以外は共通料金)。リアルに体験する演出や、アトラクションに乗る機会もあり
※全容を体験するためには、夜限定の謎を除く3コースクリアが必要
難易度高めの夜限定の謎は、別料金(17時以降プレイ可能)
※各コースの見所や特徴は、後述をご覧ください

 

《注意が必要に感じたこと》
・全4コースプレイ中にアトラクション利用機会は1~3回
※5回券は、購入から180日以内であれば当日以外も利用可。ワンデーパスは当日のみ。指定期間を要確認
・一部のアトラクションには年齢制限、利用規程、休止期間あり。ワンデーパス付きキット購入時など注意(詳細、公式情報を参照)
※謎解きに関わるアトラクションは、どなたでもクリアできるよう複数のアトラクションから選択式
プレイにはスマホやタブレットなど、WEB端末必須。折りたたみ式バインダーあると便利

消えた古代都市とまぼろしの観覧「問題冊子とバインダー」の写真

ポケット付折りたたみ式バインダーがあると、細かいアイテムやチケットを収納したり、立ったまま問題を解くのに便利でした

折り畳み式バインダーの写真

折りたたみ式は、持ち運びもコンパクト。1枚あると今後も重宝しますね。下に私が利用しているものと同タイプを紹介致します。参考になりましたら(上写真はB5サイズ)

各コースの難易度や特徴は?

子供向けの謎「子供と一緒に大人もはしゃげる演出が見所」

コース名:子供向けの謎
難易度★★★★★☆☆☆☆☆(10段階)
所要時間50分(公式想定45分程)
アトラクション利用0~2回(選択式)
特徴・見所一般的なクイズやなぞなぞ、シール貼付けたり。
親子で参加すると盛り上がるリアルに体験する演出も
消えた古代都市とまぼろしの観覧「謎解きキット一式」の写真

謎解きキット一式。問題冊子は「夜限定の謎」を除く3コースで共通

消えた古代都市とまぼろしの観覧「子供用水遊び場」の写真

子供用の謎では、小さなお子さんも遊べる遊具等のあるエリアに行く機会も。夏期、水の遊び場が特別営業していました

全4コースの中では一番手頃な難易度の内容でした。とは言っても、小学生以下のお子さんにはやや難しいと思われる問題も有り。親子で挑戦するのに丁度良い感じです

オーソドックスな探索(周遊)タイプの謎解きで、遊園地内の地図を頼りにオリエンテーリングのようにして巡りながら、問題を解くのに必要な情報の書かれた掲示物を探して行きました。問題はトンチ系のなぞなぞや、言葉遊びが多かった印象。探索で必要な情報を集め切ってから、ベンチやカフェなど落ち着ける場所で問題をまとめて解くと効率的でした。

また、お子さんが楽しめる工夫が随所に感じられました。問題にシールを貼付けて解く要素や、アトラクションを利用する機会も多め(0~2回)。アトラクションを利用しないと見えない場所に、謎解きに必要な掲示物が貼られていました。アトラクションを利用しない選択もできます。

終盤の展開ではちょっとした工作を行ったり、お子さんが楽しめそうなリアルに体験できる演出があるのも特徴的。親子でプレイすると盛り上がること間違い無しです。

どうしても問題が解けない場合、丁寧な公式ヒントが用意されています。謎解き冊子の2ページ目(表紙裏)にヒントサイトへQRコード記載(全コース共通)。問題ごと段階式に記述されており、必要な部分だけを閲覧することができます。謎解きに慣れていない方は、ヒントを有効に活用しながら楽しみたいですね。

遊園地ファミリーのイラスト

大人向けの謎「机上問題で終わらない、ひらめき重視の展開に注目」

コース名:大人向けの謎
難易度★★★★★★★☆☆☆(10段階)
所要時間70分(公式想定60分程)
アトラクション利用1回(3アトラクションから選択式)
特徴・見所前半はオーソドックスな探索(周遊)+暗号解読。
後半は機転を効かせたひらめき問題
消えた古代都市とまぼろしの観覧「サンダードルフィンと観覧車」の写真

探索中にジェットコースターが観覧車の中央を突き抜けていくのを間近で見ることもありました

消えた古代都市とまぼろしの観覧「東京ドームシティ全景」の写真

高い場所から見下ろした東京ドームシティ(謎解き中に必ず訪れるとは限りません)

前項の「子供向けの謎」に比べて難易度が格段に跳ね上がった印象です。

前半の展開では遊園地内の地図に示された複数の場所を巡りながら、謎解きに必要な情報の書かれた掲示物を探していくオーソドックスな展開。問題は暗号解読風の内容になっており、関連した掲示物の内容と照らし合わせながら解いていきました。また、掲示物の内容は後半の展開で必要になる重要な内容も多く含まれているため、写真に撮っておくのがいいですね。

後半の展開では、アトラクションに乗らないと解けない問題が出題されました。アトラクションを利用しないと見ることが出来ない位置に、必要な掲示物が貼られています。必ず1つアトラクションに乗る必要がありますが、絶叫系や高い場所が苦手な人にも配慮して、3つのアトラクションの中から選択できる方式。

また、最後の問題は難易度がぐっと上昇。今まで、目の前の暗号問題を解くことで先に進んできた展開から、急に何をしたら良いかわからない状況に追い込まれました。クリアするためには、問題冊子の内容だけではなく、掲示物を含む探索中に目にしてきたあらゆる事にリアリティを持って受け止められているかどうかが重要になりました。

かけだし研究者になりきって、しっかりとした観察眼や情報を分析する力、機転を効かせた対応力が求められる内容は、公演タイプの脱出ゲーム等に出題されてもおかしくない難問だったと思います。

こちらのコースにも公式ヒントが用意されています。謎解きに慣れていない人は、適度に活用なしながら、謎解きの楽しさを味わえるようなプレイをしたいですね(謎解き冊子2ページ目(表紙裏面)に、ヒントサイトへアクセスできるQRコード記載あり。全コース共通)

ジェットコースターのイラスト

謎解き上級者向けの謎「仕掛けられた謎解きギミックの妙」

コース名:謎解き上級者向けの謎
難易度★★★★★★★☆☆☆(10段階)
所要時間70分(公式想定60分程)
アトラクション利用0回
特徴・見所どこへ向かうか分からないドキドキの探索。
問題に仕掛けられた鮮やかなギミック

 

消えた古代都市とまぼろしの観覧「遊園地エリア周辺01」の写真

上級者向けコースでは遊園地エリアを少し外れて、どこへ向かうかわからないドキドキの探索が待っていました

消えた古代都市とまぼろしの観覧「遊園地エリア周辺02」の写真

探索中に見かけた風景。東京ドームシティに来たことのある人も、今まで知らなかった風景に出会えるかもしれません

前2コースでは、地図上で訪れるべき探索箇所が示されていましたが、この上級者向けコースでは向かうべき場所が地図上でほとんど示されませんでした。

謎解きをしながら「緑色の看板が見えるまで真っ直ぐ進む」といった問題文の指示に従って探索を行う内容で、どこへ向かうか分からないドキドキ感を味わうことができました。探索範囲は人通りの多い遊園地エリアから若干外れており、東京ドームシティの意外なスポットを知ることが出来る内容にもなっていました。

また、謎解き用の掲示物以外に、現地にある看板や壁画、周辺の景観を利用した問題も多く、東京ドームシティでしか解けない謎解きをしているプレミアム感がありました。

謎解きの難易度は、大人向けの謎と同程度に感じましたが、機転を効かせたひらめき系問題よりは、問題そのものに仕掛けられたギミックの妙が楽しい内容。特に、終盤の展開では条件が変わることで問題の姿カタチがかわっていくといった巧妙な仕掛けが鮮やかでした。上級者向けをうたっているだけあり、謎解き好きに刺さる問題が多かった印象です(前2コース同様に公式ヒントあり)

ここまでの3つのコースは、ストーリー設定に共通部分があります。ぜひ多くの人に、3コースクリアして、街の秘密を解き明かして貰いたいと思える内容でした。

研究者のイラスト

夜限定の謎「用紙を折ったり重ねたり、コンパクトながら謎解き総合力が必要」

コース名:謎解き上級者向けの謎
難易度★★★★★★★☆☆☆(10段階)
所要時間50分(公式想定45分程)
アトラクション利用0回
特徴・見所用紙を折ったりする作業系問題や、機転を効かせたひらめき問題など。
謎解き総合力が試される
消えた古代都市とまぼろしの観覧「夜限定の謎用キット」の写真

夜限定の謎解きのキットはA4パンフレットサイズ。コンパクトな見た目以上のボリュームがありました

消えた古代都市とまぼろしの観覧「日が暮れ始めた遊園地エリア」の写真

プレイ中、次第に日が沈み始めた遊園地エリアの様子

夜限定の謎解きは、他3コースとは別料金で、完全に独立した内容になっていました。アトラクションを利用する機会はなく、今までの3コースの良いとこ取りをしたようなコンパクトにまとまった内容でした。

問題数は決して多くないですが、手応えが感じられる暗号解読、機転を効かせた発想力、情報を分析する思考力など、総合的な力が試されました。特に最終問題を間違えること無く、一度で正解するのはかなり高い難易度。自信満々に正解を導き出したつもりが、不正解と知ったときの驚きは、逆に闘争心に火が着くような楽しさが感じられました。

気付いたこと、出来ることは何でもやってみる姿勢が重要になるかもしれません。他の3コースと合わせて、ぜひ多くの人に挑戦して貰いたいと思える内容でした。

夜景のイラスト

【難易度の目安、攻略コツまとめ】

ココがポイント

《難易度の目安》
・子供向けの謎
謎解きになれていない人や、お子さんも親子で楽しんでプレイできる難易度
・大人向けの謎、謎解き上級者向けの謎、夜限定の謎
謎解きに慣れていない人は、ヒントを見ないとクリアできない可能性高い(ヒントを見ながら楽しんでプレイできるレベル)

 

《攻略のコツまとめ》
・各コース問題冊子に描かれた地図をよく確認して、訪れるべき場所を把握しよう
・探索で見つけた情報(掲示物)の内容は写真に撮って、後で振り返られるようにしておこう
・探索では必要な情報を先に集め切り、複数の問題をまとめて解くと効率的
・問題を解くのにアトラクションの乗車が必要になる問題
 〇子供向けの謎→アトラクションに乗らない選択も可
 〇大人向けの謎→絶叫系や高い所が苦手な人にも配慮された選択可
※混雑状況や好みに合わせて選択肢を使い分けよう
・トーキョーディスカバリーシティの住人や、自分がかけだし研究者であることにリアリティを持って見聞きしたことを受け止めよう
・問題が難しいと感じるときは、どんどん公式ヒントも活用しよう

謎解きにあまり慣れていなく、当日の問題を解くのに不安がある方は、体験イベント型の謎解きでよく出題されるパターンをまとめた記事もありますので、宜しければ活用してみてください(今回の問題を解説するものではありません。一般的な謎解きの考え方や傾向を練習できる内容です)

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実際に遊んでみたリアルな感想

感想「全コース制覇がオススメ、遊園地を一日遊び尽くす夏の思い出づくりにピッタリ」

消えた古代都市とまぼろしの観覧「東京ドームシティの夜景」の写真

全4コースを終える頃にはすっかり夜に。東京ドームシティの夜景がとても綺麗でした

テレビやYouTubeで難問クイズをどんどん正解していくQuizKnockのイメージに相応しい難しさで、例え子供向けコースであっても侮れない難易度でした。謎解きに慣れていない人は手こずる問題が多いと思います。ただ、ヒントを見ればほぼ答えまで載っているので、安心してプレイすることができますね。

一方、QuizKnockが手がけている他の街歩き系・周遊系の謎解きに参加されたことのある人は、今回はやや易しいレベルと感じるかも知れません。東京ドームシティを舞台にしたイベントで、ファミリーや謎解きに慣れていない人の参加を考慮したゲームバランスになっていたと思います。

1コースの所要時間は1時間前後と短めですが、基本的には「夜限定の謎」を除く3コース制覇をすることが想定された作りになっていたと思います。今回のタイトルになっている「まぼろしの観覧車」の秘密を暴くことができるかどうかが、大きなポイントになっていました。

遊園地エリアの屋内施設「ジオポリス」B1の特設会場では、オリジナルグッズも販売されていました

消えた古代都市とまぼろしの観覧「研究レポート」の写真

今回の謎解きを含め、各コンテンツでポイントを貯めると景品が貰える仕組みでした(記録の石板サイト上で管理)

また謎解きキットに付属しているクイズラリーのキットは、東京ドームシティを回遊しながらクイズに応えていく内容で、謎解き問題と平行して進めていくことも可能。その他、東京ドームシティの各施設では、QuizKnockがプロデュースする様々なコンテンツが多種多様に開催されており、一日では遊び尽くせない量です。

ご家族やお友達、謎解き好きのご夫婦や恋人同士など、様々な人達がそれぞれの夏の思い出を作るのに相応しく、特にQuizKnockファンは大満足の一日を過ごせると思います

それでは、最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございました!

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