こんな方におすすめ
- 家族や友人と、自宅で気兼ねなく公演タイプの本格謎解きを
- 終了してしまった過去の名作公演を追体験できる!
- 気分は安楽椅子探偵!? 調査隊に指示をして、財宝を探し出せ
-はじめに-
この記事では、自宅で公演タイプの謎解きが本格的に遊べる「タカラッシュ!調査団(バーチャル版)」を遊んでみた体験レビューをお届けします。
制作をしているのは、リアル宝探しで有名な「タカラッシュ!」さん。全国に謎を仕掛け、お宝を隠している印象が強いですが、ときどき「制限時間有り」「公演タイプ」の体験型謎解きも行っています。
今回のバーチャル版「タカラッシュ!調査団」は、そんな過去の公演タイプの謎解きを気軽に家で遊べるようにしたものです。まるで本物の公演に参加しているような体験ができました。
タカラッシュ!調査団のシリーズは、現在3作品ありますが、その全てをプレイしてみました。購入を検討されている方の参考になる難易度などの攻略データや、既にプレイされている方とも感想が共有できるような記事になっています。
下の目次を眺めるだけでも要点がわかるようになっています。気になる項目があれば、チェックしてみてくださいね。
「タカラッシュ!調査団(バーチャル版)」概要と特徴
「気分は安楽椅子探偵!?秘境のお宝を発掘せよ」
タカラッシュ!調査団とは・・・、世界中の秘宝・財宝を追い求める宝探しのプロ集団。未開の森の奥地から、お化けたちが住むゴーストタウンまで、そこにお宝があると聞けば危険を顧みずにかけつける。
私たちは、そんな調査団の「暗号解読班」という設定で、宝の地図に秘められた謎を解き明かしていきます。
タカラッシュ!調査団シリーズは、現在3作品がバーチャル化されていますが、キャラクターメンバーといった世界観は共通です。ターゲットとなる「お宝」と探検・調査をする場所が変わります。
ポイントは、私たち「暗号解読班」は現地調査に直接行きません。謎を解き、調査が必要となる「場所」や、必要となる「アイテム」を割り出して、「現地調査班」に指示をします。
「森の洞窟を調査して来て! 洞窟は暗いから、たいまつを持って行って!」
という感じです。まさに安楽椅子探偵になったつもりで、宝探しにチャレンジですね。
バーチャルキットの内容例
・宝探しを行う地域の地図
※ 最初は情報が欠けていて、不完全な状態
・アイテム一覧
※ 調査をすすめるとアイテムが手に入り、現地調査で使用できます
・地域情報、住民のインタビュー、「宝の謎」が記載された冊子など
・バーチャルキットの遊び方ガイド
《自分で用意するもの》
・はさみ
・定規
・テープ、のり
・スマホやタブレット(LINEやインターネット使用)など
ゲームの進行方法
YouTube動画を流しながら謎解きを行います。オープニング・エンディングや制限時間のカウントダウン、BGM、プレイ中の追加情報まで、公演時のものがそのままそっくり使用されています。動画中に思わぬヒントが隠されている場合も。
タブレットを使用して、皆で共有しながら遊ぶと公演の雰囲気がさらに高まりますね。
制限時間を気にせず、ゆっくりと遊ぶモードも用意されているので、プレイ中に時間が足りなくなってしまったときも、マイペースに最後まで楽しめました。
現地調査班への指示はLINEで
現地調査班に指示をしたり、最終報告を行う際は、LINEのトーク機能を使用します。タカラッシュ調査団!の専用アカウントを友達登録する必要があります。
(例1)「くらやみの洞窟」に、アイテム「たいまつ」を持って調査にいって欲しい!
→ (LINEトーク)くらやみの洞窟、たいまつ
(例2)宝が隠されている場所が判明! 「王の墓」にアイテム「宝のカギ」を持って宝をゲットしてきてほしい(最終報告)
→ (LINEトーク)王の墓、宝のカギ、最終調査
特徴のまとめ
ココがポイント
・世界中の秘宝・財宝を追い求める調査団の「暗号解読班」になって宝探し
・使用する謎解きキットや、YouTube動画は実際の公演に使用された本格的なもの
・途中キーワードや最終報告は、LINEのトーク機能を使用
・公演さながらの制限時間有りモードと、マイペースに遊べる制限時間無しモードを選べる
第1弾『悪魔の森の黄金ドクロ』
バーチャル攻略データ
悪魔の森の黄金ドクロ
難易度:★★★★☆☆
ボリューム:★★★☆☆☆
制限時間:60分(所要90分)
必要スキル:注意力、分析力、ひらめき力
キット料金:2,600円(税込)
「悪魔の森に誰も近づいてはいけない」
「悪魔の森」に入った人は忽然と消えてしまう・・・。そこには人々を狩る恐ろしい種族が潜んでいた。命の危険をかいくぐって、かつてその森で栄えたという「ホーロビ国」の秘宝「黄金ドクロ」を探し出せ!
タカラッシュ調査団!の記念すべき第1作目になります。3作品の中では一番難易度が低いですが、それでもなかなかの手応え。
管理人は、3作品を全て制限時間有りのモードでチャレンジし、時間内に宝を発見できたのは、この「悪魔の森の黄金ドクロ」だけでした。
ポイント
調査する「悪魔の森」のマップは一部が欠けています。謎を解くことで、その欠けた部分を明らかにする過程にわくわくさせられました。
また、悪魔の森に潜む危険な種族と、ホーロビ国の意外な関係を解き明かしていくストーリーもミステリアスな世界観にとてもマッチしていました。
地図にもふんだんに仕掛けが施されています。イラストが凝っているので見ているだけでも楽しいですが、地図には描かれていない悪魔の森の「秘密」を解き明かすのがキーポイントになっています。
難易度は第2弾、第3弾と上がっていきますので、はじめて「タカラッシュ調査団!」を遊んでみるとしたら、この「悪魔の森の黄金ドクロ」がいいかもしれませんね。
第2弾『くらやみ城の光の剣』
バーチャル攻略データ
くらやみ城の光の剣
難易度:★★★★★☆
ボリューム:★★★★★★
制限時間:60分(所要90分)
必要スキル:高い分析力、立体感覚、ひらめき力
キット料金:2,600円(税込)
「暗闇に包まれた地図、徐々に世界を照らしていく」
世界でもっとも暗い海「暗黒海峡」光の届かない海のどこかに「くらやみ城」が眠っている。かつてその城を中心に暗黒海峡を支配していた「ピカリ族」の至宝「光の剣」を探し出せ!
第1弾と比べると難易度がぐんとアップしています。その分、謎が解けたときの満足度もとても高く、管理人的にはこの「くらやみ城の光の剣」が3作品の中で一番印象に残りました。
ポイント
暗闇に包まれた世界が舞台となって、地図上で明かされていない見えない部分が、第1弾よりさらに拡大しています。
そして、暗闇海峡の世界地図を完成させても、さらにその先に解析しなければいけないマップが・・・待ち受けています。ボリュームも大満足の内容。
隠された財宝にたどりつくためには、体験型謎解きならでは「その世界の住人になりきった目線を持てるか」がとても重要で、そんなところも家にいながら質の高い公演タイプの謎解きをしている充実感がありました。
第3弾『おばけ横丁の歌う宝石』
バーチャル攻略データ
おばけ横丁の歌う宝石
難易度:★★★★★☆
ボリューム:★★★★★☆
制限時間:60分(所要90分)
必要スキル:分析力、高い注意力、ひらめき力
キット料金:2,600円(税込)
「ゴーストタウンのマップがバラバラに。ここは何丁目?」
「おばけ横丁」そこはお化けの歌が鳴り響き、お化けがわんさか住んでいるゴーストタウン。そんな町のどこかに隠されているという「歌う宝石」は、名前以外の詳細は一切不明という。
いったい何丁目まで続いていくのか・・・不気味な「おばけ横丁」の秘密を解き明かし、歌う宝石を手に入れろ!
今回はお化けたちの住むゴーストタウンが舞台。お化けと行っても、コミカルな見た目のゴーストたちばかりですのでホラーが苦手な人にも安心です。難易度も、第2弾に負けず劣らずの難しさでした。
ポイント
お化け横丁は1丁目からはじまって2丁目、3丁目と続いていきますが、なんと今回はマップがバラバラになっています。オマケに欠けてしまっている部分も。
それぞれの横丁の特徴を情報収集しながら、つなぎあわせていく。果たして何丁目まで続いていくのか・・・そんな不思議なパズルに挑戦している感覚でした。
お宝を発見するための「ひらめき」をたぐり寄せるには、目に見える情報だけでは足りないかも知れません。
まとめ「終了してしまった名作の謎解きをいつでも体験できる」
最近謎解きの楽しさを知った方の中には、残念ながらもう終わってしまった面白そうな公演タイプの謎解きを知って、悔しい思いをされている人もいるかもしれませんね。
私もタイミングが合わなかったり、チケットが売り切れてしまったりして、後から評判の良かった噂を聞いてはよく身もだえしています。
今回の「タカラッシュ!調査団」は、そんな「もう終わってしまった公演をもう一度!」という願いを叶えてくれました。
もちろん、実際に会場で行う公演タイプの謎解きの方が臨場感は高いのです。ですが、日程調整して、メンバーを募って、チケットを買って・・・という過程も楽しい反面、ときにはもっと気軽に遊べたらと思うこともあります。バーチャルキットには「場所や時間を選ばない」気軽さがあります。
また、バーチャルキットとは言え、中身の地図やアイテムは公演時に使用された本格的なもの。謎解きもひと筋縄ではいかない質の高いものばかりでした。謎を解き明かしたときの達成感や楽しい時間は、バーチャルキットでも十分に家族や友達と共有することができます。
タカラッシュ調査団のシリーズは、その後も公演が続いています。引き続きバーチャル化の続編も期待したいと思います!